Photo by amika san
神田明神に「こち亀絵巻奉納」のニュースで「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が最終回を迎えるということを知りました。
少年ジャンプ連載40周年、200巻出版で最後になってしまうんですね。
残念なような気もします。しかし、私にとっては今でも続いていたことの方が驚きでした。
少年ジャンプに登場した「こち亀」
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私は週刊少年ジャンプを小学生の時から読んでいました。
最初は90円ぐらいではなかったかと思います。
「荒野の少年イサム」とか「トイレット博士」とかが連載されていたような気がします。
そして「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の連載が開始されました。
「こち亀」の作者は最初は「山止 たつひこ」だったと思います。
当時「週刊少年チャンピオン」に「がきデカ」というギャグ漫画が連載されていて、その作者が「山上 たつひこ」だったので、影響を受けていることは明かです。
作者の名前が似通っていたことには幼い私も批判的だったように記憶しています。
「ギャグ漫画とはこんなものか」というようなシニカルな感想だったようです。
……
当時の私はそれほどギャグ漫画を好きではありませんでした。
しかし、少年ジャンプの連載漫画は全て読んでいましたので、好きなストーリー漫画を読んだ後にギャグ漫画も読んでいました。
そのため「こち亀」も必ず読んでいました。
どちらかというと古くさい感じのするタッチの漫画はあまり好きではありませんでした。
同じ少年ジャンプの平松伸二の「ドーベルマン刑事」と本宮ひろしの作風を足して二で割ったようなタッチの漫画でした。
同じ警察官なので「ドーベルマン刑事」にも影響を受けていたのかもしれません。
……
中川圭一巡査の登場は早かったのですが、最初は両津勘吉が中心のストーリーが多いです。
両津のストーリーはどちらかというとコアな趣味の話とかが多くて、単なるギャグ漫画じゃ無い印象は強かったです。
そのうち秋本・カトリーヌ・麗子が登場し、他にもたくさんのおなじみのキャラクターが出てきて「こち亀」は面白くなっていきました。
コミックのタッチも丸みが出てくると「こち亀」の世界は段々親しみ安くなりました。
それは国民的な漫画になるほどだったのです。
秋本 治には違和感があった。
前述したように「こち亀」は作者のペンネームが連載途中で変わっています。
いつ頃のことだったのか忘れてしまいましたが、突然作者の名前が変わったことには驚きました。
ギャグ漫画の作家にしては当たり前なペンネームで違和感を覚えました。
しかし、この変更で他の漫画の借り物では無い「こち亀」の世界が確立されたでした。
……
秋本 治は40年も連載を続け、200巻ものコミックを出版したのですから、今では押しも押されぬ大漫画家です。
長い間「こち亀」をありがとうございました。
休載が一度もなかったという事実が本当に驚きです。
今後は読み切りなら「こち亀」を再登場させてくれるのでしょうか?
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