Photo by Wendy Solis
最近のF1はルールがややこしくて、純粋に速さを競うスポーツではなくなってしまったような気がします。
マシンから速さを引き出すドライバーの時代は終わり、速いマシンを開発するコンストラクターズの時代が来たのでしょう。
セナの時代でも速いマシンに乗っていなければチャンピオンは取れませんでしたが、セナが乗れば遅いマシンも速かったのです。
MP4/8がその良い例です。ウイリアムズFW15Cは圧倒的な性能を誇っていましたが、セナは競り合った戦いを見せてくれました。
……
セナの時代は男たちの戦いがありました。
セナ、プロスト、マンセル、シューマッハ……今でもその時代を思い出すとF1の熱さを取り戻すことが出来るような気がします。
だからこそ、アイルトン・セナを思い出すことを止められません。
アイルトン・セナ 音速の記録 - 神話と軌跡の狭間で –
アイルトン・セナのファンとして、どうしても持ちたいアイテムがあります。
その一つが、この豪華本です。
22.4cm×31.4cmの大型本で堅固な箱入りハードカバーです。
物差しで測ったので多少の誤差があるかもしれませんが、とても大きな本だということが分かっていただけると思います。
この本はセナ財団の公式本で、多数のコレクターズ・アイテムが封入されています。
アイテムの一部を紹介してみましょう。
- セナの洗礼証明書
- カート時代のライセンス
- セナ直筆の手紙
- 1987年モナコGP優勝記念ステッカー
- セナ自身のスケジュール帳
- セナ&セニーニャのステッカー
等々
一度は見てみたいアイテムばかりです。
アイテムだけでなく、以下の10章の記事はセナの貴重な記録です。
- 第1章 BECOと呼ばれた少年
- 第2章 自動車にかける夢
- 第3章 世界制覇の前兆
- 第4章 脅威の適応能力
- 第5章 限界を超える意味
- 第6章 モンテカルロの伝説
- 第7章 勝利への渇望
- 第8章 悲願のワールドチャンピオン
- 第9章 最速伝説の真実
- 第10章 永遠の真理を求めて
全体の50%(第5章まで)がF1にセナが到達する前の記録であることから、F1ファンの中にもあまり知られていないセナのエピソードが含まれています。
彗星のようにF1界に現れたように見えるセナですが、実はカートやF3での厳しい下積み時代があったということが分かります。
…といっても天賦の才は明かなのですが。
……
私が購入した際は定価9,500円(税別)という本としては比較的高額な商品でした。
今では新品を売っているところが少なくなってきています。
段々とセナが忘れ去られていくようで寂しく思います。
できれば、このブログで、たくさんの記事とともにセナを思い出していきたいのですが、回顧するばかりでテーマも少なく、思うに任せない現状が悔しいです。
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