デヴィッド・ボウイの「ラザルス」と同時に届いたのがボックスセットの第2弾「フー・キャン・アイ・ビー・ナウ?(Who Can I Be Now? 1974-1976)」です。
日本版にはオリジナルブックレットが3冊附属しています。
BOXのライナーノーツの対訳だけでなく、オリジナルLP発売時のライナーノーツを収録したスペシャルブックレットやジェフ・マコーマックの写真集16ページが魅力です。
それと特製トートバックの応募券も封入されていました。
ボックスセットが届くと、まずトートバックの応募はしたものの、これらのスペシャル・ブックレットには目を通していません。
ライナーノーツの対訳が分厚すぎて忙しさに紛れて読む気になれませんでした。
私の場合は未発表アルバム「ガウスター」目当てでしたので、早速このアルバムを聴き始めました。
ガウスターの未発表ミックスに驚いた!
ガウスターの収録曲は7曲で以下のような内容です。
The Gouster
- John, I’m Only Dancing (Again)
- Somebody Up There Likes Me
- It’s Gonna Be Me (Without Strings)
- Who Can I Be Now?
- Can You Hear Me
- Young Americans
- Right
これらは「ヤング・アメリカンズ」のスペシャル・エディションやライコ盤等で既に発表された曲の再構成だと思っていました。
そのため、私はこの7曲のプレイリストを作って長い間聴いていたのです。
しかし、このボックスセットが届いて聴いてみると全くミックスの違う曲が含まれていたことに驚きました。
未発表ミックスは以下の3曲。
- Somebody Up There Likes Me
- Can You Hear Me
- Right
「Somebody Up There Likes Me」は既発曲との差が判別できないレベルですが、「Can You Hear Me」と「Right」は聴いたことのないミックスです。
流して聴いただけでも差が歴然としていました。
まるで別物です。
この未発表ミックスが収録された「ガウスター」が聴けただけでも、ボックスセットの価値がありました。
おわりに
「フー・キャン・アイ・ビー・ナウ?(Who Can I Be Now? 1974-1976)」は「ファイブ・イヤーズ(Five Years 1969 – 1973)」に続くボックスセットです。
このボックスセットのシリーズは今まで発売されたデヴィッド・ボウイのボックスセットの中で、最も丁寧な作りになっていると思います。
ボックスとしても美しい作りですね。
次はベルリン3部作がメインのボックスセットが発売されるはずですが、どんな未発表作品が出てくるでしょうか?
ライコ盤等で出尽くしているような気もするので、予想が難しいですね。
でも、次のボックスセットも必ず買います。
1年後が楽しみです。
© bluelady.jp
www.bluelady.jp – Recommended
フー・キャン・アイ・ビー・ナウ? 1974-1976
ライナーを日本語で読みたい方、ジェフ・マコーマックの写真集が見たい方は日本版がオススメです。
WHO CAN I BE NOW?
輸入盤もあります。
※Amazonにリンクします。
コメント