クリエイターがモチベーションを維持するために必ず必要とすることがあるらしい。
それは原点回帰ということ。
「初心に戻ってやり直す」とよく言われるが、そういう事が必要らしい。
ジギー・スターダストとアラジン・セインで世界を制覇したデビッド・ボウイは、ロンドンの凱旋コンサートにおいて彼らと完全に決別した。
そして次に行った行動は彼自身が影響を受けた60年代のヒット曲をカヴァーしたアルバム「ピンナップス」の発表であった。
また、「レッツ・ダンス」「戦場のメリークリスマス」であまりにもメジャーになりすぎた彼は、ロックバンド「ティン・マシーン」を結成し、ロックへの初期衝動を取り戻すという行為に出ている。
平井和正にも同様の状況が発生したらしい。
今回の「時空暴走 気まぐれバス」は「幻魔大戦DNA」の執筆を完了した後、新しい作品に向かうため高校生時代の作品に戻るという試みを行った結果だ。
過去の習作を作り直すという作業は最新作「幻魔大戦DNA」の世界から離れ、次回作を生み出す契機になっている。
オフィシャル・サイトで公開されたリレー小説群そして「時空暴走 気まぐれバス」の流れは、ついに最新作として「21世紀8マン」を実現しようとしている。
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