Photo by Carla216
UKアルバム・チャートでは「★」を抜いて、1位を獲得してしまった「Best of Bowie」。
2002年に最初に発表されました。
このベスト盤は各国毎に収録曲を変えて発売され、20バージョン以上のアルバムが出されたのです。
これほどファン泣かせなコンピレーションはありませんでした。
日本のものは1CDで、他の国では2CDのものや2CD+1DVDのものもありました。
全てを買うのは無理だったので、数種類を選別して買うことにしました。
さらにコンピレーション・アルバムと同じジャケットでDVDも発売されました。
DVDは隠しトラックがあり、ジャケットに書いてある曲以外のものが数曲収録されているという凝った作りになっています。
Best of Bowie:CD
このアルバムの収録曲はアルバム「スペイス・オディティ」から「ヒーザン」の代表曲が網羅されています。
私が購入したのは日本(1CD)、UK(2CD)、US(2CD)、US(1CD+1DVD)、DE(1CD)の5種類です。
これらの組み合わせで購入した理由は、1CDのものを2種類、2CDのものを2種類、CDとDVDセットのものを1種類と考えたのだと思います。
このカバーはデジタル時代を象徴するようなデザインになっています。
思えばデヴィッド・ボウイの公式サイトは常に斬新で、一歩先を走っていました。
現在では情報を公開することを優先に考えたシンプルなものですが、一時はFlashによる動きのデザインが目をひいた時代もありました。
デヴィッド・ボウイに関するもの全てがアートだったのです。
Best of Bowie:DVD
ベスト・オブ・デヴィッド・ボウイ [DVD] image by Amazon
DVDもCDとおなじデザインのカバーでした。
曲目リストではDVD1に27曲、DVD2に20曲になっています。
しかし、隠しトラックが8曲収められていて、特殊な再生によって隠しトラックを再生できるようになっていました。
DVD1
- オー・ユー・プリティ・シングス(テイク2)
- クイーン・ビッチ
- 5年間
- スターマン
- ジョン、アイム・オンリー・ダンシング
- ジーン・ジニー
- スぺイス・オディティ
- ドライヴ・インの土曜日
- 火星の生活
- ジギー・スターダスト
- 愛しき反抗
- ヤング・アメリカンズ
- ビー・マイ・ワイフ
- ヒーローズ
- ボーイズ・キープ・スウィンギング
- D.J.
- 怒りをこめてふり返れ
- アッシュズ・トゥ・アッシュズ
- ファッション
- ワイルド・イズ・ザ・ウィンド
- レッツ・ダンス
- チャイナ・ガール
- モダン・ラヴ
- キャット・ピープル
- ブルー・ジーン
- ラヴィング・ジ・エイリアン
- ダンシング・イン・ザ・ストリート
DVD1 隠しトラック
- オー・ユー・プリティ・シングス(テイク1)
- インタビュー・ウィズ・ラッセル・ハーティ
- ジャズイン・フォー・ブルー・ジーン(短編映画)
- ブルー・ジーン(オルタナティブ・バージョン)
DVD2
- ビギナーズ
- アンダーグラウンド
- アズ・ザ・ワールド・フォールズ・ダウン
- デイ・イン・デイ・アウト
- タイム・ウィル・クロール
- ネヴァー・レット・ミー・ダウン
- フェイム ’90
- ジャンプ・ゼイ・セイ
- ブラック・タイ・ホワイト・ノイズ
- ミラクル・グッドナイト
- ブッダ・オブ・サバービア
- ハーツ・フィルシー・レッスン
- ストレンジャーズ・ホエン・ウィ・ミート
- ハロー・スペースボーイ
- リトル・ワンダー
- デッド・マン・ウォーキング
- セヴン・イヤーズ・イン・チベット
- アイム・アフレイド・オブ・アメリカンズ
- サーズデイズ・チャイルド
- サヴァイヴ
DVD2 隠しトラック
- デイ・イン・デイ・アウト(エクステンデッド・ダンス・ミックス)
- ミラクル・グッド・ナイト(リミックス・バージョン)
- セブン・イヤーズ・イン・チベット(マンダリン・バージョン)
- サヴァイブ(ライブ)
隠しトラックの再生方法は以下のページをご参照ください。
参照 DVD「Best of Bowie」隠しトラック指南(STRANGE FASCINATION)
このDVDを見れは、「Heathen」が発売された当時までの、デヴィッド・ボウイのだいたいのプロモーション映像を振り返ることが出来ます。
デヴィッド・ボウイファンには必携のアイテムであることは、間違いありません。
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ベスト・オブ・デヴィッド・ボウイ [DVD]
過去の映像を網羅した決定版DVDです。
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コメント
やまりんさん、おはようございます。
youtubeで公開されている、ボウイのオーディエンス前での最後のパフォーマンスとされる2006年のTV映像は見ましたでしょうか?
私は見るのは今回が初めてでした。
マイク・ガーソンのピアノ伴奏だけで歌われるボウイの最後のパフォーマンス「ライフ・オン・マース」。
他人の作ったコードをパクった曲ですが、よっぽど詩が採用されなかった事、そしてポール・アンカが付けた詩で「マイ・ウェイ」として大ヒットしてしまった事に頭にきていたにしても、最高に美しい歌である事には違いありませんね。
素晴らしいパフォーマンスでした。
aladdindogsさん
ありがとうございます。
youtubeの「Life On Mars」は以下でしょうか?
https://www.youtube.com/watch?v=_kPDJQBtHaY
私が最近よく聴いているのが「VH1 Storytellers」というCDです。
その冒頭が、マイク・ガーソンのピアノ伴奏の「Life On Mars」です。
このCDの「Life On Mars」後のMCで、ポール・アンカの「マイ・ウェイ」に触れて観客の笑いをとっています。
「Rebel Rebel」もさわりだけ入っていて、そこで交わされる腹話術的な会話も楽しそうです。(マーク・ボランとの出会いの話です。)
このボウイは「hours…」のころのですね。
髪が長くて、ラフなパーカーが、とても自然な感じで、かっこよかったです。
「VH1 Storytellers」にはDVDも付いていて日本語字幕もあります。
とても気にいっているので、次のボウイ記事は「VH1 Storytellers」にしようと思っています。(既に2記事書き上がっていますので、公開は少し先になるかもしれません)
いいえ、リアリティ・ツアーの2年後のショートヘアで、ブルーのスーツ姿の物です。
タイトルも「ラストパフォーマンス」となっています。
たぶん以下のものですね。
初めて見ました。
ありがとうございました。
https://www.youtube.com/watch?v=JWfYAxkBgQg
【追悼緊急出版】CROSSBEAT Special Edition 増補改訂版 デヴィッド・ボウイが到着したので、読んでいたら、興味深いインタビューがありました。
ダニー・マッキャスリンのインタビューで「全部で15曲〜16曲レコーディングしたよ」と言っています。
これが、本当ならば「★」のアウトテイクがたくさん残っているということになりますね。
「★」EXTRAが待ち遠しいです。