「Crying フリーマン」は池上遼一の漫画の中では、あまり記憶に残っていませんでした。
私は「男組」や「男大空」を何度も読んでいたのですが、「クライング フリーマン」は一度読んだだけなのではないでしょうか。
サラリーマン時代の忙しい時期だったのかもしれません。
Kindleのまとめ買いがお得な金額になっていたので、懐かしさもあって読み始めたら、止まらなくなってしまいました。
クライング フリーマン:全9巻
「クライング フリーマン」は全9巻の作品。
暴力的な設定でありながら、男らしさや愛情、悲哀が溢れた作品です。
主人公やその妻が陶芸家や画家から暗殺者になってしまうという設定には無理があるように思うのですが、読み始めるとそんなことは気にならなくなりました。
池上遼一の漫画では絶頂期の作品だと思います。
主人公「火野村窯(竜太陽)」の両手両足で自在に操るナイフ技がとにかくすごいです。
……
私は前述したように池上遼一の作品は「男組」と「男大空」が強く印象に残っています。
ヒーローの流全次郎や祭俵太の強さに憧れました。
「クライング フリーマン」は少し大人向けの内容になっていますが、男らしさ・強さを描いた点では「男組」と「男大空」と変わりありません。
ただ、エンディングのエピソードが唐突過ぎて描ききったストーリーとは言えません。
もう少し「火野村窯(竜太陽)」と「日野絵霧(虎清蘭)」が共に戦うエピソード描いて欲しかった気がします。
……
池上遼一の同系統の作品に「傷追い人」があります。
こちらも夢中で読みました。
「クライング フリーマン」も「傷追い人」もヒーローの男らしさがハンパじゃないです。
「クライング フリーマン」は描き切れてない印象を受けましたので、作品の完成度という面では「傷追い人」の方がおすすめです。
© bluelady.jp
オススメ
※Amazonにリンクします。
コメント