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ホンダはついにエンジンアップグレードのため2つのトークンを使用して、ターボチャージャーに改良を加えました。
ターボチャージャーはエネルギー回生の主要部分であることから、ストップ・アンド・ゴーのパワーサーキットで知られるカナダ、ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで飛躍的な進化が期待されたのですが…
カナダGP予選:Q2
カナダGPは日本時間で深夜になってしまうので、眠気眼をこすりながら予選をネット観戦です。
今のマクラーレン・ホンダはQ1突破は問題ありません。
マノー、ザウバー、ルノーはマクラーレン・ホンダより確実に劣っています。
最後尾を争っていた昨年とは大きな違いですね。
しかし、Q2を突破出来るかが大問題。
過去2戦でフェルナンド・アロンソがQ3に進出していますが、常にギリギリの状態です。
チームメイトのジェンソン・バトンはまだQ3に進出したことがありません。
……
Q2が始まってすぐ、トロ・ロッソのカルロス・サインツが最終シケインを脱出後、曲がりきれず赤旗になってしまいました。
その時点で、マクラーレン・ホンダはアロンソ、バトン共にアタックしておらず、また、不本意な予選で終わってしまうのかひやひやしました。
…が、無事アタックが開始されます。
しかし、時間が進むにつれ、マクラーレン・ホンダの2人のドライバーはノックアウトの順位に押し出されていきます。
……
Q2タイムアップ間際、新品のウルトラソフトを履いてタイムアタックした、マクラーレン・ホンダ勢は、アロンソがからくも10番手でQ2を突破!
この結果に安堵させられました。
マクラーレン・ホンダは10番手がやっと
この3戦ともにアロンソのみがQ3に進出していますが、チーム力からみると、メルセデス、フェラーリ、レッドブルは完全に上です。
また、ウイリアムズ、フォース・インディアもマクラーレン・ホンダを上まわっているように思えます。
さらにトロ・ロッソはマクラーレン・ホンダよりシャシー性能が上のようです。
このような状況ではコース特性とアロンソのスキルに頼ってもQ3進出は難しいのは仕方がありません。
トークンを使用したターボ・チャージャーのアップグレードで少しは改善するかと期待しましたが、少なくとも予選のペースでは戦いようがありません。
Q3進出は奇蹟に近い結果です。
残り12トークンで他のマニュファクチャラーを上まわる改善を期待するしかありません。
予選結果
ケビン・マグヌッセンはフリー・プラクティスでシャシーを大破。
予選に出走できませんでした。
順位 | ドライバー | チーム | タイム |
---|---|---|---|
1 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1’12.812 |
2 | ニコ・ロズベルグ | メルセデス | 1’12.874 |
3 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 1’12.990 |
4 | ダニエル・リカルド | レッドブル | 1’13.166 |
5 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1’13.414 |
6 | キミ・ライコネン | フェラーリ | 1’13.579 |
7 | バルテリ・ボッタス | ウィリアムズ | 1’13.670 |
8 | フェリペ・マッサ | ウィリアムズ | 1’13.769 |
9 | ニコ・ヒュルケンベルグ | フォース・インディア | 1’13.952 |
10 | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン | 1’14.338 |
11 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア | 1’14.317 |
12 | ジェンソン・バトン | マクラーレン | 1’14.437 |
13 | ダニール・クビアト | トロ・ロッソ | 1’14.457 |
14 | エステバン・グティエレス | ハース | 1’14.571 |
15 | ロマン・グロージャン | ハース | 1’14.803 |
16 | カルロス・サインツ | トロ・ロッソ | 1’21.956 |
17 | ジョリオン・パーマー | ルノー | 1’15.459 |
18 | パスカル・ウェーレイン | マノー | 1’15.599 |
19 | マーカス・エリクソン | ザウバー | 1’15.635 |
20 | フェリペ・ナッセ | ザウバー | 1’16.663 |
21 | リオ・ハリアント | マノー | 1’17.052 |
22 | ケビン・マグヌッセン | ルノー | – |
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