本の朗読サービス、Audible(オーディブル)を試してみました。
最近、本を読む時間が極端に少なくなってしまったことから、Audibleを試してみたいと思っていました。
Audibleは本の朗読の音源を専用アプリで聴くサービスです。
読むのではなく聴く本ですね。
実際に聴いてみると良い面と悪い面が見えてきました。
Audibleにはアプリが必要
私が最初に困ったのはMacで聴けないということです。
私の場合、仕事をしながら聴きたいと思っていたので、当然仕事に使っているMacでAudibleを聴こうと思っていました。
ところが、Macのアプリがありません。
Windows10ユーザーにはアプリを提供しているようなので、Mac用のアプリも用意して欲しかったです。
とは言え、タブレット2Qやスマホがあるので問題ないのですが…
私はiPadにアプリをインストールして使ってみることにしました。
仕事しながらでOK
今まで電子書籍を買っていながら、読めなかった本にAudibleがあったので、早速トライしてみることに…
すると仕事しながら数時間で1冊分のAudibleが聴けました。
ストーリーも問題なく把握できました。
これなら今まで読めなかった本がすいすい頭に入ってきます。
文字がないと分からないことば
しかし、良いことばかりではありません。
Audibleは朗読であることから文章がそのまま発音されます。
意味不明な言葉もちらほら。
例えば「もうする」というような言葉は文字を見ればすぐ分かるのに、朗読だと文脈がなければ伝わりません。
私が聴いた「もうする」は「蒙する」だったのですが、朗読だと分かりにくい感じがしました。
場面展開が分かりづらい
私が仕事をしながら聴いたことが要因かも知れませんが、場面展開が非常に分かりづらかったです。
宇宙で戦争していたはずなのに、子供の頃を回想していた…というような場面展開が把握しづらく、何が起こったのか分からない。
小説を読んでいる場合、場面展開は読者を惹きつけるために必須です。
しかし、Audibleではつらいと感じました。
朗読者によっては聴きたくなくなるかも?
朗読者がとても魅力のある声の持ち主はいいのですが、このストーリーでこの声はちょっと頂けないと感じる場合もあります。
本の内容は素晴らしいのに声が好きになれなくて聴けなくなってしまうこともありました。
この点はマイナスかも…
サービスとしては魅力的だが…
今まで読めなかった本が、ちょっとした時間の使い方で頭に入れられるという体験は最高でした。
今までになかった「本を楽しむ形」を提供してくれているという意味において、Audibleは価値あるサービスだと感じました。
反面、聞きながすことによって感情移入しづらいというデメリットがあります。
時間があれば文章を読んだ方が間違いなく本の世界に没入できるでしょう。
文章でとらえるか、音声でとらえるか…いずれにしても、本の世界に埋没するためには余裕と時間が必要だと思います。
しかし、睡眠の前に、通勤しながら、仕事中に…そんな何気ない、いつもの時間にAudibleを使うという選択肢があるのです。
そうしたルーティーンな生活のなかにAudibleを取り入れれば、同じ時間も豊かになりそうです。
このサービスを上手く使うためにはユーザーのライフスタイルを変えることが先決かもしれません。
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