デヴィッド・ボウイは初期のバンド・ソング(「デイヴィー・ジョーンズ&キング・ビーズ」「マニッシュ・ボーイズ」「デヴィッド・ボウイ・ウィズ・ロウワー・サード」、「デヴィッド・ボウイ&バズ」)、パイ・レーベルでのソロ・シングルを経て、デラム・レーベルからソロ・アルバムを発表します。
それが「David Bowie」です。
今では「The Deram Anthology 1966 – 1968」にまとめられていますので、デヴィッド・ボウイのコンピレーション「Early On (1964-1966)」の次に来るアルバムは「The Deram Anthology 1966 – 1968」と言っていいでしょう。
ここではデビューアルバム「David Bowie」とコンピレーションアルバム「The Deram Anthology 1966 – 1968」からベスト・ソングをピックアップします。
The Deram Anthology 1966 – 1968
The Deram Anthology 1966 – 1968 image by Amazon
「David Bowie」14曲の前に4曲、後ろに9曲を追加したものが、「The Deram Anthology 1966 – 1968」としてまとめられました。
2003年頃(2004年?)、「David Bowie」と同じジャケットで発売されたために、このコンピレーションとデビューアルバムの区別が難しくなってしまいました。
以下が収録曲です。太字がアルバム「David Bowie」の曲です。
The Deram Anthology 1966 – 1968
- Rubber Band (Single Version)
- The London Boys
- The Laughing Gnome
- The Gospel According To Tony Day
- Uncle Arthur
- Sell Me A Coat (Original Version)
- Rubber Band
- Love You Till Tuesday
- There Is A Happy Land
- We Are Hungry Men
- When I Live My Dream (1967 Version)
- Little Bombardier
- Silly Boy Blue
- Come And Buy My Toys
- Join The Gang
- She’s Got Medals
- Maid Of Bond Street
- Please Mr. Gravedigger
- Love You Till Tuesday (Single Version)
- Did You Ever Have A Dream
- Karma Man
- Let Me Sleep Beside You
- In The Heat Of The Morning
- Ching-A-Ling
- Sell Me A Coat (Remixed Version)
- When I Live My Dream (Version 2)
- Space Oddity (Original Version)
※5〜18までがアルバム「David Bowie」収録曲
David Bowie
デラムから発売されたデビューアルバムです。
飾り気のないジャケットからは後にグラム・ロックの担い手になるアーティストとは、想像もつきません。
このアルバムのオリジナルは「Uncle Arthur」から「Please Mr. Gravedigger」の14曲構成です。
※「The Deram Anthology 1966 – 1968」収録曲参照
David Bowie(DELUXE)
デヴィッド・ボウイのブレイク前を知るためには前述の「The Deram Anthology 1966 – 1968」と「David Bowie」があれば、ほぼ問題ありません。
しかし、「ラヴ・ユー・ティル・テューズデイ(Love You Till Tuesday)」のサウンドトラックにしかない曲(When I’m Five)もあります。
このサウンドトラックは現在では入手困難なアルバムになっています。
そこで、助かるのがアルバム「David Bowie」のデラックスエディションです。
このアルバムは2枚組になっていて、CD1にはアルバム「David Bowie」の14曲をステレオとモノの両方のアルバムミックスで28曲が収録されています。
貴重なのがCD2です。
「David Bowie」(DELIXE)- CD2
- Rubber Band(Single Version)
- The London Boys(Mono)
- The Laughing Gnome
- The Gospel According To Tony Day(Mono)
- Love You Till Tuesday(Single Version)
- Did You Ever Have A Dream
- When I Live My Dream(Single Version – Mono)
- Let Me Sleep Beside You(Single Version)
- Karma Man
- London, Bye, Ta Ta(Previous unreleased)
- In The Heat Of The Morning(Mono Vocal Version:Previous unreleased)
- The Laughing Gnome(Single Version – 2010 Stereo Mix:Previous unreleased)
- The Gospel According To Tony Day(Single Version – 2010 Stereo Mix:Previous unreleased)
- Did You Ever Have A Dream(Single Version – 2010 Stereo Mix:Previous unreleased)
- Let Me Sleep Beside You(Stereo Mix:Previous unreleased)
- Karma Man(Stereo Mix:Previous unreleased)
- In The Heat Of The Morning(Stereo Mix)
- When I’m Five(Love You Till Tuesday Soundtrack Version – Mono)
- Ching-A-Ling(Full Length Version – Stereo Mix:Previous unreleased)
- Sell Me A Coat(Remix – Mono)
- Love You Till Tuesday(Recorded for BBC Radio One’s Top Gear:Previous unreleased)
- When I Live My Dream(Recorded for BBC Radio One’s Top Gear:Previous unreleased)
- Little Bombardier(Recorded for BBC Radio One’s Top Gear:Previous unreleased)
- Silly Boy Blue(Recorded for BBC Radio One’s Top Gear:Previous unreleased)
- In The Heat Of The Morning(Recorded for BBC Radio One’s Top Gear:Previous unreleased)
このアルバムには「Love You Till Tuesday」バージョンの「When I’m Five」が収録されています。
「Love You Till Tuesday」のサウンドトラックが手に入れられない場合は、こちらで我慢しましょう。
この時期のコンピレーション
アルバム「スペイス・オディティ」以前の楽曲を集めたコンピレーションは複数発売されていて、私も何枚かコレクションしています。
どれも似たようなものが多く何を基準に曲を集めているのか、はっきりとは分かりません。
Rock Reflections
Rock Reflections image by Amazon
London Boy
The Gospel According To David Bowie
等です。
「The Deram Anthology 1966 – 1968」があれば、買う必要も無かったかもしれません。
当ブログのベスト選曲
1966年〜1968年の楽曲から好みの曲をピックアップするのは非常に難しいです。
どの曲も古すぎます。
モッド・デイズ : 1966 パイ・シングルズ image by Amazon
デヴィッド・ボウイがパイ・レーベルに残した楽曲(1966年)は今でも新鮮な感じがするのですが、デラム期の方が古くさく感じるのはどうしたことでしょう?
それでも曲数が多いので「The Deram Anthology 1966 – 1968」からは3曲ピックアップしました。
「David Bowie:DELUXE(Love You Till Tuesday)」からも1曲です。
- There Is A Happy Land
- Silly Boy Blue
- Karma Man
- Let Me Sleep Beside You
- In The Heat Of The Morning
- When I’m Five
オリジナルアルバムからは「There Is A Happy Land」「Silly Boy Blue」の2曲ということになります。
これら6曲の中から1曲選ぶとすると、私なら「Silly Boy Blue」です。
あまり話題にならないこの曲のマイナーなところがいいと思うのですが…
あれ?…これも「NOTHING HAS CHANGED」に収録されていますね。
今回は変更無しで決定しておきます。
気まぐれですみません。
……
さて、皆さんはいかがでしょうか?
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www.bluelady.jp – Recommended
David Bowie (Dlx)
「David Bowie」には2枚組のデラックス・エディションもあります。
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コメント
やまりんさん、私のチョイスは、ヒット性では「LOVE YOU TILL TUESDAY」ですけど、選ぶなら「THERE IS A HAPPY LAND」ですね。
ありがとございます。
ベストオブボウイにコンプリートでコメント頂けたら、私のものと同時発表しますね。
どう発表するか、考え中です。
aladdindogsさん、キャンセルしたつもりでいた「In Memory Of」というアルバムが届いてしまったので、聴いています。
聴き始めたら「Intro」が犬の吠える声と街の喧騒のような感じで、たぶんダイヤモンド・ドッグス・ツアーのものと思われます。
「Intro」が10分58秒も収められています。
こんな長い「Intro」を収めたCDは初めてです。
収録は1974年となっていますが、詳しいことが一切書かれていません。
収録曲は以下です。
Intro
1984
Rebel Rebel
Moonage Daydream
Sweet Thing
Changes
Suffragette City
Aladdin Sane
All The Young Dude
Cracked Actor
Rock’nroll With Me
曲のラインナップは最高です。
introと1984の間に音飛び(ライブなのにブランクがある)があります。(悲しい)
…これは「A Portrait In Flesh」の1枚目と同じ内容のようです。
買って失敗しました。
ベスト・オブ・ボウイは、まだコメントいただいていない方でも、途中参加OKです。
デヴィッド・ボウイの初期作品「To Be Love」という音源が公開になっています。
これ、はじめて聴きました。
http://nme-jp.com/news/16873/
やまりんさん、「TO BE LOVE」と言う音源、私も初めて聞きました。
だけど、私には全然ボウイの声に聞こえません。
「In Memory Of」は曲リストから、そうだと思ってました。
「Space Oddity」も2枚組ダラスリハーサルの1枚目だし、こんなやからが多くていい加減にして欲しいです。
ブートでいいから、「ヤンアメ グースターテープ」のフルリーク願います。
「Space Oddity」はキャンセルしてたんですけど「In Memory Of」はミスしてました。
とほほ…
「TO BE LOVE」はニセモノだという記事もあるみたいです。http://ro69.jp/blog/kojima/140918?count=2&topic=2