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スター・ウォーズ エピソード7「フォースの覚醒」最新映像! スター・ウォーズ(STAR WARS)から機動戦士ガンダム・銀河鉄道999への影響。黒澤明監督がつくったかもしれないジャパニメーションの現在。

映画情報

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Photo by Kevin Tostado 

スター・ウォーズの新シリーズ(エピソード7)「フォースの覚醒」の最新映像(2015.10.20)が公開されました。


私もこれを機に以下の三部作を見返しました。

  • スター・ウォーズ エピソード4「新たなる希望」
  • スター・ウォーズ エピソード5「帝国の逆襲」
  • スター・ウォーズ エピソード6「ジェダイの帰還」

これらの旧三部作が日本のアニメーションに与えた影響は大きいと思っています。
特に「機動戦士ガンダム」についてはかなりの共通点が見いだされます。

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スター・ウォーズ旧三部作

まずはスター・ウォーズ旧三部作のことを書いておきます。

「新たなる希望」を久々に見ましたが、分かってはいても、大変な娯楽作品だということに改めて感銘を受けました。

チャンバラあり銃撃戦あり超能力(フォース)ありと様々な娯楽作品の集大成となっています。
SFXは今となっては古い印象で、悪く言えば壮大なB級作品と言えなくもないのですが、細かいことは全然気にならない楽しさがあります。

俳優ではハリソン・フォードがとにかく若い。
ハン・ソロはインディー・ジョーンズとは違った印象があります。
新シリーズでも登場するらしいので、ハリソン・フォードファンは見逃せませんね。

第1作「新たなる希望」が公開されたのは40年近く前なのですから、作品の息の長さに驚かされます。

YouTubeディズニー・スタジオ公式チャンネル

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黒澤明監督のファンが作ったスター・ウォーズ

スター・ウォーズを制作したジョージ・ルーカスは黒澤明監督作品の大ファンだったことは有名です。

宇宙を舞台にしたチャンバラを可能にするためのライトセーバーだったり、日本の鎧兜をモチーフにしたダース・ベイダーだったり、黒澤明ファンでなければ思いつかない仕掛けが散見されます。

また、オビ=ワン・ケノービ役として三船敏郎さんに打診があったという話は有名ですね。

つまり、黒澤明監督がいなければスター・ウォーズは生まれなかったといえるでしょう。

そして、このスター・ウォーズという作品が日本のアニメーションに与えた影響はかなり大きなものがあります。
とくに今でもファンが増え続け、アニメ界のエポックとなった「ガンダム」という作品世界に与えた影響は顕著です。

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機動戦士ガンダムのビジュアルデザインへの影響

機動戦士ガンダムは36年も前のアニメーションです。
しかし、いまでも関連作品(鉄血のオルフェンズ 第1話が放送されたばかり)が作られる人気シリーズに成長しました。

この「ガンダム」という作品を見る度に思い出されるのは、スター・ウォーズのビジュアルとの類似性です。

とくに連邦軍の敵役であるジオン側のモビルスーツやヘルメットがスター・ウォーズのキャラクターを彷彿とさせます。

  • ザクとストーム・トルーパー
  • ジオンの兵士のヘルメットとダース・ベイダー
  • サザビーとスター・ウォーズの兵士のヘルメット
  • モビルスーツのビームサーベルとライトセーバー

スター・ウォーズ エピソード4「新たなる希望」が公開された年は1977年です。
その後、制作された「機動戦士ガンダム」の第1話が放送されたのが1979年なので、影響を受けていても不思議はありません。

スター・ウォーズという作品がなかったら、ガンダムがあのようなビジュアルにならなかったのではないかと思います。

さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅の親子対決

スター・ウォーズ旧三部作の大きなテーマにダース・ベイダー(アナキン・スカイウォーカー)とルーク・スカイウォーカー親子の対決があります。

このテーマが明らかになったのはスター・ウォーズ エピソード5「帝国の逆襲」(1980年公開)においてでした。

そして銀河鉄道999の完結編「さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅」の公開は1981年のことです。

銀河鉄道999の映画第1作において父親ファウストの影は一切見えませんでした。
完結編でのファウストと星野鉄郎の親子対決はストーリーの展開としてはかなり唐突です。

それに黒騎士ファウストの外観もダース・ベイダーに似ていますね。

親子の対決をテーマにしたストーリーは定番とも言えるものなので、それを理由に銀河鉄道999を関連づけるのは少し無謀かもしれませんが、公開時期が近いこともあって、スター・ウォーズの影響を勘ぐりたくなってしまいます。

ジャパニメーションの成立

とまれ、日本のアニメの現状に「機動戦士ガンダム」や「銀河鉄道999」が貢献していることに疑う余地がありません。

そうしてみると、
黒沢作品→「スター・ウォーズ」→「機動戦士ガンダム」「銀河鉄道999」→ジャパニメーション
という流れが見えてきます。

黒澤監督の作品がジャパニメーションに発展したと言ってもいいのではないでしょうか?

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