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中国GPでは以前の予選ルールに戻りました。
これで、時間を残して予選を切り上げるチームはなくなりました。
最後のアタックで順位が変わる息詰まる攻防が復活しています。
しかし、マクラーレン・ホンダにしてみれば過去2戦のルールの方が良かったかもしれません。
心配された肋骨を負傷しているフェルナンド・アロンソですが、今回は出走を許可されています。
Q1のハミルトン、エンジントラブルでアタックできず。
雨は上がったもののホームストレートで2箇所の川が出来ているという複雑なコンディションで予選が始まりました。
程なくマノーのウェーレインがその水に足を取られクラッシュ。赤旗となってしまいます。
その赤旗の前にハミルトンのチームラジオからはエンジントラブルの報告が…
結局、ハミルトンは赤旗解除後もタイムアタックできず、ノータイムとなってしまいました。
Q2の終了間際の赤旗がマクラーレン・ホンダにとっては不運
マクラーレン・ホンダはユーズド・タイヤで最初のタイムアタックを終え、Q2終了間際のベストなコース状態になるのを待つ戦略でした。
そして、予定どおり新品タイヤでタイムアタックするためコースに出たのですが…
Q2の残り時間が1分30秒を切ったところで、フォース・インディアのヒュルケンベルグの前輪が脱落。
赤旗となってしまいました。
これにより、マクラーレン・ホンダ勢は二人とも最後のタイムアタックが出来ず、Q2止まりになっています。
今シーズンのマクラーレン・ホンダは不運に見舞われることが多く、実力を発揮できていないように見えます。
Q3の驚きはレッドブルのダニエル・リカルド2位
メルセデス、ハミルトンはトラブルによって最下位に沈んだものの、ロズベルグは盤石でトップタイムを刻みます。
続くのはQ2までのスピードから見て、フェラーリのベッテルとライコネンと思い込んでいました。
ところが、Q3終了間際のアタックで両者共にミスが目立ち、ロズベルグに迫ることが出来ません。
結果、レッドブルのダニエル・リカルドが2位に食い込み、メルセデスとフロントロウを分けることになりました。
決勝でのスタートで順位がどうなるか分かりませんが、ハミルトンが上位にいないだけに、リカルドやフェラーリに頑張ってもらいたいと思います。
また、マクラーレン・ホンダは中段からのスタートです。
スタートの混乱にまきこまれないように堅実にポイント獲得してくれることを期待します。
予選結果
ヒュルケンベルグはアンセーフ・リリースで3グリッド降格ペナルティーが決まっています。
順位 | ドライバー | チーム | 最速ラップ |
---|---|---|---|
1 | ニコ・ロズベルグ | メルセデス | 1’35.402 |
2 | ダニエル・リカルド | レッドブル | 1’35.912 |
3 | キミ・ライコネン | フェラーリ | 1’35.972 |
4 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 1’36.246 |
5 | バルテリ・ボッタス | ウィリアムズ | 1’36.296 |
6 | ダニール・クビアト | レッドブル | 1’36.399 |
7 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア | 1’36.865 |
8 | カルロス・サインツ | トロ・ロッソ | 1’36.881 |
9 | マックス・フェルスタッペン | トロ・ロッソ | 1’37.194 |
10 | ニコ・ヒュルケンベルグ | フォース・インディア | 1’37.333 |
11 | フェリペ・マッサ | ウィリアムズ | 1’37.347 |
12 | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン | 1’38.451 |
13 | ジェンソン・バトン | マクラーレン | 1’38.593 |
14 | ロマン・グロージャン | ハース | 1’38.425 |
15 | マーカス・エリクソン | ザウバー | 1’38.321 |
16 | フェリペ・ナッセ | ザウバー | 1’38.654 |
17 | ケビン・マグヌッセン | ルノー | 1’38.673 |
18 | エステバン・グティエレス | ハース | 1’38.770 |
19 | ジョリオン・パーマー | ルノー | 1’39.528 |
20 | リオ・ハリアント | マノー | 1’40.264 |
21 | パスカル・ウェーレイン | マノー | – |
22 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | – |
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