EMIを離れヴィクトリーからリリースされた「ティン・マシーンⅡ」。
サウンド+ヴィジョン・ツアーの後でティン・マシーンのセカンド・アルバムをリリースする予想外の行動に出たデヴィッド・ボウイ。
このアルバムではボーカルまでハント・セールズに明け渡してしまいました。
デヴィッド・ボウイ単独の曲はたった1曲
ファーストアルバムではデヴィッド・ボウイが単独で書いた曲が5曲あったのですが、セカンドアルバムではたったの1曲になってしまいました。
このアルバムをデヴィッド・ボウイとして捉えるのはやっぱり無理があります。
大好きだったファーストアルバムに比べてセカンドアルバムのクオリティーは地に落ちた感があります。
ただ、騒がしいだけという印象のアルバムです。
tin machine II
- Baby Universal
- One Shot
- You Belong In Rock N’ Roll
- If There Is Something
- Amlapura
- Betty Wrong
- You Can’t Talk
- Stateside
- Shopping For Girls
- A Big Hurt
- Sorry
- Goodbye Mr. Ed
デヴィッド・ボウイが単独で書いた曲は「A Big Hurt」のみになっています。
「Stateside」と「Sorry」はハント・セールズがボーカルを担当しています。
「Sorry」は「こんなアルバムを作ってしまってすみません」と言っているように聞こえます。
このアルバムから1曲…
やっぱり、このアルバムから曲を選ぶのはやめました。
デヴィッド・ボウイはティン・マシーンのやることは責任持てません…と言わんばかりに、いちメンバーという立場に身を置いています。
「A Big Hurt」を選ぼうかな…とも思いましたが、やっぱり無理でした。
アルバム「ネバー・レット・ミー・ダウン」共々、ボウイのディスコグラフィから(私個人としては)抹消してしまいたいと思います。
「ネバー・レット・ミー・ダウン」に続いて「選曲無し」となりました。
…1992年の東京ライブはいいと思うのですが…やっぱりこの騒がしさはライブでこそ真価を発揮するということなのでしょうね?
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コメント
こんばんは。一回お休みしてしまいました。ティンマシーンIIのリリースの際はテレビなど露出が高かった気がします。アルバムとしてはソリッドさが足りなかったのでしょうか?
個人的には、この曲でロキシーのファーストにはまったきっかけになったので、if there is somethingを推させていただきます。
さむたいらさん、ありがとうございます。
私の場合、ボウイがボーカルを取ってない曲があるだけでマイナスなのでした。
最近思うのはボウイのボーカルは本当に素晴らしいということです。
雰囲気が似た曲はボウイがボーカルだったらどうなるかと想像してしまいます。
お返事ありがとうございます。ボウイのボーカル、先日楽譜を買って眺めていたのですが、メロディの崩し方の妙など、素人なりにも素晴らしさが分かりました。
なお私、完全に乗り遅れてしまいましたが、過去のアルバムの私的ベストトラックをどこかで書かせていただいても大丈夫でしょうか?
さむたいらさん、ありがとうございます。
よろしくお願いします。
明日、0時5分ごろに「ブラック・タイ・ホワイト・ノイズ」のページをアップします。
そこのコメント欄に過去のアルバム名と曲名をセットにして書き込んでいただけるとうれしいです。
また、アルバムBEST10のページもあります。
アルバムのBEST10は以下のページのコメント欄にお願いします。
そのうちボウイのベスト・トラック10曲を選ぶページも起こす予定です。
Linさん:ありがとうございます!ではお言葉に甘えまして、後刻書かせていただきます。black tie white noise のレビューも楽しみにしております。
私は「Amlapura」を選ばせていただきました。
多分ファーストとセカンドの違いは、テイストの違いではないでしょうか。
ファーストは60年代後半から70年代前半のソリッドなブリティッシュ・ハード・ロックの再生なのに対し、セカンドはずっと後の時代のPOPなハード・ロックになってますね。
Linさんも言っている通り、セカンドではより、バンドのメンバーの一員に徹した感があります。
ボウイは全く同じ路線のアルバムを続けて出しません。
それとボウイの場合、POPになり過ぎてしまうと評価が低くなる様です。
aladdindogsさん、ありがとうございます。
テイストの違いのことは考えたこともありませんでした。
バンドの雰囲気は同じ印象を与えているのですが、おっしゃるとおりテイストが違うようですね。
あらためて、そのつもりで聴いてみます。
丁度、今日TIN MACHINEの4枚組CDブート「THE TIN MACHINE Ⅱ REHEARSALS AND OUTTAKES」が届きました。
以前に2枚組CDRが出ていましたが、ボリュームUPしてプレスCDでの登場です。
アルバム収録曲、各曲4〜5テイクと未発表曲が入っていますが、かなり最終テイクと違ったテイクが入っていて、以前正式に発売された、ストゥージスの「コンプリート・ファンハウス・セッションズ」を思わせます。
この手のシロモノにはフェイク物も多く「オルタネイト・ハンキー・ドリー」「オルタネイト・ジギー・スターダスト」などは、ラジオセッション・テイクをあたかもオルタネイト・テイクと偽ったものです。
ボウイのアルバム・セッション・アウトテイクは不思議な位出回ってないのです。
なので、これはちょっと奇跡です。
aladdindogsさん、ブートの購入が多いですね。
私もグラストンベリーのライブには興味あったのですが、いつも購入しているショップにはありませんでした。
ボウイ単独のステージと各アーティストのステージを集めたようなものはありましたが…
今はデヴィッド・ボウイの公式アルバムをCDで出して欲しいと望んでます。
outsideツアーで出来が意外と良かったbaby universalを
pixiesに影響されたのだろうとこの頃のボウイには感じますが若さが足りずといったところでしょうか。。
Jさん、outsideツアーは大好きです。
ボウイの過去の曲もロックテイストで甦っていたりしてテンションが上がりますね。