トロロッソ・ホンダのプレシーズンテストは有意義に終了しました。
開幕が本当に楽しみな状況です。
昨年の悪夢はもう忘れていいと思います。
第2回のテストからホンダ「RA618H」は開幕仕様に変わっています。
この仕様のエンジンがシーズン前半戦のカギとなるでしょう。
2018年第2回プレシーズンテスト1日目(3月6日)
順位 | ドライバー | チーム | タイヤ | ベストタイム | 周回 |
---|---|---|---|---|---|
1 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | Medium | 1分20秒396 | 171 |
2 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | Soft | 1分20秒596 | 86 |
3 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | Medium | 1分20秒649 | 130 |
4 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | Soft | 1分20秒596 | 91 |
5 | ピエール・ガスリー | トロロッソ | Soft | 1分20秒973 | 54 |
6 | ケビン・マグヌッセン | ハース | Soft | 1分21秒298 | 96 |
7 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ルノー | Medium | 1分21秒432 | 48 |
8 | カルロス・サインツ | ルノー | Soft | 1分21秒455 | 91 |
9 | セルゲイ・シロトキン | ウィリアムズ | Soft | 1分21秒588 | 42 |
10 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア | Soft | 1分21秒643 | 3 |
11 | マーカス・エリクソン | ザウバー | Super-soft | 1分21秒706 | 120 |
12 | ストフェル・バンドーン | マクラーレン | Super-soft | 1分21秒943 | 38 |
13 | ランス・ストロール | ウィリアムズ | Hyper-soft | 1分22秒937 | 86 |
トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは午前中にフェラーリ、メルセデス、レッドブルに次ぐタイムをマーク。
しかし、午後はブレーキシステムの問題で走行することが出来ませんでした。
マクラーレンは電気系トラブルでまともに走れていません。
2018年第2回プレシーズンテスト2日目(3月7日)
順位 | ドライバー | チーム | タイヤ | ベストタイム | 周回 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ダニエル・リカルド | レッドブル | Hyper-soft | 1分18秒047 | 165 |
2 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | Ultra-soft | 1分18秒400 | 90 |
3 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | Ultra-soft | 1分18秒560 | 85 |
4 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | Soft | 1分19秒541 | 65 |
5 | ブレンドン・ハートレイ | トロロッソ | Hyper-soft | 1分19秒823 | 119 |
6 | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン | Hyper-soft | 1分19秒856 | 57 |
7 | カルロス・サインツ | ルノー | Medium | 1分20秒042 | 88 |
8 | ロマン・グロージャン | ハース | Soft | 1分20秒237 | 78 |
9 | キミ・ライコネン | フェラーリ | Soft | 1分20秒242 | 49 |
10 | ランス・ストロール | ウィリアムズ | Soft | 1分20秒349 | 63 |
11 | カルロス・サインツ | ルノー | Super-soft | 1分20秒758 | 102 |
12 | エステバン・オコン | フォース・インディア | Soft | 1分20秒805 | 130 |
13 | シャルル・ルクレール | ザウバー | Super-soft | 1分20秒919 | 160 |
14 | ランス・ストロール | ウィリアムズ | Soft | 1分22秒350 | 80 |
各チーム柔らかいタイヤをテストし始めています。
今年はソフト系のタイヤは以下の4つ。下に行くほど柔らかくなります。
- Soft
- Super-soft
- Ultra-soft
- Hyper-soft
ちなみにハードタイヤは2種類です。
- Hard
- Super-hard
多すぎる気もしますが、今年は昨年よりラップタイムが上がっているので、よいのでしょうか?
この日もトロロッソ・ホンダは好調で、5番手タイムを記録しています。
対してマクラーレンはオイル漏れでエンジン交換を実施しました。
2018年第2回プレシーズンテスト3日目(3月8日)
順位 | ドライバー | チーム | タイヤ | ベストタイム | 周回 |
---|---|---|---|---|---|
1 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | Hyper-soft | 1分17秒182 | 188 |
2 | ケビン・マグヌッセン | ハース | Super-soft | 1分18秒360 | 153 |
3 | ピエール・ガスリー | トロロッソ | Hyper-soft | 1分18秒363 | 169 |
4 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ルノー | Hyper-soft | 1分18秒675 | 79 |
5 | カルロス・サインツ | ルノー | Hyper-soft | 1分18秒725 | 69 |
6 | ストフェル・バンドーン | マクラーレン | Hyper-soft | 1分18秒855 | 151 |
7 | マーカス・エリクソン | ザウバー | Hyper-soft | 1分19秒244 | 148 |
8 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | Medium | 1分19秒296 | 84 |
9 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | Medium | 1分19秒532 | 97 |
10 | ロバート・クビサ | ウィリアムズ | Super-soft | 1分19秒629 | 73 |
11 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア | Hyper-soft | 1分19秒634 | 159 |
12 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | Soft | 1分19秒842 | 187 |
13 | ランス・ストロール | ウィリアムズ | Ultra-soft | 1分20秒262 | 67 |
ベッテルがついに17秒台に突入しています。
メルセデス、レッドブルはタイムよりはロングランを重視したテストを行っています。
そのためトロロッソ・ホンダのタイムは3番手に付けることになりました。
この日はマクラーレンも好調です。
2018年第2回プレシーズンテスト最終日(3月9日)
順位 | ドライバー | チーム | タイヤ | ベストタイム | 周回 |
---|---|---|---|---|---|
1 | キミ・ライコネン | フェラーリ | Hyper-soft | 1分17秒221 | 157 |
2 | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン | Hyper-soft | 1分17秒784 | 93 |
3 | カルロス・サインツ | ルノー | Hyper-soft | 1分18秒092 | 45 |
4 | ダニエル・リカルド | レッドブル | Super-soft | 1分18秒327 | 92 |
5 | ロマン・グロージャン | ハース | Ultra-soft | 1分18秒412 | 181 |
6 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | Medium | 1分18秒825 | 104 |
7 | ブレンドン・ハートレイ | トロロッソ | Hyper-soft | 1分18秒949 | 156 |
8 | エステバン・オコン | フォース・インディア | Hyper-soft | 1分18秒964 | 163 |
9 | シャルル・ルクレール | ザウバー | Hyper-soft | 1分19秒118 | 75 |
10 | セルゲイ・シロトキン | ウィリアムズ | Soft | 1分19秒189 | 105 |
11 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | Super-soft | 1分19秒464 | 97 |
12 | ランス・ストロール | ウィリアムズ | Soft | 1分19秒954 | 27 |
好調のホンダ「RA618H」もノートラブルというわけにはいきませんでした。
テスト2時間を残して異常データを検知して、リスクを冒さずストップすることに。
それでも156周を周回しています。
ホンダのエンジンは第2回テストで、498周を走破し7レースの耐久性を示しています。
今年からエンジンは3基までしか使えないため、ペナルティを受けないためには1基のエンジンを7レース保たせればよい計算です。
今年のホンダは昨年までとは違うことをテストで証明してくれました。
マクラーレンはこの日もトラブルでエンジン交換を行いましたが、終盤に優れたパフォーマンスを示しています。
マクラーレンがルノーを使うようになって、同じルノーユーザーと比較できるようになりました。
レッドブルやルノーに目立ったエンジントラブルが起きていないので、マクラーレン固有の問題です。
マクラーレンのシャシーはいったい何が異なるのでしょうか?
今年も昨年までホンダが悩まされた熱害が起きています。
もし、ホンダがマクラーレンと組んでいなかったら度重なるエンジントラブルは起きなかったのでしょうか?
車とエンジンの関係というのは簡単じゃないですね。
……
2018年、飛躍的な進歩をとげたホンダのエンジンですが、劣勢だと言うことに変わりはありません。
というのも、ホンダエンジンを使っているのはトロロッソだけだからです。
圧倒的にデータが少ない状況で、どこまで戦えるか。
日本の意地を見せて欲しいと思います。
トロロッソとマクラーレンがバトル出来れば、今年のF1は面白くなるでしょう。
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