書籍の電子化・自炊のはじめ方
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デヴィッド・ボウイのアウトサイド・ツアー

デヴィッド・ボウイの世界


Photo by Jessica S. 

年末にデヴィッド・ボウイのアルバム「Outside」で新年の幕開けにしようと考えていたのですが、実際には「Hours」ではじめてしまいました。

「Hours」はいいです。

このアルバムがヴァージン・レコードの要請で急遽つくられることになったアルバムとは、とても考えられません。

…ということで、2017年の聴き始めは「Hours」となってしまいましたが、このブログでは「Outside」に触れておきたいと思います。

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Outside Tour

1995年〜1996年にかけてデヴィッド・ボウイが行ったツアーはナイン・インチ・ネイルズやモリッシー、布袋寅泰等のゲストを招いての特別なツアーであったと伝え聞いています。

というのも、私はこのツアーを経験していません。

デヴィッド・ボウイファンになったのはこのツアーの後だったからです。

しかし、当時の音源を入手する度に、このツアーが素晴らしいものだったことを確認してきました。

……

特にナイン・インチ・ネイルズとのアメリカツアーは圧巻です。
ナイン・インチ・ネイルズとデヴィッド・ボウイがクロスするような構成のセットリストは驚きを禁じ得ません。

ナイン・インチ・ネイルズのバンドによる「サブテラニアンズ」、特にトレント・レズナー自らがサックスを吹くという導入から、トレントとボウイの二人でボーカルをとった「スケアリー・モンスターズ」は圧倒されます。

完成度が最高なのはインダストリアル調の「ハロー・スペイス・ボーイ」です。

また、デヴィッド・ボウイはナイン・インチ・ネイルズの「ザ・ダウンワード・スパイラル」の曲、「レプタイル」「ハート」を共に歌っています。

こんなステージがみられたら、最高でしょう。

……

ボウイ + ナイン・インチ・ネイルズという夢のようなツアーが現実のこととは、今では想像も出来ません。

この頃のボウイはナイン・インチ・ネイルズのファンの前でどのように受け止められたのでしょうか?

「ティン・マシーン」「ブラック・タイ・ホワイト・ノイズ」後のデヴィッド・ボウイの新しいパフォーマンスは当時の音楽シーンに凄まじいインパクトを与えたことは想像に難くありません。

このアウトサイド・ツアーを経てデヴィッド・ボウイはアーティストとしての完全復活を果たすことになるのでした。

© bluelady.jp


コメント

  1. aladdindogs より:

    最近読んだインタビュー記事では、イマンは「ブラタイ」ダンカンは「アウトサイド」を気にいっていたといいます。
    私は妻と2人で武道館公演を見ました。
    かなり、カッコ良かったです。
    布袋の「スターマン」も良かったです。布袋の曲は「ポイズン」など数曲しか知りませんでしたけど、ギターはかなり上手かったです。

    • Lin Lin より:

      aladdindogsさん、イマンが「ブラタイ」を好きなのにはうなずけます。
      あれはウエディング・アルバムです。
      私は布袋さんは、あんまり好きではありません。(ほとんど聴いたことがないので、食わず嫌いです。)

      もう少し早くボウイに目覚めていたら、と残念に思います。

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