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サーキット・オブ・ジ・アメリカズはロングストレートと高速コーナーを擁するサーキットで、余所のサーキットをそのまま真似たようなコーナーもあわせるとストップ・アンド・ゴーのサーキットと言えそうです。
どちらかというとエンジンパワーがものをいうサーキットですね。
それは、予選の結果を見れば明らかです。
しかし、予選でQ1、Q2で敗退したマクラーレン・ホンダはフェルナンド・アロンソ5位、ジェンソン・バトン9位という好成績を残しました。
日本GPとは一体何が違っていたのでしょうか?
参照 Race highlights – United States 2016(formula1.com)
上位陣のトラブル
日本GPとUS GPの大きな違いは完走率です。
日本GPでは全車完走しています。
しかし、今回のUS GPではマクラーレン・ホンダの上位に来るであろう有力チームのトラブルが目立ちました。
リタイアは以下の4選手です。
- キミ・ライコネン(フェラーリ)
- マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
- ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)
- エステバン・グティエレス(ハース)
エステバン・グティエレスを除いても、いずれもマクラーレン・ホンダの上を行く車です。
これらの全てが完走していたら、ジェンソン・バトンの入賞はあり得なかったでしょう。
ボッタスもヒュルケンベルグとの接触で下位に沈んでいますし、かなり幸運に恵まれた結果と言えます。
あまり喜んでもいられないでしょう。
マクラーレン・ホンダのドライバーがすごい
とは言え、今回のUS GPはマクラーレン・ホンダのファンにとっては胸のすくようなレース展開でした。
スタートでは、ジェンソン・バトンのジャンプ・アップが目立ちました。
ヒュルケンベルグの接触による混乱に乗じて、19番手から一気に11番手まで挽回し、直ぐに入賞圏内の10番手を走行していました。
また、レース終盤ではフェルナンド・アロンソが前を行くフェリペ・マッサとカルロス・サインツを次々にパスし、ベッテルに続く5位というポジションで10ポイントを獲得しています。
どちらのドライバーも経験豊富で、ここぞというところで活躍してくれます。
両者ともスタートが上手いので、決勝レースではよい結果をもたらしています。
次のメキシコでもドライバーのパフォーマンスに期待したいと思います。
結果
F1 2016 第18戦 US GP サーキット・オブ・ジ・アメリカズ – 全56周(2016.10.23)
ハースのグロージャンが入賞してよかったですね。
順位 | ドライバー | チーム | ポイント |
---|---|---|---|
1 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 25 |
2 | ニコ・ロズベルグ | メルセデス | 18 |
3 | ダニエル・リカルド | レッドブル | 15 |
4 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 12 |
5 | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン | 10 |
6 | カルロス・サインツ | トロ・ロッソ | 8 |
7 | フェリペ・マッサ | ウィリアムズ | 6 |
8 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア | 4 |
9 | ジェンソン・バトン | マクラーレン | 2 |
10 | ロマン・グロージャン | ハース | 1 |
11 | ケビン・マグヌッセン | ルノー | |
12 | ダニール・クビアト | トロ・ロッソ | |
13 | ジョリオン・パーマー | ルノー | |
14 | マーカス・エリクソン | ザウバー | |
15 | フェリペ・ナッセ | ザウバー | |
16 | バルテリ・ボッタス | ウィリアムズ | |
17 | パスカル・ウェーレイン | マノー | |
18 | エステバン・オコン | マノー | |
r(38) | キミ・ライコネン | フェラーリ | |
r(28) | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | |
r(16) | エステバン・グティエレス | ハース | |
r(1) | ニコ・ヒュルケンベルグ | フォース・インディア |
ドライバーズ・ランキング
キミ・ライコネンはチームのミスでベッテルにポイントで逆転されてしまいました。
アンセーフリリースとは情けない。
順位 | ドライバー(チーム:No) | ポイント |
---|---|---|
1 | ニコ・ロズベルグ(メルセデス:6) | 331 |
2 | ルイス・ハミルトン(メルセデス:44) | 305 |
3 | ダニエル・リカルド(レッドブル:3) | 227 |
4 | セバスチャン・ベッテル(フェラーリ:5) | 177 |
5 | キミ・ライコネン(フェラーリ:7) | 170 |
6 | マックス・フェルスタッペン(レッドブル:33) | 165 |
7 | セルジオ・ペレス(フォース・インディア:11) | 84 |
8 | バルテリ・ボッタス(ウイリアムズ:77) | 81 |
9 | ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア:27) | 54 |
10 | フェルナンド・アロンソ(マクラーレン:14) | 52 |
11 | フェリペ・マッサ(ウイリアムズ:19) | 49 |
12 | カルロス・サインツ(トロ・ロッソ:55) | 38 |
13 | ロマン・グロージャン(ハース:8) | 29 |
14 | ダニール・クビアト(トロ・ロッソ:26) | 25 |
15 | ジェンソン・バトン(マクラーレン:22) | 21 |
16 | ケビン・マグヌッセン(ルノー:20) | 7 |
17 | ジョリオン・パーマー(ルノー:30) | 1 |
18 | パスカル・ウェーレイン(マノー:94) | 1 |
19 | ストフェル・バンドールン(マクラーレン:47) | 1 |
– | エステバン・グティエレス(ザウバー:21) | [11] |
– | マーカス・エリクソン(ザウバー:9) | [12] |
– | フェリペ・ナッセ(ザウバー:12) | [12] |
– | リオ・ハリアント(マノー:88) | [15] |
– | エステバン・オコン(マノー:31) | [16] |
コンストラクターズ・ランキング
コンストラクターズはメルセデスの制覇が決定しました。
順位 | チーム | ポイント |
---|---|---|
1 | メルセデス | 636 |
2 | レッドブル | 400 |
3 | フェラーリ | 347 |
4 | フォース・インディア | 138 |
5 | ウィリアムズ | 130 |
6 | マクラーレン | 74 |
7 | トロ・ロッソ | 55 |
8 | ハース | 29 |
9 | ルノー | 8 |
10 | マノー | 1 |
11 | ザウバー | [12] |
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