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消滅 マクラーレンMP4シリーズ – 第4回 – :メルセデス・エンジンを搭載するもマクラーレンの低迷は続く。マルボロカラーの終焉「MP4/10」「MP4/11」

マクラーレンMP4


Photo by Moments of Yesterday 

セナが去った後、マクラーレンを支えるドライバーはミカ・ハッキネンとなります。

しかし、ハッキネンは、まだまだ下積みの段階で大きな花を咲かせるまでには時間が必要でした。

ハッキネンはロータス時代から評価が高く、注目していたドライバーだったのですが、アイルトン・セナが突如F1界から去ってしまったショックはなかなか癒やされませんでした。

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MP4/10(1995)


Photo by Dima Moroz 

前年のプジョーエンジンで懲りたのか、マクラーレンの1995年はメルセデス・エンジンにスイッチします。

ここから今のメルセデスへ通じるかと思うと感慨深いエンジン変更でした。

しかし、エンジンが定着せず、マシンの開発も思うに任せない低迷は深まっていきます。

1995年はナイジェル・マンセルが第3戦サンマリノGPと第4戦スペインGPに参戦しています。
しかし、完走したのはサンマリノGPのみでした。(10位完走)

サーキットによっては、この写真のようにセンターウイングを使用しましたが、あまりにもカッコ悪い最悪のマシンだと思います。

完走率も低く、プジョーエンジンの時よりも印象が悪いです。

「MP4/10」は「MP4/10B」「MP4/10C」とアップグレードされましたが、少しも良くなりませんでした。

マンセルの代わりにマーク・ブランデル、病気欠場したハッキネンの代わりにヤン・マグヌッセンが参戦し、ドライバーも安定しませんでした。

結局この年も前年に続き勝利することが出来ませんでした。

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MP4/11(1996)


Photo by Dima Moroz 

1996年は、ベネトンで2年連続のチャンピオンとなったミハエル・シューマッハがフェラーリに移籍し参戦した年です。

再びウイリアムズ・ルノーが力を取り戻し、チームメイトのデーモン・ヒルとジャック・ビルヌーブが戦うF1シーズンとなりました。

マクラーレンのドライバーは、この年からミカ・ハッキネンとデヴィッド・クルサードのラインナップになっています。

マクラーレンのマシン「MP4/11」は相変わらず、ぱっとせず、「MP4/10」から採用された本格的なハイノーズも見かけ倒しとなりました。

この年も勝利数は0です。

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マルボロ・カラー最後のマシン:MP4/11B

第10戦イギリスGPからはBスペックのマシンが登場します。

「MP4/11B」は勝利こそ無かったものの後半戦を盛り上げ、ミカ・ハッキネンが4度表彰台に上がっています。

このマシンで、マルボロ・カラーは最後になってしまいました。

「MP4/9」以降、勝利をあげられないマシンが続き、ハイノーズのマシンにマルボロ・カラーは似合わない印象が強く残っています。

© bluelady.jp

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コメント

  1. 中村 より:

    正直1994年以降見なくなったF1ですが、ミカ・ハッキネン氏が2回連続ワールドチャンピオン獲得するまでの過渡期(1995年~)だったので、今から思うと、もう少し延長して見て置けば良かったかなぁ、と思いました。
    マルボロカラーが最後だったのですね。泣

    1994年にセナ氏からマクラーレンエースの座を引き継いだハッキネン氏ですが、実力ありながら、タイトルどころか初優勝すら叶えず我慢の日々を過ごした時期ですね。
    同期デビューのシューマッハ氏にタイトル獲得を先越されたり、アメリカインディカーシリーズからやって来た新人ジャック・ビルニューブ氏にも先にタイトル獲得されたりしました。

    しかし、時代的にはシューマッハ&ハッキネン政権ですね。笑
    まだ、次世代のアロンソやライコネンの姿は現れず。

    このハッキネン氏が乗るマクラーレンメルセデスのテクニカルアドバイザーとして、プロスト氏がマシンテストも兼ねてマクラーレンに現場復帰したと記憶しています。
    この時ハッキネン氏にタイトル獲得のコツを伝授したかも?ラウダ氏のように

    • Lin Lin より:

      中村さん、ありがとうございます。
      フットワークとTAGポルシェエンジンが関係あったとは!
      知りませんでした。

      セナが亡くなったシーズンは私もほとんど見ていないと思います。
      それほど大きな存在でした。
      シューマッハが強すぎた時代もつまらなかったと思います。

      やっぱりバトルがないといけませんね。
      ハミルトンが強すぎるのも困りものです。
      だからこそ、来シーズンへの期待は大きいです。

  2. 中村 より:

    本当に今年のハミルトンは強すぎましたね。
    トップ5人の中で、唯一ひとりだけ全21戦ノーリタイア、全戦ポイント獲得(最低でも9位)ですからね。
    しかも年間3基のパワーユニットコンポーネントだけで走りきったのですから、恐れ入りますね。チームメイトのボッタスですら、最終戦で4基目を使ってしまったので、グリッド降格しましたから。
    来シーズンのハミルトンは、戦略変えてくるのではないかと思うのです。
    ホンダパワーユニットの性能が上がってきてるので、レッドブルのマックスが脅かす気配あるので、メルセデスも何戦かは降格グリッド覚悟で、最初から3基以上のパワーユニット使って来るのではないでしょうか?予想ですが

    フットワークなんですが、ジャパンマネーが豊富に入ったので、ポルシェに偽物エンジンを掴まされ様に思うのですね。
    翌年、鈴木亜久里氏がフットワークに移籍した時も、TAGエレクトロニクス製アクティブサスペンションがマクラーレンから買いましたよね(MP4/8で使っているものよりも安いタイプ)

    セナ氏亡き後、
    皇帝シューマッハが支配した時代が、しばらく続きましたね。アロンソが現れるまで

    • Lin Lin より:

      中村さん、フットワークにお詳しいですね。
      私はあの丸っこいフォルムが好きになれず、スルーしてました。すみません。

      今年のハミルトンを見ていると、来年も誰も寄せつけないのではないかと思えます。
      フェルスタッペンかフェラーリの二人が互角に戦えることを祈ってます。

  3. 中村 より:

    いえいえ、とんでもありません。
    本当に好きなんですね。フットワークも含めて、こういうF1が。
    確かに、まん丸いですよね。角張ってはいませんね。

    人によって好き嫌いありますよね。
    フットワークの前身であったアローズというチームが好きだったのかも知れません。
    現在、FIAのテクニカル統括責任者であるロス・ブラウン氏がアローズのマシンデザイナーだったと思います。
    それに、ベネトン時代のシューマッハ氏をチャンピオンに引き立てたのもブラウン氏で、シューマッハ氏と一緒にフェラーリへ移籍しましたね。

    ハミルトンを倒す1番手は、マックス?ルクレール?ベッテル?それともチームメイトのボッタスか?
    興味が尽きないです。

    • Lin Lin より:

      ベネトンの名機:B192からロス・ブラウンとロリー・バーンがデザインしてました。
      ベネトンのマシンは大戦時代の戦闘機を思わせてくれます。
      私は戦闘機も好きなのかも…現在はあまり詳しくないですけど、将来的には調べて見ても良いかな、と思います。

      中村さん、いろいろ教えていただいて助かります。

  4. 中村 より:

    いえいえ。教えるなど、とんでもありません。
    こちらこそ、管理者Lin様の運営サイトを見せて頂きありがとうございました。
    好きなジャンルで、つい話に夢中になってしまい申し訳ありません。

    たくさんあるので、時間かけて拝見させて下さい。
    またコメントで感想入れますので、お時間ある時にでも見ていただけると幸いです。

    戦闘機が好きでいらっしゃるのですね。
    F1も空力が大切ですね。
    私も機械ものは大好きですね。

  5. 中村 より:

    こんにちは(って朝からコメントばかり、すいません)

    戦闘機の事なのですが、
    アメリカ軍のオスプレイ(これも戦闘機になるのかな?)ありますよね!

    このオスプレイを見ますと何故か子供の頃に観ました、帰ってきたウルトラに出てくるMATの戦闘機(マットジャイロという名前だったと記憶?)を思い出します。
    ウルトラマンだなんて、年齢がばれそうです。笑

  6. 中村 より:

    ウルトラセブンは、ライブでは間に合いませんでした。
    まだ、私自身の影も形もありませんでしたから。笑

  7. 中村 より:

    じゃあ、先輩ということですね。大変失礼しました。
    それでプロフィールの平井和正先生の事が記載されていたわけですね。
    (恥ずかしながら、この関連は知識不足でして)

    私、1968年(昭和43年)生まれになります。

    エイトマンの放送時は、まだ白黒だったのですか?

    • Lin Lin より:

      エイトマンは白黒です。
      紙芝居みたいな、あまり動かないアニメでした。
      でもヒッチコックみたいな雰囲気もあり…

      私の原体験です。

  8. 中村 より:

    おはようございます。
    ストーリー内容は分からないのですが、エイトマンが難事件を解決していくエージェントヒーロー物だったような感じがするのですが?
    ジャンル的にはSF系になるのですか?

    主題歌の雰囲気が、初期の東芝CMソング(走る、走る東芝~♪回る、回る東芝~♪~)に似ていたように、子供心に記憶していました。

    もう少し早く生まれてきて、ライブで観たかったですね。
    年齢的にマッハGO!GO!のアニメが、何とかライブで間に合ったです。笑

    • Lin Lin より:

      中村 さん、F1以外のページも見て頂いてありがとうございます。

      最近エイトマンはアクオステレビのCMに使われています。
      3DCGになってます。
      子供の頃の8マンと違うので、違和感があります。

      エイトマンはTVが「エイトマン」コミックは「8マン」というタイトルでした。
      今でもコミックを読んだり、DVDを見たりしてます。

      また、ガンダム世代なので、「Gのレコンギスタ」の映画にも期待してます。
      最近、映画館から足がとおのいて、DVDやブルーレイ鑑賞ですませてますが…

  9. 中村 より:

    エイトマンのOP場面だけしか観ていないかも知れないですね(再放送では無く、他番組の紹介コーナーで)
    もしライブで観れた年代に生まれたとしても、我が家でテレビが観れたかどうか?想像出来ないですね!笑 昭和30年代
    当時としては
    内容も大人的で、子供には少し難しい雰囲気ありますね。

    訂正あります。
    マッハGO!GO!も本放送のときは、まだ生まれていなかった(最終回ぐらいに生まれていた)ので、ライブでは無く再放送で観てたのでしたね。
    すいません。

    私も、このごろ映画すっかり観なくなりましたね。

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