Photo by Sho Hashimoto
新海誠監督のことを書こうと思ったのは久々に書店に行ったことがきっかけです。
その書店の売れ筋の本は平積みになっていて、丁寧に解説ポップが立ててあるのです。
その一角の文庫本3冊の置き場に本が無いということに気づきました。
そこだけが品切れ、入荷待ちのポップが立てられていたのです。
その3冊こそ、新海誠監督の文庫本「秒速5センチメートル」「言の葉の庭」「君の名は。」だったのです。
アニメ監督の著作
アニメ監督でありながら、小説を書く人といえば富野由悠季監督、細田守監督らがあげられます。
学生の時から、こうしたアニメ界の人が小説を書くということに憧れを感じていて、富野由悠季監督の著作は、ほぼ読んでいます。
富野監督の文章は独特で、他の作家と比べると癖があるのですが、小説家として飯を食っている方たちより好きなくらいです。
ただ、初期作品の方が小説らしかったと思っているのですが…
……
細田監督の作品は「バケモノの子」ぐらいしか手に取ったことがありません。
アニメは好きなんですけど小説はそれほど感動しませんでした。
……
新海監督の小説が3冊も出版されているとは全く知りませんでした。
書店で売り切れのポップを見てから、店員さんに在庫確認したところ、予約が順番待ちになっているということでした。
それほど売れているということです。
私は映画「君の名は。」のヒットを知っていたので、店員さんにそのことを話すと店員さんは全く知りませんでした。
年配の方だったので、アニメには興味が無かったようです。
新海誠作品
新海誠監督のデビュー作は「ほしのこえ」です。
まだ、ビデオレンタルが全盛の時代で、私が「ほしのこえ」のことを知ったのもレンタルショップでした。
借りようかどうしようか迷ったすえ、結局借りなかったのか、全く作品の記憶がありません。
しかし、えらく人気の高い作品だということは記憶にのこっています。
理由は知りませんでしたが…
……
その後は、「秒速5センチメートル」や「言の葉の庭」が話題に上る度に観てみたいと思いつつ、いつも忘れてしまい、いまだに新海誠作品にふれたことがありません。
そして今年「君の名は。」の人気ぶりに接して、映画館に足を運びたい衝動に駆られるものの、仕事の締め切りが近づいているため、観に行くことは無理みたいです。
今年いっぱい臨戦態勢なので、また観ることができそうにありません。
新海誠監督の本
結局、書店に無かった文庫本はAmazonで注文することにしました。
小説 君の名は。 (角川文庫) image by Amazon
小説 言の葉の庭<小説 言の葉の庭> (角川文庫) image by Amazon
小説 秒速5センチメートル<小説 秒速5センチメートル> (角川文庫) image by Amazon
3冊ともいっぺんに注文すると、翌日には届きました。
通販の方が速く手元に届くという状況では、書店は保たないですね。
近くの本屋さんが一軒一軒無くなっていったのもうなずけます。
……
届いたことは届いたのですが、読む時間も無く。
結局積ん読になりそうです。
新海誠Walker
新海誠監督に興味を持ったので、もう一つ、注文しました。
それが「新海誠Walker」です。
実はこのページの本題はこの本のことです。
新海誠監督の作品は美術背景が美しいことでも知られています。
それを確認したかったので、この本を購入しました。
「新海誠Walker」はデビュー作の「ほしのこえ」から「君の名は。」まで、丁寧に解説してありました。
安彦良和のインタビューや神木隆之介・上白石萌音らの対談、各作品の絵コンテ、短編漫画「塔のむこう」等、盛りだくさんの内容ですが、メインは美術画です。
画集といっても差し支えない内容で、たくさんの美術背景が1ページ毎に紹介されていました。
どれも評判に違わず美しいできでした。
これを見てしまうと、新海誠監督の作品も観てみなくてはいけません。
でも小説が先かな。
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オススメ
小説 秒速5センチメートル<小説 秒速5センチメートル> (角川文庫)
※Amazonにリンクします。
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