平井和正の悪霊の女王2「新悪霊の女王」が特別付録として掲載された電子書籍版「悪霊の女王」が発売されました。
以前から「新悪霊の女王」が掲載されることは告知されていたので、早速購入。
初めて「悪霊の女王」の続編を読みました。
新悪霊の女王
悪霊の女王の第二部「新悪霊の女王」の存在は平井和正のあとがきなどで知らされていました。
「新悪霊の女王」は原稿用紙で52枚、書き進められていたのですが、平井和正の体調不良などで頓挫しています。
その後、ご子息が運営するサイト、SALTISH.COMの企画で、原稿写真がお披露目され、2003年にオークションに出品されました。
古い出来事で、私もすっかり忘れていました。
その幻の原稿がついに活字として蘇ったのです。
……
「新悪霊の女王」は、新たな登場人物、超常現象研究家「堤浩平」と「三山驚」が「新井亜古」を探すところから始まっています。
亜古を探し出そうとするところは「悪霊の女王」のオープニングとダブりますが、まったく展開が異なります。
「悪霊の女王」のエンディングにストレートな繋がりがなく、新たな物語という印象です。
それに、「新井亜古の中には亜古、アニマ、魔女存在の三人の人格が潜んでいる」という会話が堤と三山の間でなされています。
私は亜古の中にいるのはアニマだけだと思っていたので、この会話にもストーリー設定の変化を感じました。
原稿にして52枚とのことですが、続きはどうなるの〜?
というところで終わっています。
今となっては望むべくもありませんが、続きが読みたい気持ちを抑えきれませんでした。
…なので「BACHI♡GAMI」の原作でも読もうかな。
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