
Photo by Jen_ross83
ベルギーGPは、オープニングラップの事故でヒュルケンベルグ、アロンソ、ルクレールがリタイヤしたばかりか、ライコネンやリカルドまでリタイヤする荒れた展開になりました。
トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーはこの期を逃さず、9位でポイントを獲得しています。
まさか、超高速といえるサーキット、スパでトロロッソ・ホンダがポイントをゲット出来るとは思ってもみませんでした。
ガスリーは強力なエンジンを積んだエリクソンに抜かれなかった
ホンダエンジンを積んだマシンがスパのラ・スルスからレ・コームまでの高速区間で抜かれない時がきました。
マクラーレン・ホンダ時代は、この区間は簡単に抜かれていたので夢のようです。
ブレンドン・ハートレーも他車をオーバーテイクするパフォーマンスを見せていました。
ライコネンやリカルドがリタイヤしてしまったことで、ガスリーはポイントを獲得。
幸運が無ければ無理だった結果かもしれませんが、おめでとうと言いたいです。
順位を維持するのが精一杯だったとしてもガスリーは良い仕事をしました。
……
ハートレーのマシンが「あかべこ(レッドブルの日本語、かなり方言)」に決まったのに笑いながらも納得しました。(あのイベント私も見ました)
フォース・インディアがダブル入賞
消滅が心配されたフォース・インディアも最高の結果です。
フェラーリ、メルセデス、レッドブルの4台に続いて5位、6位フィニッシュとなりました。
レーシングポイント・フォース・インディアとなったことで、前半戦のポイントは無効になってしまいました。
しかし、このレースだけで18ポイントを獲得しウイリアムズを抜いています。
この分ではトロロッソ・ホンダもすぐに抜かれてしまいそうです。
ハロがルクレールを守った
オープニングラップ、ヒュルケンベルグに追突されたアロンソが宙を舞い、ルクレールのマシンの上を跳び越えました。
その際、ルクレールのハロには激しい傷がつけられています。
この事故でハロがなかったら、ルクレールは無事でいられなかったかもしれません。
カッコは悪いがあって良かったハロでした。
今後、もう少し見栄えを改善してくれるとよいのですが…
上からマシンが落ちてくるのは想定外だったと思います。
結果
F1 2018 第13戦 ベルギーGP スパ・フランコルシャン・サーキット – 全44周(2018.8.26)
7kmを超える長いサーキットで全44周のレース。
ケメル・ストレート、高速コーナー・ブランシモンを擁する超高速サーキットのひとつ。
天候が変わりやすいことで有名(スパ・ウェザー)。
| 順位 | ドライバー | チーム | ポイント |
|---|---|---|---|
| 1 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 25 |
| 2 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 18 |
| 3 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 15 |
| 4 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 12 |
| 5 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア | 10 |
| 6 | エステバン・オコン | フォース・インディア | 8 |
| 7 | ロマン・グロージャン | ハース | 6 |
| 8 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 4 |
| 9 | ピエール・ガスリー | トロロッソ・ホンダ | 2 |
| 10 | マーカス・エリクソン | ザウバー | 1 |
| 11 | カルロス・サインツ | ルノー | |
| 12 | セルゲイ・シロトキン | ウィリアムズ | |
| 13 | ランス・ストロール | ウィリアムズ | |
| 14 | ブレンドン・ハートレー | トロロッソ・ホンダ | |
| 15 | ストフェル・バンドーン | マクラーレン | |
| r(28) | ダニエル・リカルド | レッドブル | |
| r(8) | キミ・ライコネン | フェラーリ | |
| r(0) | シャルル・ルクレール | ザウバー | |
| r(0) | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン | |
| r(0) | ニコ・ヒュルケンベルグ | ルノー |
ベッテルがハミルトンをストレートでオーバーテイクしたのが印象的。
ついにフェラーリ・パワーがメルセデスを追い抜いた。
ドライバーズ・ランキング
| 順位 | ドライバー(チーム:No) | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | ルイス・ハミルトン(メルセデス:44) | 231 |
| 2 | セバスチャン・ベッテル(フェラーリ:5) | 214 |
| 3 | キミ・ライコネン(フェラーリ:7) | 146 |
| 4 | バルテリ・ボッタス(ウイリアムズ:77) | 144 |
| 5 | マックス・フェルスタッペン(レッドブル:33) | 120 |
| 6 | ダニエル・リカルド(レッドブル:3) | 118 |
| 7 | ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー:27) | 52 |
| 8 | ケビン・マグヌッセン(ハース:20) | 49 |
| 9 | フェルナンド・アロンソ(マクラーレン:14) | 44 |
| 10 | セルジオ・ペレス(フォース・インディア:11) | 40 |
| 11 | エステバン・オコン(フォース・インディア:31) | 37 |
| 12 | カルロス・サインツ(ルノー:55) | 30 |
| 13 | ピエール・ガスリー(トロロッソ:10) | 28 |
| 14 | ロマン・グロージャン(ハース:8) | 27 |
| 15 | シャルル・ルクレール(ザウバー:16) | 13 |
| 16 | ストフェル・バンドーン(マクラーレン:2) | 8 |
| 17 | マーカス・エリクソン(ザウバー:9) | 6 |
| 18 | ランス・ストロール(ウイリアムズ:18) | 4 |
| 19 | ブレンドン・ハートレー(トロロッソ:28) | 2 |
| – | セルゲイ・シロトキン(ウイリアムズ:35) | [12] |
コンストラクターズ・ランキング
| 順位 | チーム | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | メルセデス | 375 |
| 2 | フェラーリ | 360 |
| 3 | レッドブル | 238 |
| 4 | ルノー | 82 |
| 5 | ハース | 76 |
| 6 | フォース・インディア | 59 |
| 7 | マクラーレン | 52 |
| 8 | トロロッソ・ホンダ | 30 |
| 9 | ザウバー | 19 |
| 10 | レーシングポイント(※) | 18 |
| 11 | ウィリアムズ | 4 |
※後半戦のフォース・インディアを区別するためにレーシングポイントと表記しています。
2017年のベルギーGP
やっぱりアロンソは怒ってました。

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