田中芳樹では「銀河英雄伝説」と「アルスラーン戦記」が代表的作品の筆頭にあげられると思います。
そして続くのがこのほど完結した「タイタニア」と、このページで紹介する「七都市物語」です。(言い切っていいのかな?)
「七都市物語」は1986年から1990年にかけて発表された作品で構成されています。
当時、スペースオペラの田中芳樹が地球を舞台にし、しかも「大転倒」や「オリンポスシステム」といった(強引な)設定でSF小説を書き始めたということで、飛びつきました。
そして、27年の時を経て新版が出るというので、一応買っておこうとAmazonで予約していました。
七都市物語〔新版〕
七都市物語〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA) image by Amazon
まず、うれしかったのは挿絵が今回も小林智美だったことです。
旧版のイラストはそのまま入っています。
巻頭のイラストは2色刷からモノクロに変更されました。
表紙まで同じイラストです。
……
新版といいつつ、文字を大きくしただけかと思ってガックリしたのですが、そんなものではありませんでした。
なんとエピソードが1つ追加されていました。
追加されたのは「『帰還者亭』事件」という短編です。
10ページに満たないエピソードですが、ファンとしては最高にうれしかったです。
さらに解説は「星界シリーズ」の森岡浩之とあっては買わないわけにはいかないでしょう。
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