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剣道と薙刀(なぎなた)はどちらが強いのか?
そんな疑問を抱いたことはありませんか?
剣道は男性も女性もやりますが、薙刀は女性の武道。
これらの異種武道で戦うとしたら女性同士の戦いとなるのでしょうか?
そんな疑問を抱えていたら、実際にこのような異種武道戦が行われている高校を発見いたしました。
香川県立琴平高校の異種武道大会
表題の疑問に答えるためではありませんが、長年、剣道対なぎなたの異種武道大会が行われている高校がありました。
それが香川県立琴平高校です。
参照 香川県立琴平高校HP
トップページの新着情報を見ると、(※個人名を省略して書き換えました)
- なぎなた部・団体戦、平成27年度全国高等学校総合体育大会 第54回全国高等学校なぎなた選手権大会:優勝
- なぎなた部・団体戦、国民体育大会「2015紀の国わかやま国体」:優勝
- 弓道部・女子個人、全国選抜大会香川県予選:優勝
- 剣道部女子、香川県高校新人大会:優勝
- 剣道部男子、同大会:準優勝
といった華々しい成績が並びます。
武道の盛んな高校のようですね。
そんな高校で行われているのが「剣道vsなぎなた」の異種武道大会です。
しかも女子戦と思いきや「男子剣道部vs女子なぎなた部」という大会なのです。
この高校のHPには「異種武道大会」のページがあって、26年度の結果が掲載されていました。
26年度は、1対0(3引き分け)の僅差で剣道部が勝利しています。
今年も27年度大会が開催されたようです。
佐賀県小城市でも行われていた異種武道大会 「桜武館」vs「牛津高校なぎなた部」
小城ばんたーねっとTVによるYouTube動画でも大会の様子が確認出来ます。
YouTube小城ばんたーねっとTVおぎゅっと
こちらは「桜武館剣道部(男子)」vs「牛津高校なぎなた部(女子)」のもようです。
白熱の試合でしたね。
手に汗握りました。
結果「桜武館剣道部2勝」対「牛津高校なぎなた部3勝」でなぎなた部の勝ちです。
剣道となぎなたの戦いとは
剣道となぎなたの異種戦ですが、以下の違いが勝敗を分けます。
- 竹刀と薙刀のリーチの違い
- 剣道には無い「すね」への攻撃
これらの違いから見るとなぎなたの方が有利のように思います。
「桜武館剣道部」vs「牛津高校なぎなた部」の試合でもなぎなたの長いリーチを活かした「すね」への攻撃を防ぐのは難しいようでした。
結局どちらが強いのか
香川琴平高校では毎年開催されるイベントのようで、剣道部の方もなぎなたに対する戦いを心得ているようです。
映像も見ましたが、二刀流や、「エアK」ばりに「すね」へを攻撃をジャンプで飛び越えての面などが迫力です。
参照 剣道VSなぎなた”異種武道大会”琴平高校で実際行われた大会です(YouTube)
さて、どちらが強いのかということについては、回答できないレベルの試合が繰り広げられるということが分かりました。
どちらもすごい!!
「どちらが強いのか」という包括的な命題への回答は不可能です。
スポーツで無く実戦だとしたら、なおさら優劣はつかないと思われます。
薙刀の刀身の型名(静型と巴型)にもなった静御前や巴御前の伝説も偽りではなさそうですね。
剣道vsなぎなたの試合をみて私が思い出したのは「アントニオ猪木vsモハメド・アリ」の異種格闘技戦です。
引き分けに終わりながらも、足のリーチを活かした太ももへの攻撃「アリキック」はアリに重傷を負わせるほどの破壊力を持っていました。
剣道vsなぎなたの戦い同様、リーチと下半身の攻撃がキーとなっていたのでした。
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