Photo by sebi ryffel
マリリン・マンソンのページを起こした際に「Mechanical Animals」が3部作の一つであることを知ったので、3部作の全てのアルバムに興味がわきました。
そこで、全部聴いてみなければと思い立ち、一応「3部作」全アルバムを聴いてみました。
それぞれのサウンド傾向が違っていて、どれもいいです。
私の場合、全て守備範囲です。
疑問に思った3部作の関連ですが、「ホーリー・ウッド〜イン・ザ・シャドウ・オブ・ザ・ヴァリー・オブ・デス」は日本版を買って、大谷英之さんのライナーを読んだにもかかわらず、いまいちピンときませんでした。
付け焼き刃のマリリン・マンソン・ファンだからでしょうか?
「3部作」全てを通してコンセプト・アルバムとなっているというくらいの理解でいいのでしょうか?
アンチクライスト・スーパースター(Antichrist Superstar):1996年
アンチクライスト・スーパースター image by Amazon
このアルバムはナイン・インチ・ネイルズの「The Downward Spiral」に近い感じがしました。トレント・レズナーが参加しているからでしょうか?
もちろん、マリリン・マンソンのアルバムの方が聴きやすいです。
私は「Antichrist Superstar」の方が好みです。
大谷英之さんのライナーによると、このアルバムが完結編となっているようです。
3部作のリリースは時系列が逆になっているらしい。
……
最後の「Untitled」を99トラックにしたところに何か意図があるのでしょうね。
メカニカル・アニマルズ(Mechanical Animals):1998年
さらに聴きやすくなった「Mechanical Animals」はポップ・ロックの代表作です。
このジャケットがなければ、万人受けするアルバムだと思うのですが…
ホーリー・ウッド〜イン・ザ・シャドウ・オブ・ザ・ヴァリー・オブ・デス(Holy Wood in the Shadow of the Valley of Death):2000年
ホーリー・ウッド~イン・ザ・シャドウ・オブ・ザ・ヴァリー・オブ・デス image by Amazon
時系列では3部作の完結編であり、コンセプトでは発端であるアルバム。
このアルバムのドラマティックなところがいいです。
ホラーな感じのオープニングもカッコイイ。
3部作のなかでは最も好みです。
おわりに
マリリン・マンソンは「地獄からの帰還」という自伝も出版しているようですね。
このようなマルチメディアな活動はデヴィッド・ボウイに近いものを感じます。
1995年発表の「Outside」に影響を受けているのでしょうか?
……
今回3部作を聴いてみて、ますます、マリリン・マンソンが好きになりました。
近作も聴いてみたいです。
来年のバレンタインデーには最新アルバム「Say10」がリリースされると決まっているようですので、見逃せなくなりました。
「Say10」は「Antichrist Superstar」や「Mechanical Animals」に近いようですね。
「Antichrist Superstar」から20年の歳月を経て作られたアルバムはどのような原点回帰を見せるのか、期待が高まります。
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