Photo by Takayuki Suzuki
2017年F1シーズンのマクラーレン・ホンダのドライバー・ラインアップが発表されました。
注目はジェンソン・バトンの動向です。
以前から噂されていたのがウイリアムズへの移籍です。
私も独自の予想を展開していました。
これによるとマクラーレン・ホンダのドライバーラインナップと同時に明らかになったフェリペ・マッサの引退だけでなく、バルテリ・ボッタスのフェラーリ移籍にも言及していました。
状況からはジェンソン・バトンのウイリアムズ移籍も可能だったように思えますが、実際はそうはならなかったのです。
フェルナンド・アロンソの相棒はストフェル・バンドーン
フェルナンド・アロンソは2017年までの契約がありますので、相棒は誰なのかとということが問題でした。
それはストフェル・バンドーンに決定ということです。
ストフェル・バンドーンはF1下位カテゴリーのGP2でめざましい活躍を見せました。
2014年のルーキーシーズンで総合2位、2015年は21レース中7回優勝し、2位のアレクサンダー・ロッシに160ポイントもの大差をつけてチャンピオンになっています。
まさに2015年GP2シーズンを支配したドライバーと言えるでしょう。
そして、2016年F1シーズンでもアロンソの代役として参戦した第2戦バーレーンGPにおいて10位に入賞し、マクラーレン・ホンダに2016年の初ポイントをもたらしています。
F1でフルシーズンを参戦する資格は十分に持っており、将来が楽しみなドライバーです。
マクラーレン・ホンダの2017年ドライバーラインアップは3人体制?
さらに、マクラーレン・ホンダはジェンソン・バトンとも2年の契約を発表しました。
ジェンソン・バトンはアンバサダーという形でチームに残ることになりました。
シミュレーションなどを通した開発ドライバー、リザーブドライバーも兼任するようです。
バトンの声明では1年間のサバティカルのように捉えられるのですが、実際はどうなるのでしょうか?
バトンは昨年の引退も視野に入れていたようですし、好きなことがしたくなったのかもしれません。
……
2018年レース・ドライバー復帰のオプションもあるようです。
このことは、いくらロン・デニスが否定しても、アロンソの抜けた穴を埋めるためのリザーブのような気がして仕方ありません。
ミカ・ハッキネン同様に引退してしまうのでは?
セナ亡き後、マクラーレン・ドライバーの代名詞となった「フライング・フィン」ミカ・ハッキネンは2001年のF1イタリアGPで2002年シーズンの休養を発表しました。
この時は引退を表明したわけではありませんでしたが、結局2002年のドイツにおいてF1引退を正式発表してしまいました。
1998年、1999年の連続F1ワールドチャンピオンにもなったハッキネンでしたが、2000年、2001年の低迷により、モチベーションは消え薄れていったのかもしれません。
ワールド・チャンピオンの引退とはどんな引き際でも寂しいものです。
ジェンソン・バトンも同様の状況になってしまわないことを祈るばかりです。
私としてはシーズン半ばには引退を発表して残りのシーズンを惜しまれながら終えていくというスタイルの方がいいと思うのですが、いかがでしょうか?
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