デヴィッド・ボウイのアルバム別ベストソングズの企画ページが全アルバム終了しましたので、新しい企画ページを始めることにします。
このページは、ボウイの心に残る曲を10曲ずつピックアップしていくページです。
最初は全楽曲中から何曲か選んでベスト・ソングズとする予定でしたが、好きな楽曲の順位をつけることが不可能だと分かりました。
そこで、単純に今好きな曲、思い出される曲を10曲ずつ選んでシリーズページにすることにします。
とは言え、最初の今回のページはボウイの全楽曲を対象にして10曲ピックアップしましたので、私のベストソングズといえるかもしれません。
Moonage Daydream
アルバム:The Rise And Fall Of Ziggy Stardust And The Spiders From Marsより
デヴィッド・ボウイの曲の中で最も好きな曲が「Moonage Daydream」です。
この曲が最高なのはミック・ロンソンのギターが最高だからだと思います。
エンディングのバイオリンが被さってくるサウンドはこの上なく美しく、これ以上の曲は死ぬまで存在しないでしょう。
Ashes To Ashes
アルバム:Scary Monstersより
次に思い出したのが、「Ashes To Ashes」です。
このメロディアスな曲はデヴィッド・ボウイの代表曲です。
メランコリックな印象が強く、郷愁を誘います。
「The Next Day Extra」の「Love Is Lost (Hello Steve Reich Mix by James Murphy for the DFA)」でも、この曲のメロディーが聴けます。
Lady Stardust
アルバム:The Rise And Fall Of Ziggy Stardust And The Spiders From Marsより
リック・ウエイクマンのピアノが叙情を誘います。
「ジギー・スターダスト」と対をなすようなタイトルも印象的です。
確かNTTドコモのCMソングにもなった曲で、曲の美しさも尋常ではありません。
アルバム「ハンキー・ドリー」に入っていてもおかしくない名曲です。
Starman
アルバム:The Rise And Fall Of Ziggy Stardust And The Spiders From Marsより
アルバム「ジギー・スターダスト」からピックアップが続きます。
この曲は私がギターで弾けるデビッド・ボウイの唯一の曲です。
フォークソングみたいな感じなのですが、これがグラム・ロックの代表曲なのですから、驚きです。
デヴィッド・ボウイの代名詞として有名な曲になりました。
Shadow Man(デモ・バージョン)
公式ではアルバム「ヒーザン」からのシングル、日本版の「スロー・バーン」に収録された曲です。
デヴィッド・ボウイの暖かみのあるボーカルが心を惹きつけます。
しかし、私がここでピックアップしたのは1970年のデモ・バーションです。
シンプルなギターソングですが、デヴィッド・ボウイの若いボーカルに力があります。
この曲がアルバム「ジギー・スターダスト」に収録されなかったのは本当に残念です。
「ハンキー・ドリー」と「ジギー・スターダスト」が同時に作られたことは知られていますが、「ジギー・スターダスト」でなく「ハンキー・ドリー2」のようなアルバムがもう一枚作れるほど、素晴らしい曲をボウイは多数生み出していました。そういった曲の一つです。
なぜ、この曲がアルバムに収録されていないのか今でも謎です。
The Man Who Sold The World
アルバム:The Man Who Sold The Worldより
アルバム「世界を売った男」はハードロックアルバムとして名高いですが、この曲はとてもメロディアスです。
ニルバーナのカート・コバーンがカバーしたことで知られる曲です。
特徴のあるサウンドを作っているのはなんという楽器分かりませんが、一度聞いたら忘れられなくなります。
Fame
アルバム:Young Americansより
デヴィッド・ボウイのベストソングズでこの曲を選ばなかったら叱られそうです。
耳に残るリフはこれをおいて他にはありません。
デヴィッド・ボウイがはじめてアメリカでNo.1を獲得しました。
この曲の原曲は「Foot Stomping」という曲です。
コンピレーション・アルバム「Rarest One Bowie」で聴くことが出来ます。
このページで選ぶ曲としては少し違和感があるかもしれません。
The Secret Life Of Arabia
アルバム:”Heroes”より
タイトル曲でありデヴィッド・ボウイの代表曲である「”Heroes”」よりも、この曲が好きです。
それは荒涼とした砂漠の中でオアシスを見つけたような感じだと思います。
その感覚はアルバム「ヒーローズ」のインストルメンタル・サイドのB面で唯一のボーカル・ソングがこれだということと無縁ではないと思います。
I’ve Been Waiting For You
アルバム:”Heathen”より
この曲はニール・ヤングのカバー曲です。
オープニングから最高潮に達する曲がこの曲で、最も印象に残ってしまいました。
アルバム「ヒーザン」の中には素晴らしい曲がたくさんあるので、自分でもこの曲をピックアップしてしまうことが不思議です。
Changes
アルバム:Hunky Doryより
デヴィッド・ボウイのもう一つの代名詞はこの曲で間違いないでしょう。
ボウイのマニフェストのような曲です。
「チェ、チェ、チェ…チェインジズ」のフレーズは忘れることが出来ません。
この曲がアルバム「ハンキー・ドリー」のオープニングを飾り、印象をさらに強めています。
最後に
こうして曲をピックアップしてみましたが、明日には違う曲をピックアップしてしまいそうです。
それに、音楽のシロウトとしては1曲の良さを表すのはとても難しいです。
次からはもう少し分母を絞り込んでしまわないと継続が難しいページだと分かりました。
というわけで、このページは「アルバム別ベストソングズ」より、ゆっくりしたペースで進めていきたいと思います。
一応、新しい企画ページのプロトタイプとしてオープンしておきます。
© bluelady.jp
コメント
Bowie ベスト10 (2016.07.21 ver)
いいだしっぺとしては、決めないといけませんね。
どうしても、最初に聴いた「ジギースターダスト」、最後の「★」の印象が強くなるのはしかたないかなと思います。「Stay」 はライブver が飛びぬけてかっこいいので、こちらはライブ盤から。(Stage でもNassau でも)
順番は割切ってエイヤっっと。(明日選べば変わるでしょうね)
1. Five Years
2. Tis A Pity she was a whore
3. All The Madmen
4. Stay (live)
5. All The Young Dude
6. Be My Wife
7. Cygnet Committee
8. Ziggy Stardust
9. Can You Here Me
10. The Stars (Are Out Tonight)
たこべいさん、ありがとうございます。
なるほど、やっぱり10曲は難しいですね。
どうしても偏ってしまいます。
私のも10曲をピックアップしても、好きな曲が全く入ってないという思いです。
明日になったら変わりますよね。やっぱり。
でも、この「10曲ページ」はまだまだ続きますので、よろしくお願いします。
Linさん、おはようございます。
パーロフォンから、いよいよ「FIVEYEARS 1969〜1973」に続くBOXSETが出るようです。
「THE GOUSTER 1974〜1976」で内容は、今のところだとヤングアメリカンズ・セッションに特化した物らしいですが、既発曲の別テイクか別ミックスみたいです。
期待していたBOXとはちょっと違いますけど、楽しみではあります。
追伸、「ヤングアメリカンズ・セッション」はBoxsetの中の一枚でした。
その他の内容は来週詳しく発表されるようです。
なおさら、楽しみです。
aladdindogsさん、、楽しみですね。発表を待ちましょう。
ヤングアメリカンズのころの音も大好きです。
みなさん、情報速いですね。
ボックスセット「Who Can I Be Now? (1974 – 1976)」については
デヴィッド・ボウイの幻のアルバム『The Gouster』がオフィシャル・リリース決定
http://amass.jp/75723/
で、確認しました。
『The Gouster』ですが、「Win」と「Fascination」が入っていないんですね。
Side 1
1. John, I’m Only Dancing (Again)
2. Somebody Up There Likes Me
3. It’s Gonna Be Me
Side 2
1. Who Can I Be Now?
2. Can You Hear Me
3. Young Americans
4. Right
私は今まで、アルバム「Young Americans」の完成間際、「Who Can I Be Now?」と「It’s Gonna Be Me」が「Across The Universe」と「Fame」に差し替えられたと思っていたのですが、「Win」と「Fascination」も追加されたんですね。
それとも「Win」と「Fascination」が存在するバージョンもあったんでしょうか?
……
「FIVEYEARS 1969〜1973」から想像すると
Diamond Dogs/ダイアモンドの犬
David Live/デヴィッド・ボウイ・ライヴ
Young Americans/ヤング・アメリカンズ
Station To Station/ステイション・トゥ・ステイション
The Gouster
ということになるんでしょうか?
デヴィッド・ボウイのソウル期ということですね。
まさか
Changesonebowie/チェンジズ・ワン・ボウイ
は、入らないでしょうね。
記念盤が出たばっかりだし。
いずれにしても楽しみです。正式発表を待ちましょう。
たこべいさん、「1974〜1976」ですから、「ダイアモンドの犬」から「ステ・ステ」までですよね。
「リコール2」にはどんな曲がはいるんでしょうね。
aladdindogsさん、私もそれが最も気になってます。
Linさん、あと「ナッソー・ライブ」も入るかも知れませんね。
ああ、「ナッソー・ライブ」がありましたね。
ますます。楽しみです。
「ステイション・トゥ・ステイション」BOXのデラックス・エディションに入っていた全音源がこのボックスに収められることを切に希望します。
今日、ボックスセット「Who Can I Be Now? (1974 – 1976)」の詳細が発表されましたね。
「デビッド・ライブ」と「ステ・ステ」がオリジナルとリミックスで2枚、「ナッソー・ライブ」、「リコール2」で遂に「REBEL REBEL」のシングル・バージョン。
発売は9月。
今回はアナログ盤のBOXも出るんですね。アナログ勢力拡大です。
「リコール2」を早く聴きたいです。
気が早いですが、来年発売の第3弾「1977〜1989」で「ロウ」〜「ティンマシーン」が出てBOXシリーズ終了でしょうか。
うーむ。その次も同じようなボックスセットが出そうな気もしますが…
何がボーナスになるのかが問題ですね。
日本では「ブラック・タイ・ホワイト・ノイズ」〜「アワーズ」までワーナーから出ましたが、海外でパーロフォンなのかどうかわからないので今回のBOXシリーズでは出ないのではないかと思いました。
あと、間の「ティンマシーンⅡ」と「ティンマシーン・ライブ」はどうなってしまうのかと。
いずれにしても、オリジナル・アルバム+アルバム未収録のBOXは終わりでしょう。今回のBOXシリーズがほぼアンソロジーに近い形なので、あと出すとしたら、未発表音源集でしょうか。
「ティンマシーンⅡ」と「ティンマシーン・ライブ」は今までのキャリアでは忘れ去られたかっこうですね。
「ネバー・レット・ミー・ダウン」を出すくらいなら「ティンマシーンⅡ」と「ティンマシーン・ライブ」を出して欲しいですが、この2枚はレコード会社がちがうんでしたっけ?
……
「ブラック・タイ・ホワイト・ノイズ」以降の未発表音源は多くないかもしれませんね。
しかし「ザ・ネクスト・デイ」の時にはたくさん曲を作って選んだという話もありましたので、そこが期待目でしょうか?
とりあえず、以下のリハーサル音源を楽しみました。
デヴィッド・ボウイ、自ら「商業的な自殺行為」と評したツアーのリハーサル音源が公開に(NME)
http://nme-jp.com/news/23599/
1995年に行われたアウトサイド・ツアーのリハーサルの様子です。