高橋留美子の「犬夜叉」は1997年5月から2009年2月にかけてコミックスが発売されました。
その間の刊行数は56巻を数えています。
56冊ものコミックが本棚を所有するのもスペースがもったいないので、全て電子化することにしました。
それが全巻を読むきっかけです。
2020年秋にアニメスタッフによるオリジナルストーリー「半妖の夜叉姫」が放送されます。
「犬夜叉のその後」が描かれます。
これを期にもう一度「犬夜叉」を読んでみましょう。
また、「犬夜叉」には高橋留美子が描いた「犬夜叉のその後」もあります。
これも必読です。
高橋留美子の「犬夜叉」は平井和正のウルフガイシリーズ
高橋留美子が平井和正のウルフガイのシリーズのファンであったことはよく知られています。
また、平井和正の「黄金の少女」がスタートするきっかけも高橋留美子でした。
当時の平井和正と高橋留美子の対談を読んでいたので、私は「犬夜叉」がスタートしたときから、「犬夜叉」は平井和正のウルフガイシリーズに影響を受けた作品だと信じています。
「犬夜叉」が「ウルフガイ」同様「八犬伝」のようなキャラクター構成を持っていることからも明かです。
そのため私にとっては「犬夜叉」は特別な作品でした。
「犬夜叉」は連載が長すぎて謎がいっぱいだったのだが…
犬夜叉 (1) (少年サンデーコミックス) image by Amazon
コミックスは全巻初版を持っていたので、当時は出版と同時に読んでいたことが分かりました。
56冊という膨大なコミックスだったために、後半ではほとんど惰性で読んでいたような気がします。
そのため、以下のようなことはハッキリとしなくなっていきました。
- かごめはどのように犬夜叉と桔梗のことを消化していったのか
- 奈落の瘴気に犯された桔梗をかごめは何故助けたのか
- 桔梗と犬夜叉の微妙な関係
- 四魂の玉が完成した後、琥珀はどのように命をつないだのか
- 殺生丸は犬夜叉の敵・味方?
- 奈落と多数の分身の関係
等々…
今回、56巻を短期間で読んだので全部分かりました。
後半ではストーリーを引き延ばしたのではないかと思っていましたが、そんなことはありません。
全体のストーリーは過不足無く構成されていました。
56巻を読む間、とても幸せな時間を過ごすことができました。
……
犬夜叉には最終回のその後を描いた作品が一篇あります。
東日本大震災からの復興を願って、高橋留美子による短編が発表されました。
以下のコミックに掲載されています。
ヒーローズ・カムバック (ビッグ コミックス) image by Amazon
犬夜叉 30 (少年サンデーコミックススペシャル) image by Amazon
どちらも同じ作品(読み切り特別編)が掲載されているようです。
私は「ヒーローズ・カムバック」を購入。
犬夜叉の読み切り特別編は「あれから」というタイトルで、オールキャストが登場する妖怪退治のストーリーです(34ページ)。
34ページでは少なすぎて、もう少し読みたい気がしました。
半妖の夜叉姫
「半妖の夜叉姫」は犬夜叉とかごめ、殺生丸の子供達の物語です。
「犬夜叉のその後」がアニメとして描かれます。
これで特別編「あれから」で感じた不満は解消されることになりそうです。
殺生丸の双子の娘「とわ」と「せつな」、犬夜叉とかごめの娘「もろは」の3人が、どんなストーリーを紡いでいくのか楽しみです。
殺生丸の妻は、まだ明らかになっていませんが、おそらく「りん」だと思います。
「りん」は殺生丸を慕って一緒に旅を続けていますし、殺生丸は天生牙で「りん」の命を救いました。
年が離れすぎていますけど、「りん」しかいないでしょう。
……
高橋留美子はキャラクターデザインで参加しています。
今後、読み切りでもいいですから、コミカライズしていただけるとうれしいです。
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