私はセイコーユーザーで、特に機械式のダイバーが大好きです。
機械式の腕度計は定期的なメンテナンスが必要ですので、どうやって依頼するかチェックしておきたいところですね。
今では時計店に持ち込む必要は無くなりました。
ネットでセイコータイムラボに直接依頼することができます。
セイコーのオフィシャルサイトから「カスタマーサービス」→「セイコー専用オンライン 修理受付(24時間)」へリンクして修理を依頼しましょう。
セイコーから修理品の送付キットが送られてきますので、指示通りに送るだけです。
セイコーオンライン修理受付手順
2022年8月現在のWEBページです。
※2023.8.7〜2023.9.27まで、サイトが停止していました。2023.9.28 10時に復旧しています。
以下に修理依頼の簡単な流れを記載しておきます。
①修理・電池交換依頼へ
まず、上の画面の「修理・電子交換依頼へ」のボタンの押しましょう。
修理受付の前に保証書の有無を確認する画面が表示されますので、指示に従ってボタンをクリックします。
②品番または型番入力
保証書を持っている場合、修理する時計の品番を入力します。
この場合は「SBDY055」を入力し、「次へ」ボタンをクリックしました。
保証書に品番が記載されていない場合もありますので、時計の領収書やWEBサイトの製品情報から品番を調べておきます。
修理受付の前にの画面で「保証書を持ってない」を選択した場合は、上記の画面の指示に従って時計本体に記載されている型式番号を入力します。
私の手持ちの25年前の時計で試しましたが、問題無く時計を特定することが出来ました。
③時計を特定
時計写真の下のチェックボックスをチェックし、「次へ」ボタンをクリックします。
④修理箇所を指定
修理箇所を指示します。
オーバーホールの場合は「機械体(ムーブメント)」です。
⑤修理箇所の詳細を指定
この画面では複数の項目がチェックできます。
また、詳細を枠内に記載します。「修理箇所指定の完了」ボタンをクリックします。
⑥保証書のお買い上げ日を入力します。
保証書がある場合は「お買い上げ日」を入力します。
⑦概算見積もり表示
概算見積もりや修理内容が表示されます。
保証期間内であっても、この時点では御見積金額が表示されます。
しかし、保証書に問題がなければ無料保証となりますので、安心してください。
あとは、ページの指示に従ってボタンをクリックしていけば問題無く修理依頼ができます。
これ以上進むと実際に修理依頼してしまうので、ここ以降の操作、画面遷移は割愛します。
受付が完了すればメールが送られてきます。
修理中はセイコータイムラボサイト内にマイページが作られるので、状況がオンラインで確認できます。
発送キットが送られてくる
数日するとこのような封筒が送られてきます。
発送キットです。
中に入っているのは以下。
- 発送キット郵送サービス 手順書
- 発送キット(送付ケース・スポンジ・ビニール袋・台紙)
- 送付用封筒
- 着払い送り状
- ガラス・ビン・セトモノ シール
- 未開封シール
発送キットは圧縮されています。
はさみを入れるとスポンジが膨らみます。
これが面白いです。
右下の台紙が入ったビニール袋は破らないように注意しましょう。
梱包時に時計を入れる袋になります。
手順書に従って梱包作業
手順書に従って修理する時計、保証書、領収書等を用意します。
スポンジ、台紙にセットした時計、スポンジ、保証書等の順に箱に収納します。
フタをするとこんな感じになります。
送付用の封筒に入れ…
未開封シールを貼り…
※このシールは破れやすいので注意してください。
持ち運び注意のシールを貼って、後はコンビニか、クロネコヤマトに持ち込みましょう。
修理項目(オーバーホール含む)・期間・料金の実例
以上の写真はBaby Tuna(SBDY055)の修理依頼の際に撮影したものです。
この時計は保証期間内で外装修理をお願いしました。
同時にブラックモンスター(SKX779K3)のオーバーホールも依頼しました。
これらの経験から修理項目・修理期間・料金をまとめておきます。
※金額は2022.08.07時点のものです。
ブラックモンスター(SKX779K3)
型番:7S26-0350
●オーバーホール見積もり金額:12,500円(税別)
●修理内容
・技術料(内装修理 ムーブ交換)
・ケース洗浄
・裏ぶたパッキン交換
・りゅうずパッキン交換
●検査
・防水検査
・その他所定検査
●修理の流れ
・修理受付日:4/22
・セイコータイムラボ着日:4/28
・修理開始日:5/2 ※見積金額確定
・修理完了日:5/19 ※カードで決済
・商品発送日:5/20
・商品到着日:5/21
●支払金額 保証書無し
・13,900円(税抜)
・1,390円(消費税)
・合計:15,290円(税込)
※送料:1,400円
キャリバー7S26-0350のオーバーホールは当初見積もり通りです。
送料を加算して税込み、15,290円になりました。
Baby Tuna(SBDY055)
型番:4R36-08F0
●オーバーホール見積もり金額:22,000円(税別)
●修理内容
・技術料(内装修理 ムーブ交換)
・ねじ交換
・ケース洗浄
・メタルバンド洗浄
・裏ぶたパッキン交換
・りゅうずパッキン交換
●検査
・防水検査
・その他所定検査
●修理の流れ
・修理受付日:4/22
・セイコーラボ着日:4/28
・修理開始日:5/10
・修理完了日:5/18
・商品発送日:5/19
・商品到着日:5/20
●支払金額 保証期間内修理
・送料含め:0円
私は外胴のねじ修理だけを依頼したつもりだったのですが、返却された際の伝票には、オーバーホール(内装修理 ムーブ交換)が含まれていました。
さすが、セイコー、太っ腹です。
しかも、保証期間なので修理・検査・送料、全て無料対応でした。
ありがとうございました。
修理前の精度が日差-20秒くらいだったのですが、修理後は+10秒くらいになりました。
130周年記念限定モデル(SARZ006)
型番:4R36-00F0
●オーバーホール見積もり金額:12,500円(税別)
最後に参考のため2011年発売の時計をネットで見積もりしてみました。
1日に2分程度遅れますが、まだ動きます。
Baby Tuna(SBDY055)と同様キャリバーは4R36です。
しかし、見積もり金額が異なっています。
古い型番ほど、オーバーホール料金は安くなるようです。
まとめ
キャリバー7S26や古い4R36は送料込みで、おおよそ1万5,000円でオーバーホール出来ることが分かりました。
しかし、同じ4R36でも新しいものは2万5,000円くらいかかってしまいます。
修理期間は約1ヶ月ですね。
結構長いので予備の時計が必要です。
今回のオーバーホールによって一番古い7S26のブラックモンスターが、我が家で最も精度の高い機械式時計になりました。
日差数秒で稼働中です。
安価な時計でもオーバーホールするといつまでも使えます。
今後も3〜5年毎にオーバーホールしようと思います。
© bluelady.jp
コメント