photo by Altug Karakoc
テロの驚異はアメリカ国民の結束を高め、90%にも及ぶ報復行動への支持を示している。
世界でもイギリス、フランス、ドイツでの迅速な対応が伝えられ、支援意識を高めた。
限りなく黒に近いビンラディンの拘束や暗殺だけで、この騒動は終結しそうにない。
世界に散らばったテロ組織の壊滅、テロの撲滅をめざし「インフィニット・ジャスティス」を掲げたアメリカではあるが、実際には宗教戦争の様相を呈しはじめた。
強大な驚異は人々の間に連帯意識を育てたが、それが報復というベクトルとなったとき、既に正義はない。
「光のネットワーク」とは無縁のものである。
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