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昨年からニュースになっているハリウッド版の「攻殻機動隊」に北野武監督が登場することが分かりました。
「攻殻機動隊」は人気アニメ「サイコパス」にも影響を与え、実写とアニメの境界を無くしたような作品です。
そういった意味では実写版は必然なのかもしれません。
昨年、「攻殻機動隊」の実写映画化を知った際にも記事にしていますが、今回はスカーレット・ヨハンソンのキャスティングに触れておきたいと思います。
草薙素子=スカーレット・ヨハンソンで良かったのかな?
スカーレット・ヨハンソンはデビューアルバムや「プレステージ」等、デヴィッド・ボウイとの関連で知る以前からナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ)として知っていました。
※映画は「プレステージ」の方が先の公開ですが、端役過ぎてインパクトありませんでした。
アベンジャーズに登場する彼女のイメージがあまりにも強烈に固定化されたために、容易にスカーレット・ヨハンソンとナターシャ・ロマノフが結びついてしまいます。
さらに草薙素子とナターシャ・ロマノフは似すぎていて、草薙素子=スカーレット・ヨハンソンよりナターシャ・ロマノフ=スカーレット・ヨハンソンのイメージの方が強すぎることが懸念されます。
もっと言えばキャスティングが安直すぎて逆に違和感があります。
草薙素子というキャラクターを印象づけるためにはスカーレット・ヨハンソンではいけなかったのではないでしょうか?
もともとキャスティングに問題があった?
ハリウッド版「攻殻機動隊」には以前から「日本人が登場しない」という批判が持ち上がっていました。
日本の大ヒットコミック(アニメ)の実写版なのですから、日本人が出るのが当たり前という感覚の人たちからの批判も分からなくもありません。
こうした批判は「コジラ」の渡辺謙、「パシフィック・リム」の菊地凛子、芦田愛菜らが前例となっていることから来ているのでしょう。
今回、北野武さんが荒巻大輔役に抜擢されたことで、やっと前例にならうことが出来ました。
しかし、草薙素子はナターシャ・ロマノフ似だからヨハンソンで決まり、日本人で有名な北野監督を重要な役で使っちゃおう。
…といった見え透いた、ひねりのないキャスティングのように思えてなりません。
そんな安直さで「攻殻機動隊」は大丈夫なのかとても心配です。
こんなことなら、無理に実写化しなくても良かったんじゃないでしょうか?
まあ、描き尽くされた感のあるアニメだけに実写にでもしなければ未来はなかったのかもしれませんが…
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