2013年1月8日、66歳の誕生日に「Where Are We Now?」を突然ネット配信し、10年間の沈黙を破ったデヴィッド・ボウイ。
さらに新作アルバムのリリースを発表し、ボウイファンを狂騒状態に陥れてしまいました。
私もこの日を境にボウイ熱が再燃することになります。
「Where Are We Now?」はYoutubeでも配信されました。
YouTubeDavidBowieVEVO
ベルリン時代を振り返る荘厳なこの曲がリード・ソングとなったことを思うと、またもや私の好きな「アースリング」や「ヒーザン」のようなアルバムを出してくれるのではと期待しました。
ところが、徐々にオープンになってくるアルバム情報の中にはプロデューサーのトニー・ヴィスコンティのものもあって、それによると「屈指のロックアルバム」との情報が驚きでした。
「過去と未来をつなぐ作品」by トニー・ヴィスコンティ
発売された「The Next Day」は「Where Are We Now?」が象徴するような作品ではなく、まさしく「ボウイ屈指のロックアルバム」でした。
乗りが良くポップな曲がメインといっていい構成です。
また、トニー・ヴィスコンティは「The Next Day」を「過去と未来をつなぐ作品」といっています。そのことはちょっとしたメロディにも表れていたりします。
全体的には雑多な感じのするアルバムですが、ボウイファンが喜びそうな仕掛けが随所に施されていたのでした。
The Next Day (Deluxe Version)
- The Next Day
- Dirty Boys
- The Stars (Are Out Tonight)
- Love Is Lost
- Where Are We Now?
- Valentine’s Day
- If You Can See Me
- I’d Rather Be High
- Boss of Me
- Dancing Out In Space
- How Does the Grass Grow?
- (You Will) Set the World On Fire
- You Feel So Lonely You Could Die
- Heat
Bonus Track
- So She
- Plan
- I’ll Take You There
The Next Day Extra (Extra EP)
- Atomica
- Love Is Lost (Hello Steve Reich Mix by James Murphy for the DFA)
- The Informer
- I’d Rather Be High (Venetian Mix)
- Like a Rocket Man
- Born In a UFO
- God Bless the Girl
「Where Are We Now?」のようにベルリン時代を振り返ったようなものもあれば、「Valentine’s Day」や「You Feel So Lonely You Could Die」のように過去の曲のメロディラインが聞こえてくるようなものもあります。
「You Feel So Lonely You Could Die」の「Five Years」のアウトロやExtraの「Love Is Lost (Hello Steve Reich Mix by James Murphy for the DFA)」の「Ashes To Ashes」のメロディには大喜びしました。
「If You Can See Me」のように過去のアルバムから飛び出してきたような曲もありますが、どれもデヴィッド・ボウイの現在の音に再生(リプロダクト)され、新しいサウンドに向かう宣言のようにも思えたのでした。
既に4曲ピックアップしていた
私はiTunesでこのアルバムの4曲に5つ星をつけていました。
それが
- Valentine’s Day
- I’d Rather Be High
- How Does the Grass Grow?
- (You Will) Set the World On Fire
です。
どれもハイな曲で極めてお気に入りです。
しかし以下の2曲に絞り込んでおきます。
- Valentine’s Day
- I’d Rather Be High
「I’d Rather Be High」はルイ・ヴィトンのCMに使われていました。
The Next Day ExtraのVenetian Mixはアルバムバーションより豪華な印象に仕上がっています。まさにヴェネチア様式を感じさせますね。
そして「The Next Day Extra」からも1曲。
- Love Is Lost (Hello Steve Reich Mix by James Murphy for the DFA)
もピックアップして、合計3曲です。
……
さて、皆さんはいかがでしょうか?
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コメント
Linさん、こんばんは。思ったより早くThe Next Dayのベストトラックをアップされたのですね!
このアルバムは私もボウイの見本市という趣だと思います。リアルタイムでの記憶が鮮明なせいか、あるいは当時の驚きが大きかったせいか、候補がいくつかあります。The Stars (are out tonight), Valentine’s Day, You Feel So Lonely You Could Die, あとお勧めのLove is Lostのミックスもニューウェーブ時代感満載で良いですね。色々悩みましたが、思い切って?ジギー時代回顧ぽい、You Feel So Lonely…にいたします。
さむたいらさん、こんばんは。
ベストの企画はもう終わってしまいます。
次はさむたいらさんもおっしゃっているようにベスト100とかをやってみたいのです。
実はたこべいさんからもそのような提案がありました。
しかし、ベスト10ぐらいならいけそうですが、100とかですと、自分の記憶に自信ありません。
アルバムのベスト選曲の次はアルバムに縛られず、曲のページを立ち上げたいとは思っているのですが、悩み中です。
「I’d Rather Be High 」もいいですが、「Dancing Out In Space」にします。
aladdindogsさん、ありがとうございます。
次が最後です。
これが終わったらブログの更新どうしましょう。
悩み中です。
レッツダンス以降、散発的には聴いていたのですが、このアルバムで Bowie に復帰しました。いいアルバムだと思います。
・The Stars
my bestを組んだ際、「The Stars」を外したのは他の自編オムニバス盤に入れていたというだけの理由でした。少し悔やんでいますので、ここではこの曲を。
このサイトに出会い、聴いていない期間のアルバムも聴かねば、、と思っています。
(いつになるかは・・・ですが)
たこべいさん、ありがとうございます。
このブログで聴いていないアルバムにも興味持っていただけたらうれしいです。
すこし間を開けてボウイの好きな曲ををまとめてみようと思っています。
「Moonage Daydream」は絶対入ります。