「ザ・ベスト・オブ・デヴィッド・ボウイ」は3部作になっていて、これほどしっかりしたコンセプトを感じられるボウイのベスト盤は他にはありません。
第1部の「ザ・ベスト・オブ・デヴィッド・ボウイ 1969-1974」はグラム期、第2部の「ザ・ベスト・オブ・デヴィッド・ボウイ 1974-1979」はソウル期といった具合にはっきりと選曲のコンセプトが分かります。
おっと忘れるところでした。第3部「ザ・ベスト・オブ・デヴィッド・ボウイ 1980-1987」はメジャーになってからのボウイの曲が集めてあるんです。
ザ・ベスト・オブ・デヴィッド・ボウイ 1974-1979
ザ・ベスト・オブ・デヴィッド・ボウイ 1974/1979 image by Amazon
ジャケット、ライナー共に「ザ・ベスト・オブ・デヴィッド・ボウイ 1969-1974」と同様のデザインになっています。
選曲もソウル中心で一貫しています。
THE BEST OF DAVID BOWI 1974/1979
- Sound And Vision
- Golden Years
- Fame
- Young Americans
- John I’m Only Dancing (Again)
- Can You Hear Me
- Wild Is The Wind
- Knock On Wood
- Tvc 15
- 1984
- It’s Hard To Be A Saint In The City
- Look Back In Anger
- The Secret Life Of Arabia
- DJ
- Beauty And The Beast
- Breaking Glass
- Boys Keep Swinging
- Heroes
うれしいのは「ザ・ベスト・オブ・デヴィッド・ボウイ 1969-1974」でも選曲してあった「John I’m Only Dancing」を再収録してくれたことです。
今回のバージョンはソウル・バージョンで全く違う曲に仕上がっています。
それとアルバム「Station to Station」のアウトテイク「It’s Hard To Be A Saint In The City」を収録してくれたのも最高でした。
ソウルフルな曲からプラスティック・ソウルへ、そして「Heroes」が最後に来ることで、デヴィッド・ボウイの一時代を見事に表現したアルバムになっています。
グラム期の「ザ・ベスト・オブ・デヴィッド・ボウイ 1969-1974」とあわせて交互に聴いてみるとデヴィッド・ボウイのすごさが分かりますよ。
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