大荒れのF1アゼルバイジャンGPはレッドブルの同士討ちを含めた7台がリタイア。
セーフティカー導入時にウイービング中にクラッシュしてしまったグロージャンやトップを走行していたのにデブリを踏んでタイヤバーストしてしまったボッタスなど、あり得ないことがたくさん起こりました。
超高速区間と超低速区間が同居するバクー市街地サーキットは、毎年面白いです。
ホンダはパワー不足を露呈した
決勝レースはオープニングラップ、ライコネンとオコンのクラッシュでいきなりセーフティカーとなってしまいます。
さらにシロトキンとアロンソが接触。シロトキンはリタイア、アロンソもタイヤがバーストしてしまってピットインせざるを得なくなりました。
シロトキンはアロンソに批難されています。
その混乱に乗じてトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーはポイント圏内まで順位をアップ。セイフティカー解除後には一時7位を走行していました。
ところが、徐々に順位を下げます。
ガスリーがルノーのヒュルケンベルグにストレートで簡単に抜かれたことはショッキングでした。
ホンダエンジンはルノーエンジンに負けていることを印象づけられました。
さらにストロールやルクレールにまで抜かれ、ホンダエンジンの非力さを露呈してしまったのです。
このエンジンパワーではホンダは今年も苦しいです。
次のアップデートでストレートで戦えるようになるかを見てみないといけないでしょう。
ハートレーが初ポイント
終盤のセーフティカー空けにポイント圏内を走行していたガスリーとマグヌッセンが接触。間隙をぬってブレンドン・ハートレーが10位でフィニッシュしています。
これまでのレースでガスリーに負け続けていたハートレーなので、このポイントはうれしかったでしょう。
ポジティブな発言が多いハートレーには、これからもいい成績を残して欲しいと思います。
結果
F1 2018 第4戦 アゼルバイジャンGP バクー市街地サーキット – 全51周(2018.4.29)
超低速区間と超高速区間がある。
スタート後、90度のコーナーが4つ繫がっていてアクシデントが起きやすいサーキット。
セッティングを超低速区間に合わせるか、高速のストレートに合わせるか微妙で、バランスが難しい。
ただし、エンジンパワーのあるストレートに強い車が良い成績を残す傾向が見られるので、パワーサーキットといえるだろう。
順位 | ドライバー | チーム | ポイント |
---|---|---|---|
1 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 25 |
2 | キミ・ライコネン | フェラーリ | 18 |
3 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア | 15 |
4 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 12 |
5 | カルロス・サインツ | ルノー | 10 |
6 | シャルル・ルクレール | ザウバー | 8 |
7 | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン | 6 |
8 | ランス・ストロール | ウィリアムズ | 4 |
9 | ストフェル・バンドーン | マクラーレン | 2 |
10 | ブレンドン・ハートレー | トロロッソ・ホンダ | 1 |
11 | マーカス・エリクソン | ザウバー | |
12 | ピエール・ガスリー | トロロッソ・ホンダ | |
13 | ケビン・マグヌッセン | ハース | |
r(48) | バルテリ・ボッタス | メルセデス | |
r(42) | ロマン・グロージャン | ハース | |
r(39) | ダニエル・リカルド | レッドブル | |
r(39) | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | |
r(10) | ニコ・ヒュルケンベルグ | ルノー | |
r(0) | エステバン・オコン | フォース・インディア | |
r(0) | セルゲイ・シロトキン | ウィリアムズ |
トップを走るベッテルにはセーフティカーが不運でした。
最後の突っ込みも失敗に終わり4位に沈みましたが、勝負をかける姿勢がベッテルらしかった。
レッドブルの同士討ちはどちらを責めるべきなのでしょうね?
フェルスタッペンかな?
グロージャンのウイービング中のクラッシュは、すこし恥ずかしい。
ここまでポイント無しなのはミスが多いせいでは?
ドライバーズ・ランキング
順位 | ドライバー(チーム:No) | ポイント |
---|---|---|
1 | ルイス・ハミルトン(メルセデス:44) | 70 |
2 | セバスチャン・ベッテル(フェラーリ:5) | 66 |
3 | キミ・ライコネン(フェラーリ:7) | 48 |
4 | バルテリ・ボッタス(ウイリアムズ:77) | 40 |
5 | ダニエル・リカルド(レッドブル:3) | 37 |
6 | フェルナンド・アロンソ(マクラーレン:14) | 28 |
7 | ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー:27) | 22 |
8 | マックス・フェルスタッペン(レッドブル:33) | 18 |
9 | セルジオ・ペレス(フォース・インディア:11) | 15 |
10 | カルロス・サインツ(ルノー:55) | 13 |
11 | ピエール・ガスリー(トロロッソ:10) | 12 |
12 | ケビン・マグヌッセン(ハース:20) | 11 |
13 | シャルル・ルクレール(ザウバー:16) | 8 |
14 | ストフェル・バンドーン(マクラーレン:2) | 8 |
15 | ランス・ストロール(ウイリアムズ:18) | 4 |
16 | マーカス・エリクソン(ザウバー:9) | 2 |
17 | エステバン・オコン(フォース・インディア:31) | 1 |
18 | ブレンドン・ハートレー(トロロッソ:28) | 1 |
– | ロマン・グロージャン(ハース:8) | [15] |
– | セルゲイ・シロトキン(ウイリアムズ:35) | [15] |
コンストラクターズ・ランキング
順位 | チーム | ポイント |
---|---|---|
1 | フェラーリ | 114 |
2 | メルセデス | 110 |
3 | レッドブル | 55 |
4 | マクラーレン | 36 |
5 | ルノー | 35 |
6 | フォース・インディア | 16 |
7 | トロロッソ・ホンダ | 13 |
8 | ハース | 11 |
9 | ザウバー | 10 |
10 | ウィリアムズ | 4 |
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