トロロッソ・ホンダが高い信頼性を示している中、マクラーレンは去年と同様に苦しんでいます。
昨日は順調にテストを消化し、問題なさそうに見えたのですが、今日もタイムを記録しないうちにエンジンが壊れてしまいました。
他チームのルノーエンジンは順調なので、マクラーレン固有の問題としか考えられません。
2018年F1バルセロナ・プレシーズンテスト第2回最終日(3月9日:午前)
That papaya and blue, though. 👌😍 pic.twitter.com/qYjSfhT307
— McLaren (@McLarenF1) 2018年3月9日
2017年でホンダとマクラーレンは袂を分かつことになりました。
残念に思ったのですが、このテストの結果を見れば本当によかったといえます。
昨年マクラーレンはトラブルのたびにホンダのせいにしてきました。
しかし、このプレシーズンテストの結果を見ればマクラーレンが悪かったのだと分かります。
ホンダのエンジンを積んでもルノーのエンジンを積んでも壊れるのですから、もうどうしようもありません。
アロンソもテストはいらないくらいと言っていたにも関わらずマクラーレンの現状は最悪です。
アロンソの発言の信憑性もなくなってしまいました。
……
It’s been quite a good morning so far, @BrendonHartley currently has the most laps (77) with a best time of 1:19.152 in 3rd 💪 #F1Testing pic.twitter.com/3c1eeT5sr5
— Toro Rosso (@ToroRosso) 2018年3月9日
トロロッソ・ホンダは昨日ピエール・ガスリーが169周走行し、タイムも3番手タイムを残しています。
対してブレンドン・ハートレイは第1回テストの3日目に雪で走れず、ガスリーと比べると少しパフォーマンスを発揮できていません。
昨年からガスリーの方が速そうだと思っていたのですが、実際にはどうなるでしょうか?
レースを見てみるまで分かりません。
トロロッソは例年若手のよいドライバーを揃えてきたので、今年も期待していいでしょう。
フランツ・トストが目標として掲げるようにホンダエンジンでマクラーレンを倒してもらいたいと思います。
……
今日もランチタイムはありません。
とりあえず午前の結果は以下。
順位 | ドライバー | チーム | タイヤ | ベストタイム |
---|---|---|---|---|
1 | キミ・ライコネン | フェラーリ | Hyper-soft | 1分17秒221 |
2 | ロマン・グロージャン | ハース | Super-soft | 1分18秒590 |
3 | ブレンドン・ハートレイ | トロロッソ | Hyper-soft | 1分18秒949 |
4 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | Super-soft | 1分19秒464 |
5 | エステバン・オコン | フォース・インディア | Soft | 1分19秒667 |
6 | セルゲイ・シロトキン | ウィリアムズ | Soft | 1分20秒250 |
7 | ダニエル・リカルド | レッドブル | Medium | 1分20秒275 |
8 | シャルル・ルクレール | ザウバー | Soft | 1分20秒878 |
9 | カルロス・サインツ | ルノー | – | – |
10 | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン | – | – |
ハースが速いのには驚きです。
午後のテスト結果にも目が離せません。
……
最終結果は以下。
順位 | ドライバー | チーム | タイヤ | ベストタイム | 周回 |
---|---|---|---|---|---|
1 | キミ・ライコネン | フェラーリ | Hyper-soft | 1分17秒221 | 157 |
2 | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン | Hyper-soft | 1分17秒784 | 93 |
3 | カルロス・サインツ | ルノー | Hyper-soft | 1分18秒092 | 45 |
4 | ダニエル・リカルド | レッドブル | Super-soft | 1分18秒327 | 92 |
5 | ロマン・グロージャン | ハース | Ultra-soft | 1分18秒412 | 181 |
6 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | Medium | 1分18秒825 | 104 |
7 | ブレンドン・ハートレイ | トロロッソ | Hyper-soft | 1分18秒949 | 156 |
8 | エステバン・オコン | フォース・インディア | Hyper-soft | 1分18秒964 | 163 |
9 | シャルル・ルクレール | ザウバー | Hyper-soft | 1分19秒118 | 75 |
10 | セルゲイ・シロトキン | ウィリアムズ | Soft | 1分19秒189 | 105 |
11 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | Super-soft | 1分19秒464 | 97 |
12 | ランス・ストロール | ウィリアムズ | Soft | 1分19秒954 | 27 |
アロンソは午前のトラブルを乗り越えて、いいタイムを出しています。
トロロッソ・ホンダはPUから異常なデータが検出され、2時間早くテストを終了させています。
そのため、タイムアタックは無しになりました。
もうちょっとだったのに惜しかったです。
周回数としては156周と十分な距離を走っています。
4日間のテストを1基のPUで498周なので、だいたい7レース分走ったということになります。
今期は21戦。3基のエンジンを使えるので、ギリギリの耐久性ですね。
この「ギリギリ」がいいのでは。
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