Sony Reader PRS-T3Sは私がメインで使用している電子書籍リーダーです。6インチでありながら、視認性は他の電子書籍リーダーより飛び抜けています。(個人的感想ですが…)
私は、なるべく本の雰囲気を残したまま(ノンブルやヘッダを残して)電子化しているほどです。
また、2段組の書籍(新書)を上下分割して1ページに表示させるという、他の電子書籍リーダーにはできない機能を実現することが出来ます。(上段→下段というようにページ送りして読めます)
サポートするフォーマットも最も多く、.bookやxdmfも読めます。ePubにするとSony Reader独自のノンブル(総ページ数 分の 現在ページ ex. 1/300)を自動で付与します。
数回の記事に渡って、私の設定サンプルをまとめておきます。(備忘録的)
※こちらの記事はあくまで私の設定ですので、絶対ではありません。記事をもとに自分にあった設定を発見してください。
Sony Reader PRS-T3S 小説(pdf)設定
上にノンブルやヘッダがある文庫本は上部の余白を少なく設定します。
本文画像の濃さは一般的な185にしています。
除去リミットは調整してください。章タイトルの除去はオンになったままですが、章タイトルは残ります。(このあたりは私にもよく分からないですが、操作パネルのノンブルを無しにしているからだと思います)
実際には原稿の上部にノンブルがあるのですが、ノンブルをなしに設定してノンブルの転送処理を行わないようにします。758×1024pixのpdfで出力します。
Sony Reader PRS-T3S 小説(ePub)設定
ePubにするとページ下に自動でノンブルがつきます。そのため下の余白は0にしてしまいます。
本文画像の濃さは一般的な185にしています。
ノンブルや章タイトルは除去してしまいますが転送は必要無いのでノンブル転送のチェックを外します。
ePUBの場合は原稿の上部のノンブルを削除しますので(ノンブルが自動でページ下に付与されるため)、ノンブルを原稿位置の左右上に設定します。758×1024pixのpdfで出力します。
Sony Reader PRS-T3S 小説(2段組)設定
Sony Reader PRS-T3Sは新書タイプの上下2段のブロックを1段ずつページ送りして読むことが出来ます。
その場合はSony Readerは横表示に設定しページ送りをします。
余白設定では、ページ上の段とページ下の段の位置ずれが気にならないように、上下の余白を同じに設定しています。
本文の濃さは一般的な185です。
上下の段で下の段のみノンブルが付いてしまって段の高さが変わるのが嫌なのでノンブル転送して左右下にノンブルを付けます。(ページ数は知りたいので削除してません)
Sony Readerを横にして使いますので、1024×1516pixにします。(1516は758×2です)
横にして2回のクリックで1ページが見えるようになります。
※Sony Reader PRS-T2でも試しましたが、横にした場合の解像度が単純に2倍になるわけではないようで、きれいに見えませんでした。
制作した書籍の操作例はこちら(Sony Reader PRS-T3Sで2段組新書版小説を読む方法:火の国のヤマトタケル(豊田有恒)を電子化)をご参照下さい。
Sony Reader PRS-T3S コミック設定
私はコミックSony Reader PRS-T2かKindle Paperwhiteで読んでますので、この設定はあまり使っていません。
余白は0で、画面いっぱいに表示するように設定します。
コミックが濃くなりすぎると黒地に白抜き文字がつぶれやすいので、レベル調整は薄めの設定を使います。
除去リミットは初期値にします。
758×1024pixで出力します。
注意
ページ補正と操作パネルのノンブル指定が少々複雑ですね。この記事の設定で私のやりたいことは出来ていますので、実際にこの通りやってみてください。そこで、自分の出力したいフォーマットと食い違いが出た場合はページ補正のノンブル転送と操作パネルのノンブル指定の食い違いがあるかもしれませんので、試行錯誤をお願いします(汗)。
どうしてもノンブルが上手く取れない場合はeTilTranをお試し下さい。
※原稿によってはeTilTranでもノンブルが取れない場合があります。その際はPhotoshop等の画像ソフトで個別に取っています。
© inifnity blue
コメント