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F1ベルギーGPはパワーサーキットとして知られています。
そこで、7つのトークンを使った新スペックのホンダ・パワーユニットを擁したマクラーレンが、どの位置でレースを終えるのかがとても興味深いレースとなりました。
マクラーレン・ホンダファンでなければタイヤ戦略の違うレッドブルのフェルスタッペンがどこまで頑張れるか、ドキドキしながらスタートを見守ったはずです。
ところがスタートのアクシデントでフェラーリの2台と共にフェルスタッペンは後方に沈んでしまいます。
その機に上位に躍進したのは後方からスタートしたフェルナンド・アロンソとハミルトンでした。
参照 Race highlights – Belgium 2016(formula1.com)
ジェンソン・バトンは1周でリタイア
スタートのフェラーリ2台とフェルスタッペンが生んだ混乱はマクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンにも影響を与えていました。
後方のパスカル・ウェーレインに追突されたバトンは1周でピットイン、リタイヤしてしまいます。
9位のスタートが水の泡となってしまいました。
しかし、代わりにフェルナンド・アロンソは最後尾から11位まで挽回していたのです。
フェルナンド・アロンソのバトルの意味
6周目、マグヌッセンの大クラッシュによる赤旗後、アロンソの順位はハミルトンを従えての4番手となっていました。
リスタート後はハミルトンにあっさりと交わされています。
さらにフォース・インディアのペレスにも抜かれてしまいました。
これらのことは、ホンダのパワーユニットはメルセデスに対抗することができないことを意味しています。
次の見所は35周目に訪れます。
フェルナンド・アロンソとフェラーリ・ベッテルとの攻防です。
この周、追い上げてきたベッテルにアロンソはあっさりと順位を明け渡しています。
ホンダのパワーユニットはフェラーリにも水を開けられたままということになります。
しかし、これまでのレースと違い、アロンソはウイリアムズのボッタスを抑えきり7位を獲得したのでした。
ついにマクラーレン・ホンダはウイリアムズに対抗できるパワーを得たと言っていいでしょう。
ホンダ・パワーで後半のレースが楽しみ
おそらくマクラーレン・ホンダMP4-31は以下のような順位のパフォーマンスを持つに至ったと思われます。
- メルセデスW07
- レッドブルRB12
- フェラーリSF16-H
- フォース・インディアVJM09
- マクラーレン・ホンダMP4-31
- ウイリアムズFW38
以下省略。
メルセデス、レッドブル、フェラーリは別格ですが、フォース・インディアは射程圏内に入ってきたと言えます。
フォース・インディアは今期の開発を終えていますので、マクラーレンが開発を続ければ4位への浮上もあると考えています。
これからの後半戦がますます楽しみになってきました。
結果
F1 2016 第13戦 ベルギーGP スパ・フランコルシャン・サーキット – 全44周(2016.8.28)
順位 | ドライバー | チーム | ポイント |
---|---|---|---|
1 | ニコ・ロズベルグ | メルセデス | 25 |
2 | ダニエル・リカルド | レッドブル | 18 |
3 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 15 |
4 | ニコ・ヒュルケンベルグ | フォース・インディア | 12 |
5 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア | 10 |
6 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 8 |
7 | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン | 6 |
8 | バルテリ・ボッタス | ウィリアムズ | 4 |
9 | キミ・ライコネン | フェラーリ | 2 |
10 | フェリペ・マッサ | ウィリアムズ | 1 |
11 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | |
12 | エステバン・グティエレス | ハース | |
13 | ロマン・グロージャン | ハース | |
14 | ダニール・クビアト | トロ・ロッソ | |
15 | ジョリオン・パーマー | ルノー | |
16 | エステバン・オコン | マノー | |
17 | フェリペ・ナッセ | ザウバー | |
r(5) | ケビン・マグヌッセン | ルノー | |
r(3) | マーカス・エリクソン | ザウバー | |
r(1) | ジェンソン・バトン | マクラーレン | |
r(1) | カルロス・サインツ | トロ・ロッソ | |
r(0) | パスカル・ウェーレイン | マノー |
ドライバーズ・ランキング
順位 | ドライバー(チーム:No) | ポイント |
---|---|---|
1 | ルイス・ハミルトン(メルセデス:44) | 232 |
2 | ニコ・ロズベルグ(メルセデス:6) | 223 |
3 | ダニエル・リカルド(レッドブル:3) | 151 |
4 | セバスチャン・ベッテル(フェラーリ:5) | 128 |
5 | キミ・ライコネン(フェラーリ:7) | 124 |
6 | マックス・フェルスタッペン(レッドブル:33) | 115 |
7 | バルテリ・ボッタス(ウイリアムズ:77) | 62 |
8 | セルジオ・ペレス(フォース・インディア:11) | 58 |
9 | ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア:27) | 45 |
10 | フェリペ・マッサ(ウイリアムズ:19) | 39 |
11 | フェルナンド・アロンソ(マクラーレン:14) | 30 |
12 | カルロス・サインツ(トロ・ロッソ:55) | 30 |
13 | ロマン・グロージャン(ハース:8) | 28 |
14 | ダニール・クビアト(トロ・ロッソ:26) | 23 |
15 | ジェンソン・バトン(マクラーレン:22) | 17 |
16 | ケビン・マグヌッセン(ルノー:20) | 6 |
17 | パスカル・ウェーレイン(マノー:94) | 1 |
18 | ストフェル・バンドールン(マクラーレン:47) | 1 |
– | エステバン・グティエレス(ザウバー:21) | [11] |
– | ジョリオン・パーマー(ルノー:30) | [11] |
– | マーカス・エリクソン(ザウバー:9) | [12] |
– | フェリペ・ナッセ(ザウバー:12) | [12] |
– | リオ・ハリアント(マノー:88) | [15] |
– | エステバン・オコン(マノー:31) | [16] |
コンストラクターズ・ランキング
フォース・インディアとウイリアムズ、マクラーレンとトロ・ロッソの順位が入れ替わりました。
順位 | チーム | ポイント |
---|---|---|
1 | メルセデス | 455 |
2 | レッドブル | 274 |
3 | フェラーリ | 252 |
4 | フォース・インディア | 103 |
5 | ウィリアムズ | 101 |
6 | マクラーレン | 48 |
7 | トロ・ロッソ | 45 |
8 | ハース | 28 |
9 | ルノー | 6 |
10 | マノー | 1 |
11 | ザウバー | [12] |
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