書籍の電子化・自炊のはじめ方
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デヴィッド・ボウイも出演した「戦場のメリークリスマス」、音楽は坂本龍一、メインテーマ「禁じられた色彩(Forbidden Colours)」はデヴィッド・シルヴィアンが歌っている。

デヴィッド・ボウイの世界映画情報音楽情報

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Photo by badgreeb RECORDS 

デヴィッド・ボウイも出演した「戦場のメリークリスマス」を観ました。
大島渚監督の1983年の有名な作品で、テレビでも何度も放送していたと思います。

しかし、今回観てみてびっくりすることに…
ほとんど記憶に残っていませんでした。

ひょっとすると私はこの映画を知っているだけで、観たことがないのかもしれません。

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戦場のメリークリスマス

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「戦場のメリークリスマス」はデヴィッド・ボウイが坂本龍一にキスするシーンとビートたけしの「メリー・クリスマス。ミスター・ローレンス。」という台詞を知らない人はめずらしいくらい有名な作品です。

私もこの2つのシーンは記憶の中に鮮明に残っていました。

しかし、観はじめて気づいたのですが、そのシーン以外は全く記憶に残っていないのです。
お恥ずかしいことに、これは初めて観る作品ではないかと思います。

エンディングでは、ビートたけしの台詞と同時に大粒の涙がこぼれました。

映画が始まってから目を離すことが出来ないほどの緊迫感を味わいました。
これは、名作です。

デヴィッド・ボウイ(ジャック・セリアズ)と坂本龍一(ヨノイ大尉)がキス(挨拶のキス)するシーンは、「文化の隔たり」「戦争の悲哀」「人生の悔恨」といったものを象徴しています。

エンディングのたけし(ハラ軍曹)がトム・コンティ(ジョン・ローレンス)に呼びかける台詞「メリー・クリスマス。ミスター・ローレンス。」には「ナショナリズム」や「生への渇望」が見事に凝集されていました。

何度観ても涙がこぼれてしまうかもしれないと思うほどの名台詞でした。(ネタバレしないようにあまり多くを書きませんが)伏線が生きています。

疑問はこの映画の主人公です。
たぶん主人公不在の映画です。
そのため、強烈なインパクトをもった台詞とエンディングを与えられた、ビートたけしを有名にしてしまったのだと思います。

この映画がなければ北野武監督は生まれなかったかもしれません。

デヴィッド・ボウイの出演した映画ということで観たのですが、完全に「たけしさん」に感動をさらわれてしまいました。

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戦場のメリークリスマスの音楽

戦場のメリークリスマス-30th Anniversary Edition- SHMCD
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戦場のメリークリスマスの音楽は坂本龍一さんが担当していることは本当に有名ですね。
そのサウンドトラックはアカデミー賞の作曲賞を受賞するほどの名盤です。

残念ながら、私はこのサウンドトラックは持っていませんでした。「戦場のメリークリスマス」を観ていないみたいなので、当然ですけど…

しかし、デヴィッド・シルヴィアンが歌った「Forbidden Colours(禁じられた色彩)」は聴いていました。

aladdindogsさんに情報を頂きましたが、この曲は「戦場のメリークリスマス」のメインテーマにデヴィッド・シルヴィアンが英詩をつけたものです。

この曲のタイトル「禁じられた色彩」は三島由紀夫の小説「禁色」から発想されているようです。

ボウイも三島由起夫に心酔していて、彼の自画像を描いたこともあります。

日本通のデヴィッド・ボウイとデヴィッド・シルビアンが「三島由紀夫」でつながってしまうところが不思議ですね。日本人としては誇らしくもあります。

※以下のページのコメントをご参照下さい。

デヴィッド・ボウイ周辺のアーティストたち⑤(ロキシー・ミュージック)
Photo by Eva Rinaldi  ブライアン・フェリーを中心としたバンドがロキシー・ミュージックです。 このバンドはデビッド・ボウイやマーク・ボランと共にグラムロックを牽引したアーティストとして知られています。 私がロキシー・ミュ...
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坂本龍一のアルバム(CHASM)

CHASM
CHASM image by Amazon

世界的に認められた坂本龍一さんですが、私はアルバムを1枚しか持っていません。

それが「CHASM」です。初めて買った坂本龍一さんのアルバムですが、私にとってはイタいアルバムとなりました。

聴いていると頭が痛くなります。
オープニングの2曲のラップと電子音が苦手でした。
この2曲があだとなって、坂本龍一さんのアルバムは買わなくなりました。

3曲目以降の曲はいいのですが、惜しいアルバムだと思います。

このアルバムにもデヴィッド・シルビアンが参加しています。

「World Citizen – I Won’t Be Disappointed/Looped Piano」という曲です。
この曲は大好きです。

デヴィッド・シルヴィアンのアルバム

デヴィッド・シルヴィアンを知ったのは「Everything And Nothing」という2000年発表のベストアルバムです。

私は「ジャパン」をよく知りません。
デヴィッド・シルヴィアンはソロになってから好きになっています。

私の洋楽趣味は1999年頃(デヴィッド・ボウイのアワーズ)始まっていますので、よほど好きにならないと、そこから遡っていません。

よい機会なので、ここでデヴィッド・シルヴィアンのアルバムをまとめておきます。

Everything And Nothing(2000年発表)

Everything & Nothing
Everything & Nothing image by Amazon

これはデヴィッド・シルヴィアンのベストアルバムですが、再録した曲や未発表の曲が多数収録されている「デヴィッド・シルヴィアンの決定版」とも言えるアルバムです。
これだけ持っていれば後はいらないかもしれません。

ジャケットの犬の眉が可愛いですね。

Gone To Earth(2003年リマスター)

Before The Bullfight (2003 Digital Remaster)
Before The Bullfight (2003 Digital Remaster) image by Amazon

「Gone to Earth」はデヴィッド・シルヴィアンのアルバムを遡るために購入しました。オリジナル・バージョンは1986年の発表です。

2003年バージョンは2枚組になっています。
このアルバムの印象は「Everything And Nothing」とあまり変わらなかったため、これ以上前のアルバムを聴くことはやめてしまいました。

Blemish(2003年発表)

Blemish
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「Blemish」は音楽雑誌で絶賛されていました。

当然、聴くことになるのですが、私にとってはこれもイタいアルバムでした。
坂本龍一さんの「CHASM」と同じです。

私は電子音楽が苦手なので(これを聴いた時はっきりしました)、私の感想は参考にならないかもしれません。

Manafon(2009年発表)

Manafon
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私にとってはこれも苦手でした。
リズムがなさ過ぎです。

Sleepwalkers(2010年発表)

Sleepwalkers
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ジャケットがキャット・ウーマンみたいでおもしろいですね。
これは各アーティストとのコラボレーション作品を集めたものです。

坂本龍一さんとの「World Citizen – I Won’t Be Disappointed/Looped Piano」は、このアルバムでも聴けます。

Died in the Wool(2011年発表)

ダイド・イン・ザ・ウール~マナフォン・ヴァリエーションズ [日本盤、解説/歌詞・対訳付]
ダイド・イン・ザ・ウール~マナフォン・ヴァリエーションズ image by Amazon

「Blemish」から、このアルバムに至るまで、あまり音楽性の変化がありません。
この頃になると、少し変わったものが聴きたいと思うようになりました。

このアルバムはマナフォンのリミックスアルバムです。

A Victim of Stars 1982-2012(2012年発表)

Victim of Stars 1982-2012
Victim of Stars 1982-2012 image by Amazon

これもベスト盤です。
このアルバムに「Forbidden Colours(禁じられた色彩)」が入っています。

「Everything And Nothing」とこのアルバムがあればいいという気持ちにさせてくれるアルバムです。

Snow Borne Sorrow(Nine Horses):2005年発表

Snow Borne Sorrow
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デヴィッド・シルビアンは2005年にナイン・ホーセスという新しいユニットを結成します。
行き過ぎた電子音楽はこのユニットでは、なりを潜め初期のシルヴィアンの音楽性を感じさせてくれます。

デヴィッド・シルヴィアンのまとめ

デヴィッド・シルビアンのボーカルはとても魅力的で、出されるアルバムを迷わず買ってしまってます。

しかし、電子音楽の追究について行けず失敗した気持ちになることも…

私には、彼の2組のベストアルバムとナイン・ホーセスだけで十分だったかもしれません。

© bluelady.jp

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戦場のメリークリスマス Blu-ray
エンディングが泣けます。

※Amazonにリンクします。


コメント

  1. J より:

    ジャパンは自分が初めて購入した洋楽アーティストでした(^_^;)
    犬ジャケの ベストに入ってますが、ジャパン時代の名ベーシスト、ミック・カーンのbuoyという曲が名曲過ぎて好きです。
    確か昔浦沢直樹 のモンスターだかのアニメの主題歌も歌っていた記憶があります。

    • Lin Lin より:

      J さん、ありがとうございます。
      私はジャパンをあまり知らないのですが、デヴィッド・シルヴィアンは初期の方がいいです。
      メロディアスでポップです。
      もしかしたら、ジャパンの方が私の好みに合っているのかもしれません。
      落ち着いたら、聴いてみようと思っています。

  2. aladdindogs より:

    やまりんさん、今度エルビスの60枚組CDBOXが出るそうです。
    貴重音源や未発表なんですが、60枚組ですよ!(4万円位だから、安い?)

    ボウイもこんなの出してくれないですかね。聴くの大変ですけど。

  3. aladdindogs より:

    あと「★」のリトグラフ付きは、予約であっという間に売り切れだったそうですよ。

    • Lin Lin より:

      エルビスって本当に知った曲ありません。ボウイは好きだったようですね。

      デヴィッド・ボウイの全CDボックスだとライブもあわせて35枚ぐらいですか?
      私はシングルCDについては4分の1ぐらいしかもっていないので、シングルもあわせれば60枚ぐらいになるのでしょうか?

      それに、以前aladdindogsさんがおっしゃっていたように未発表の音源をつけたすと100枚ぐらい。大げさですか?

      ライブにしてもボウイは公式ではあまり出していないので、もっと出してくれてもいいような気がします。

      リトグラフについては、もう笑うしかありません。
      再発してくれませんかね?

      • Lin Lin より:

        デヴィッド・ボウイの資料をみていたら、シングルは膨大な量が出てますね。私の持っているものって、ほんの少しと表現を改めておきます。

  4. koic より:

    古い記事にコメントしてすみません。
    私はDAVID BOWIEが一番好きですが、DAVID SYLVIAN/JAPAN はBOWIEの次に好きです。

    Linさんが聞かれたsylvianのアルバムですが、ベストアルバム以外は聴き続けるのが辛いものが多いですね(^^;)

    おすすめは1st「BRILLIANT TREES」と3rd「SECRETS OF THE BEEHIVE」です。
    sylvianのファンでもこの2枚のどちらかをベストに上げている方が多いです。

    Sylvianのソロとは音は違いますけど、JAPANの「OIL ON CANVAS」というライブアルバムもお勧めです。ライブアルバムですが、シンセをオーバーダビングしているので半スタジオアルバムみたいなものですが。土屋昌巳氏がギターで参加されています。また、故ミック・カーンのフレットレス・ベースが印象的です。

    • Lin Lin より:

      koicさん、書き込みありがとうございます。
      Japanはかみさんが好きです。
      1st「BRILLIANT TREES」と3rd「SECRETS OF THE BEEHIVE」も聴いてみたいですね。
      そのうちですけど…
      また、いろいろ教えてください。

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