Photo by Sam Friedrich
私の場合、常に音楽の中心にデヴィッド・ボウイがいて、ボウイの参加しているアルバムを探し続けています。
それで、出会ったのがゴールディーの「サターンズ・リターン」というアルバム。
このアルバムを聴いているとデヴィッド・ボウイの「アースリング」そのままのような気がして来ます。
本当はどちらが本家なのか、よく分かりませんが、私のようなボウイ一筋にとってはボウイの影響を受けているように思えてなりません。
そんなアルバムにデヴィッド・ボウイが参加しているとあっては、聴いてみないといけません。
そうすると私にとっては「これはアースリングだ」となってしまうのでした。
サターンズ・リターン:1998年
このアルバムを聴いてしまうと、デヴィッド・ボウイの「アースリング」と姉妹アルバムかと思ってしまうほど、近い音楽性を持っているように思えます。
「サターンズ・リターン」が「アースリング」の翌年に発表されていることから、ボウイのマネかと思ってしまうのですが、ゴールディーという人はドラムンベースの第一人者なのですね。
実はボウイの方が影響を受けていたということなのでしょう。
収録曲は以下。
Saturnzreturn
[ Disc 1 ]
- Mother
- Truth
[ Disc 2 ]
- Temper Temper
- Digital
- I’ll Be There For You
- Believe
- Dragonfly
- Chico-Death Of A Rockstar
- Letter Of Fate
- Fury-The Origin
- Crystal Clear
- Demonz
このアルバムは2枚組でディスク1には1時間を越える大作「Mother」とデヴィッド・ボウイがボーカルとして参加した「Truth」が収録されています。
「Mother」は超絶レベルのアート作品です。
「Truth」はエイフェックス・ツインの「ヒーローズ」よりずっと聴きやすい曲です。
気にいってしまいました。
ディスク1については「アースリング」との相似性は感じられません。
ディスク2の「Temper Temper」「Dragonfly」「Crystal Clear」等を聴いてしまうと、「アースリング」をそのまま持って来たような錯覚に陥ってしまいます。
あるいはドラムンベース、ジャングルとはこういったリズムなのでしょうか?
……
このアルバムは「アースリング」ずきには必聴盤です。
ボウイを知らなくても気にいったと思います。
すごいアルバムです。
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コメント
ゴールディ、、懐かしい。このアルバム思い入れがある1枚です。
90年前半は仕事が超多忙・子育てもあり、音楽をサボっていた時期。
1997年ごろから復帰(??)したのですが、きっかけとなったのが、club経由 の音楽でした。テクノ、ヒップホツプ、唄モノ等々。その中でも、テクノであれば、このアルバムとエイフェックス・ツインをよく聴いてました。
Disc2 が好きでしたので、Bowie が参加しているのを忘れてました(いやはや・・)。ティン・マシーン解散以降は旧譜以外聴いておらずで復帰したのが「the Next Day」。今となっては、もったいないことをしたなと。
このアルバムはドラムンベースの傑作の一枚といわれているもので、 ここにBowie が参画したというのは、やはりエポックメイキングなことだと思います。正直、影響を受けたのは、Bowie の方でしょう。新しい「音」を作るのではなく、取り入れて租借するタイプではないかと思っています。
たこべいさん、ありがとうございます。
私はこのアルバムではじめてゴールディを知りました。
なかなかすごいです。
さて、David Bowie isが終わってしまいましたね。
最終日はすごい人出でニュースになっていました。
桜よりボウイだったようです。