いずみ・あすか、平井和正原作。
石ノ森章太郎作画の幻魔大戦オリジナルコミックが雑誌連載仕様で蘇ります。
こんなことってあるんですね。
幻魔大戦 《オリジナル完全版》「魔法大戦」も掲載
幻魔大戦 《オリジナル完全版》 1 image by Amazon
コミック版幻魔大戦は後に続く幻魔大戦集団の大元のストーリーです。
いわば「ファースト幻魔大戦」。
信者が出来そうですね。
原作はいずみ・あすか、平井和正。
いずみ・あすか=石ノ森章太郎なので、平井和正と石ノ森章太郎の共同原作です。
二人の共同作業は「新・幻魔大戦」へと続き、後に平井と石ノ森は別々の幻魔大戦を育てていくことになります。
石ノ森章太郎は「幻魔大戦・神話前夜の章」「幻魔大戦・髑髏都市の章」を生み出しました。
平井和正の方は「真・幻魔大戦」を生み、以下の巨大な幻魔世界を立ち上げることになります。
- 新・幻魔大戦(SFマガジン連載は石ノ森章太郎とのジョイント作。後にコミック版と小説版にまとめられています。)
- 真・幻魔大戦
- 小説版・幻魔大戦
- ハルマゲドン
- ハルマゲドンの少女
- その日の午後、砲台山で
- 幻魔大戦deep
- 幻魔大戦deepトルテック
……
これらの巨大な作品世界のオリジナルとなったコミックが雑誌連載時の仕様+特典満載で復活するのです。
第1巻には平井和正が書いた「魔法大戦(※)」の原稿掲載予定。
※「幻魔大戦」の企画段階のタイトルは「魔法大戦」だった。
こんな本を待ってました。
……
手元の「SUNDAY COMICS」を読み返すと「幻魔大戦」はとにかく文字が多いことに気づきます。
吹き出しに入っていない文字もたくさんあります。
近年のコミックでは考えられません。
平井和正の原稿はコマとしてコミック化するのが難しかったのでしょう。
その雰囲気が今のコミックにはない格調みたいなものを感じさせます。
最近の連載オリジナル版ブームに乗って、ついに「幻魔大戦」も復活です。
両作家が亡くなってしまっても、作品は不滅です。
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