Photo by Werner Bayer
雨になると予想されたカナダGP。
また、ウォールが近いことからセイフティカーも懸念されましたが、荒れたレースになることなく、淡々と進んだレースでした。
見所はスタートのみ。
3番手スタートのフェラーリ・ベッテルはスタートが遅いメルセデス勢のインをつき、トップを奪い取ります。
さらにメルセデス勢はチームメイト同士で接触。
そのまま、トップを快走するベッテルに期待したのですが、不満の残る戦略であっさりトップをハミルトンに明け渡してしまいます。
参照 Race highlights – Canada 2016(formula1.com)
フェラーリのタイヤ交換は計画通り?
動画:ベッテルが好スタートでトップに、F1カナダGP 予選&決勝ハイライト #F1 #f1jp https://t.co/xnuKF2uf0u pic.twitter.com/WmLUm96qdO
— autosport web/オートスポーツweb (@AUTOSPORT_web) June 13, 2016
ジェンソン・バトンのエンジンブローによるバーチャルセイフティカーが解除された12周目、トップを快走していたベッテルはユーズドのウルトラソフトタイヤを捨て、スーパーソフトにスイッチします。
この行為がカナダGPの全てでした。
せっかくスタートでメルセデスの前に出たにも関わらず、自ら後退してしまったのです。
このまま走っていればどうなったのでしょうか?
ラップタイム的には変わらなかったのかもしれませんが、トップを走っていればベッテルとハミルトンの直接バトルが見られたはずです。
絶好のチャンスを捨てたようにも見えるフェラーリの戦略にはがっかりしました。
フェラーリにトップを守る意地を見せて欲しかったです。
何のために眠気をこらえて観戦したのか分からなくなるようなつまらないレースでした。
何も出来ないマクラーレン・ホンダ
【TopNews F1】 【ホンダF1】長谷川祐介「容赦のないサーキットにチャレンジ」/カナダGPプレビュー https://t.co/6MaSFSDLsB #F1JP pic.twitter.com/o7lUcCZAYO
— レッドブル・ホンダ NEWS (@F1JP_News) June 6, 2016
ストップ・アンド・ゴーのサーキットで直線も長く、燃費もきついジル・ヴィルヌーヴ・サーキットだけにマクラーレン・ホンダには厳しいレースになることは戦前から分かっていました。
しかし、わずか9周でジェンソン・バトンのエンジンがブローしてしまうとは思いもよりません。
バトンのICEは開幕から無交換だったのでしょうか?
いずれにしても突然のバトンの離脱は観戦の興味を削いでしまいました。
残るフェルナンド・アロンソは1ストップでソフトタイヤを50周以上も持たせる我慢の戦略を採用します。
昨年のフェラーリ・エンジンを積んだトロ・ロッソのクビアトにも長い周回数に渡り押さえ込まれる始末で、TV映像もほとんどありませんでした。
さらにトロ・ロッソのカルロス・サインツが2ピット戦略でアロンソより上位だったのが解せません。
マクラーレン・ホンダはエンジンがダメなのですから、もっとアグレッシブにせめて欲しかったです。
2トークンを使ったターボチャージャーの改良も意味がありません。
いつになったら、まともに戦えるようになるのでしょうか?
結果
F1 2016 第7戦 カナダGP – 全70周(2016.6.12)
パワーサーキットではウィリアムズも強さを発揮しますね。
今までの不調が嘘のようです。
順位 | ドライバー | チーム | ポイント |
---|---|---|---|
1 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 25 |
2 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 18 |
3 | バルテリ・ボッタス | ウィリアムズ | 15 |
4 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 12 |
5 | ニコ・ロズベルグ | メルセデス | 10 |
6 | キミ・ライコネン | フェラーリ | 8 |
7 | ダニエル・リカルド | レッドブル | 6 |
8 | ニコ・ヒュルケンベルグ | フォース・インディア | 4 |
9 | カルロス・サインツ | トロ・ロッソ | 2 |
10 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア | 1 |
11 | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン | |
12 | ダニール・クビアト | トロ・ロッソ | |
13 | エステバン・グティエレス | ハース | |
14 | ロマン・グロージャン | ハース | |
15 | マーカス・エリクソン | ザウバー | |
16 | ケビン・マグヌッセン | ルノー | |
17 | パスカル・ウェーレイン | マノー | |
18 | フェリペ・ナッセ | ザウバー | |
19 | リオ・ハリアント | マノー | |
r(35) | フェリペ・マッサ | ウィリアムズ | |
r(16) | ジョリオン・パーマー | ルノー | |
r(9) | ジェンソン・バトン | マクラーレン |
ドライバーズ・ランキング
ルイス・ハミルトンが調子を取り戻しました。
今年、ロズベルグがチャンピオンを取れないようなら他チームに移籍することをすすめます。
順位 | ドライバー(チーム:No) | ポイント |
---|---|---|
1 | ニコ・ロズベルグ(メルセデス:6) | 116 |
2 | ルイス・ハミルトン(メルセデス:44) | 107 |
3 | セバスチャン・ベッテル(フェラーリ:5) | 78 |
4 | ダニエル・リカルド(レッドブル:3) | 72 |
5 | キミ・ライコネン(フェラーリ:7) | 69 |
6 | マックス・フェルスタッペン(レッドブル:33) | 50 |
7 | バルテリ・ボッタス(ウイリアムズ:77) | 44 |
8 | フェリペ・マッサ(ウイリアムズ:19) | 37 |
9 | セルジオ・ペレス(フォース・インディア:11) | 24 |
10 | ダニール・クビアト(トロ・ロッソ:26) | 22 |
11 | ロマン・グロージャン(ハース:8) | 22 |
12 | フェルナンド・アロンソ(マクラーレン:14) | 18 |
13 | ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア:27) | 18 |
14 | カルロス・サインツ(トロ・ロッソ:55) | 18 |
15 | ケビン・マグヌッセン(ルノー:20) | 6 |
16 | ジェンソン・バトン(マクラーレン:22) | 5 |
17 | ストフェル・バンドールン(マクラーレン:47) | 1 |
– | エステバン・グティエレス(ザウバー:21) | [11] |
– | ジョリオン・パーマー(ルノー:30) | [11] |
– | マーカス・エリクソン(ザウバー:9) | [12] |
– | パスカル・ウェーレイン(マノー:94) | [13] |
– | フェリペ・ナッセ(ザウバー:12) | [14] |
– | リオ・ハリアント(マノー:88) | [15] |
コンストラクターズ・ランキング
マクラーレンにはトロ・ロッソを上まわって欲しいですね。
順位 | チーム | ポイント |
---|---|---|
1 | メルセデス | 223 |
2 | フェラーリ | 147 |
3 | レッドブル | 130 |
4 | ウィリアムズ | 81 |
5 | フォース・インディア | 42 |
6 | トロ・ロッソ | 32 |
7 | マクラーレン | 24 |
8 | ハース | 22 |
9 | ルノー | 6 |
10 | ザウバー | [12] |
11 | マノー | [13] |
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