書籍の電子化・自炊のはじめ方
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ニュー・ウェーブ時代を創出した歴史的なアルバム「ロウ」。これはアナログ盤で聴くべきアルバムです。(ベスト・オブ・ボウイ)

ベスト・オブ・ボウイ

east-side-gallery

この「ロウ(Low)」というアルバムを聴く度に思うのは「アナログで聴くべきだ」ということです。

CDで聴いてしまうと、「A New Career In A New Town」のすばらしさも半減してしまうような気がします。

なぜなら、インストルメンタルにしてポップな「A New Career In A New Town」と、陰鬱な「Warszawa」の繋がりが違和感を生んでしまうからです。

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アナログA面はインストルメンタルで始まりインストルメンタルで終わる

Low
Low image by Amazon

 

アナログA面の曲は以下の構成です。

Low Side-A

  1. Speed Of Life
  2. Breaking Glass
  3. What In The World
  4. Sound And Vision
  5. Always Crashing In The Same Car
  6. Be My Wife
  7. A New Career In A New Town

インストルメンタル「Speed Of Life」で始まり、インストルメンタル「A New Career In A New Town」で終わる構成です。

ここまでを聴くと、ファンクとシンセサイザーをミックスしたような流れで、強いて言うなら、「Station to Station」からの続きを見つけられると思います。

中でも「Be My Wife」は「Station to Station」からの流れが感じられる大好きな曲です。

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アナログB面は静寂と荒涼を伝えるインストルメンタル

アナログB面は陰鬱なインスト曲のみで構成されたアンビエント・サイドです。

ポーランドのワルシャワについての曲「Warszawa」からスタートし、このアルバムにおける「ベルリン3部作」の後半3曲に繋がっていきます。

Low Side-B

  1. Warszawa
  2. Art Decade
  3. Weeping Wall
  4. Subterraneans

西ベルリンのことを歌った「Art Decade」、ベルリンの壁「Weeping Wall」、東ベルリンの人々を歌った「Subterraneans」は、ヨーロッパの悲劇を見事に映し出しています。

……

これらのA面・B面の曲はリスナーの好みや心境によって、聴くタイミングを分けてしまう構成です。

CDになって全曲を流して聞くには無理があるでしょう。

別の見方をすれば、2つの流れを一つのアルバムで体感できるお得なアルバムと言えるかもしれません。

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Ryko盤ボーナストラック

Jさんが一番好きな曲とおっしゃる「All Saints」はRyko盤のボーナスに収録されています。
このボーナストラックには他にも素晴らしいインスト曲が収められているので、追記しておきます。

Ryko Bonus Track

  1. Some Are
  2. All Saints
  3. Sound And Vision

私も「All Saints」が大好きです。

これを聴くならコンピレーションの「オール・セインツ(ALL SAINTS:COLLECTED INSTRUMENTALS 1977-1999)」が最高です。

デヴィッド・ボウイの才能が結実した驚異のコンピレーションアルバム「オール・セインツ(ALL SAINTS:COLLECTED INSTRUMENTALS 1977-1999)」(2001年7月発表)
image by Jason Hickey  デヴィッド・ボウイのアルバム「ロウ」と「ヒーローズ」を聴いた時、馴染めなかったのは、ボーカル・パートとアンビエント・パートを持っていたということに起因します。 アルバムとして未完成なアンバランス...

ボーカル曲とインストルメンタルから1曲ずつ

まず、ボーカル曲では「Be My Wife」を選びたいと思います。
このアルバムの中では最もノーマルな曲ですが、ボウイらしさは、この曲から感じられます。

インスト曲からは「A New Career In A New Town」を選びます。
「★(Blackstar)」にも繋がる素晴らしいインストナンバーだと思います。

……

さて、皆さんはいかがでしょうか?

© bluelady.jp

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コメント

  1. J より:

    こんばんは
    自分はライコ版ボーナストラックのAll Saintsという曲が好きなのですが、ノミネートにはないので
    ボーカル曲
    Sound and Vision
    インスト曲
    Art Decade
    を挙げさせていただきます(^人^)

    このアルバムはタイトル通り最低に憂鬱な時に聴くとより味わい深かったですw
    救われるというよりその最低な気持ちにずっと浸れそうな。。

    • Lin Lin より:

      Jさん、ありがとうございます。
      ライコ盤も本文に追加しておきました。
      なので、ボーカル曲:Sound and Vision、インスト曲:All Saintsでよろしいでしょうか?
      今後、ライコ盤も入れておきます。

  2. aladdindogs より:

    私は「Warszawa」でお願いします。
    皆さん、票が分かれましたね。
    1978年ロウ・ヒーローズ・ツアー、武道館ライブのオープニング曲でした。

    • Lin Lin より:

      aladdindogsさん、ありがとうございます。
      武道館ライブの映像は以前見ました。
      こんな編成はロックではあり得ないと思いました。
      当時、生で見られたら最高でしたでしょうね。
      驚天動地でしたでしょう。

  3. たこべい より:

    歌あり
    ・Always Crashing In The Same Car
    インスト
    ・Subterraneans
    割れましたね。

    一番好きなアルバムの一枚なのですが、あまり聴き返していない(気軽に聴けない)一枚でもあります。引っ越しの際、LPを処分したのですが、ジャケに惹かれて、このアルバムは残しました(他には、ジギーとブートを一枚)。

    78年の日本公演、「Warszawa」でのオープニングは強烈でしたね。
    (前にも書いたような気がするのですが)照明の薄明りが残る中で、Bowie が出てきてこの曲でスタート。今でも思い浮かびます。

    • Lin Lin より:

      たこべいさん、ありがとうございます。
      票が割れるのは、どの曲もすばらしいことの証しですね。
      最近はコンピレーションの「オールセインツ」でインスト曲をよく聴きます。

  4. jam より:

    たしかにA、B面各1曲という雰囲気がありますよね。
    かすかなスクラッチノイズでさえ似合うような気もします。
    わたしは’Always Crashing in the Same Car’ で。
    ‘Station to Station’からはタイトルナンバーでお願いします。
    Nassau のライブバージョンが圧倒的ですが、これはまた別口で選ばせてください。

    • Lin Lin より:

      jamさん、ありがとうございます。
      やっぱりNassauのライブは評価高いんですね。
      私はまだ聴きこんでなくて、他のライブとの違いがよく分かりません。
      それに、かなり高音域が際立った印象があって、私のリスニング環境では聴きにくい感じになっています。

      やっぱりライブ盤でのベストもやってみることにします。
      スタジオアルバムが終わったら開始しますね。

      最近はブログにあわせてデヴィッド・ボウイのアルバムを聴くので、けっこうハッピーになってます。

  5. aladdindogs より:

    それでは、私の歌ありは
    「Breaking Glass」でお願いします。

    • Lin Lin より:

      aladdindogsさん、ありがとうございます。
      このアルバムは皆さんの選曲が割れてますね。
      どの曲を選んでも最高!
      ということなのだと思います。

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