書籍の電子化・自炊のはじめ方
【PR】本ページはプロモーションが含まれています。

デヴィッド・ボウイ ベスト・ソングズ10(No.03:カバー曲・キャリア後期)

デヴィッド・ボウイの世界

cover1

デヴィッド・ボウイは数々のカバー曲をスタジオ・アルバムに収めてきました。

複数のカバー曲が収録されているアルバムもあります。
それらのカバー曲は埋め合わせとして収録されたものではありません。
デヴィッド・ボウイが昔から好きだったものや、オリジナルより数倍も素晴らしいものに再生されたものです。

このページでは、私の好きなカバーソングをピックアップしてみたいと思います。
曲を書き留めていくと20曲を越える数になりましたので、ページを2つに分けて10曲ずつピックアップします。

今回はデヴィッド・ボウイの全キャリアの中で新しいアルバムものからのピックアップです。

スポンサーリンク

Try Some, Buy Some

リアリティ

アルバム:Realityより


ジョージ・ハリスンの曲。

アルバム「リアリティ」はロックな曲が多数収録されているのですが、この曲は違います。
物静かな郷愁を誘う曲は箸休めのようにおさめられていて、次のタイトル曲「Reality」を引き立てるかのようです。

ボウイはこの曲をアルバム「トゥナイト」におさめる予定でした。

スポンサーリンク

Pablo Picasso

リアリティ

アルバム:Realityより


ジョナサン・リッチマンの曲。

原曲はあまりイカしてない、どんよりとした曲です。
デヴィッド・ボウイはこの曲をフラメンコとロックを融合させたような、モダンなオルタナティブ・ロックに仕立てなおしました。

原曲とボウイの曲を聞きくらべると、ボウイのセンスの良さが分かります。

スポンサーリンク

Took a Trip On a Gemini Spaceship

ヒーザン

アルバム:Heathenより


この曲は「デヴィッド・ボウイの宇宙モノ」のページでも取り上げました。
レジェンダリー・スターダスト・カウボーイの曲です。

レジェンダリー・スターダスト・カウボーイの気だるいボーカルと宇宙っぽい演出の原曲は、今ではとても聴けません。(レジェンダリー・スターダスト・カウボーイのファンの方、ごめんなさい)

しかし、デヴィッド・ボウイはテクノサウンドとして見事な曲に仕立て上げています。
ボウイのサックスもカッコイイ。

I’ve Been Waiting For You

ヒーザン

アルバム:Heathenより


ニール・ヤングの曲。

「全楽曲中からのピックアップ」でも取り上げています。
曲順が多分に影響した結果とはいえ、この最高の曲がデヴィッド・ボウイのオリジナル曲ではないことが少し悔しくもあります。

ニール・ヤングの原曲も素晴らしいと思います。

Cactus

ヒーザン

アルバム:Heathenより


ピクシーズの曲。

アルバム「Heathen」には3曲ものカバー曲がおさめられています。
それらの3曲ともオリジナル曲をしのぐ完成度でカバーされていることが興味深いです。

I Know It’s Gonna Happen Someday

ブラック・タイ・ホワイト・ノイズ

アルバム:Black Tie White Noiseより


モリッシーの曲。
この原曲はミック・ロンソンがプロデュースしたアルバム「ユア・アーセナル」に収録されています。

原曲の面白いのは、ボウイの「Rock ‘N’ Roll Suicide」のメロディーがエンディングを飾っていることです。

ロンソンがプロデュースしたからでしょうか?

Nite Flights

ブラック・タイ・ホワイト・ノイズ

アルバム:Black Tie White Noiseより


ウォーカー・ブラザーズの曲。

原曲もいいです。

I Feel Free

ブラック・タイ・ホワイト・ノイズ

アルバム:Black Tie White Noiseより


クリームの曲。

クリームの曲には時代を感じます。
この曲で特筆すべきは、ミック・ロンソンの最後のパフォーマンスだということです。

Working Class Hero

ティン・マシーン

アルバム:Tin Machineより


ジョン・レノンの曲。

ティン・マシーンの荒々しいロックサウンドは原曲がジョン・レノンだということを忘れさせます。
ジョン・レノンのアコースティックギターの味わいをティン・マシーンに求めるのは無理というものです。

God only knows

トゥナイト

アルバム:Tonightより


ビーチ・ボーイズの曲。

原曲はビーチ・ボーイズの代表曲で、今聴いてもしっとりとしたいい曲です。
ボウイのバージョンは、アルバム「トゥナイト」が嫌いなせいか、あまりいい出来とは思えません。

ここで取り上げた理由は、デヴィッド・ボウイがプロデュースしたアヴァ・チェリーのアルバム「The Astronettes Sessions」にも収録されていたからです。

ボウイはこの曲にご執心のようで、アヴァ・チェリーのバージョンは、まずまずよい仕上がりになっています。

最後に

キャリア・後期のカバー曲はアルバム「Reality」と「Heathen」からの5曲が最高です。

5曲のみにしようかと思いましたが、キャリア前期のカバー曲をたくさん取り上げたかったので10曲としました。

キャリア・前期のピックアップは、カバーアルバム「Pin Ups」以外にも優れた曲がいっぱいあります。

© bluelady.jp


コメント

タイトルとURLをコピーしました