Photo by Jake Archibald
先日行われたF1ブラジルGPにおいて、どうしても理解出来なかったことがあります。
それは、信頼性不足のためパワーダウンさせたルノーエンジンを積んだトロ・ロッソのピエール・ガスリーが、メルセデスエンジンのランス・ストロールをオーバーテイクしてしまったことです。
ピエール・ガスリーのドライバーとしてのパフォーマンスがランス・ストロールを上まわっていたと考えるとたやすいのですが、ルノー・エンジンとメルセデス・エンジンの差を埋めるものだったのでしょうか。
対して、ホンダエンジンを積んだマクラーレンのアロンソがストロールと同じメルセデスエンジンのフェリペ・マッサを抜けなかったというのも解せません。
ブラジルGPが終了してからも気になっていました。謎なのです。
その回答のヒントになる記事を見つけました。
それが、スポルティーバの最新記事です。
参照 ウイング立てて直線伸びず。なのにアロンソはホンダ批判という理不尽(Sportiva)
高速区間を捨てたマクラーレンとダウンフォースを削ってでもストレートスピードを上げようとしたトロ・ロッソの差
トロ・ロッソのマシンはパワーがないことが分かっていたため、ダウンフォースを極力削ったセッティングになっていました。
しかし、マクラーレンのマシンはパワーがないにもかかわらず、ダウンフォースをつけたセッティングになっていたのです。
このようなセッティングの違いはどうやらマクラーレンのマシン特性やチームの方向性によるもののようです。(スポルティーバの記事を参照のこと)
……
最近、フェルナンド・アロンソは来期のトロ・ロッソを心配するような発言やホンダをバッシングするような発言が目立ちます。
しかし、それほどホンダの状況は悪いわけではなさそうです。
フランツ・トストはホンダとの2018年の成功を疑っていないようですし、ホンダが真価を発揮できれば2019年のレッドブル・ホンダも現実味を帯びてきます。
2018年のF1はマクラーレンとトロ・ロッソに目が離せません。
どちらが正しいパートナーを引き当てたのでしょうか?
……
ただし、使用できるエンジンが3機のみというレギュレーションでは信頼性不足のルノーやホンダにとって厳しいことには変わりないでしょう。
かなりドキドキする状況です。早く2018シーズンが始まって欲しいと思います。(まだ2017年シーズンが終わってませんが…)
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