Photo by Feast of Music
2016年も後半、ここに来ていよいよデヴィッド・ボウイ関連のニュースが慌ただしくなってきました。
その一つはデヴィッド・ボウイの未発表曲が収録されるアルバム「ラザルス」のリリースです。
「ラザルス」については次回にゆずるとして、今回はダニー・マッキャスリンのニューアルバムの話題です。
ビヨンド・ナウ(Beyond Now)
Beyond Now [国内盤解説付] image by Amazon
サックス奏者ダニー・マッキャスリンのニューアルバムが出ます。
そして、そのアルバムにはデヴィッド・ボウイの「ワルシャワの幻想(Warszawa)」と「A Small Plot Of Land(アルバム:Outside)」が収録されることが分かっています。
収録曲は以下。
Beyond Now
- Shake Loose
- A Small Plot of Land
- Beyond Now
- Coelacanth 1
- Bright Abyss
- FACEPLANT
- Warszawa
- Glory
- Remain
注目なのは2.A Small Plot Of Landと7.Warszawaです。
……
ダニー・マッキャスリンのバンドメンバーであるジェイソン・リンドナー(keyboards)、ティム・ルフェーヴル(electric bass)、マーク・ジュリアナ(drums)がデヴィッド・ボウイのアルバム「★(Black Star)」の中核バンドになっていることはよく知られています。
ダニー・マッキャスリンとバンドメンバーについては以下の記事に詳しく書いていますので、ご参照下さい。
マッキャスリンのニューアルバムにはベン・モンダーは参加していませんので、「★」とは違ったサウンドになることが予想されます。
しかし、彼らがデヴィッド・ボウイの「★」に影響を受け、しかも「ワルシャワの幻想(Warszawa)」と「A Small Plot Of Land」を演奏したとあっては見逃すわけにはいかないでしょう。
すでにジェイソン・リンドナー、ティム・ルフェーヴル、マーク・ジュリアナらが参加したマッキャスリンのアルバムには「Casting for Gravity」があります。
Casting for Gravity image by Amazon
これを聴くとデヴィッド・ボウイのサウンドをそのまま期待することはできませんが、面白いことは確かです。
……
同じような試みを行ったアーティストにはディラン・ハウがいます。
サブテラニアン 〜ベルリン期ボウイの新解釈 image by Amazon
2014年発表のアルバムで、収録曲以下。
Subterranean
- Subterraneans
- Weeping Wall
- All Saints
- Some Are
- Neuköln – Night
- Art Decade
- Warszawa
- Neuköln – Day
- Moss Garden
実は私はこのアルバムがあまり好きではありません。
デヴィッド・ボウイの「Warszawa」は陰鬱なのがいいのであって、このアルバムでは少し軽さが目立ちます。
ディラン・ハウの「Warszawa」にもサックスがメインで使われていますので、ダニー・マッキャスリンの「Warszawa」が、もし軽くなっていたら…と思うと恐ろしくもあります。
しかし、ひとまずマッキャスリンのニューアルバム「Beyond Now」を歓迎したいと思います。
もちろん予約してます。
9月18日日本先行発売予定です。
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コメント
マッキャスリンのワルシャワはこちらで聴けますね
https://soundcloud.com/motema-music/07-warszawa/s-lGqhF
なかなかオリジナルに忠実です^_^ ただヨーロッパがテーマの曲ですがアメリカ臭がプンプンします。
outsideのa small plot of landもいい味出てると思います。
J さん、ありがとうございます。
マッキャスリンのWarszawaとa small plot of landを聴きました。
これは納得の出来ですね。
a small plot of landが記事から漏れていたので、追加しておきます。
このアルバム早く来ないかな。