Photo by Artes Max
ホッケンハイムでのドイツGPの決勝は雨がらみのレースになりました。
最悪の結果に終わったのはフェラーリのベッテル。
トップを快走していたのに少しのブレーキングミスでクラッシュしてしまいました。
もっともラッキーだったのはメルセデスのルイス・ハミルトンで、14番手スタートながら優勝をものにしています。
これでイギリスGPの借りを返した結果になりました。
トロロッソ・ホンダにペース無し
ピエール・ガスリーは戦略的エンジン交換によって、最後尾からのスタート。
ハートレーも16番手からのスタートとなった、トロロッソ・ホンダ。
オープニングラップで順位を上げたはずのガスリーも気づけばしんがりを走っていました。
競争力は全く感じられません。
……
終盤の雨によってガスリーはウエットタイヤを選択し、ギャンプルに出ます。
それが失敗となって、15台中14位となってしまいました。
一方、ブレンドン・ハートレーはベッテルのクラッシュによるセイフティカーでポイント券内へ上昇。ウルトラソフトでしぶとく走り続け、11位フィニッシュしました。
10位のサインツがタイム加算ペナルティーを受けたことで1ポイントを獲得しています。
ハートレーがポイント券内を走っていてもハースやルノーのマシンを全く抑えられなかったことは嘆かわしいです。
ハートレーがポイントを獲得したのは第4戦アゼルバイジャンGP以来。
そのレースもボッタスとレッドブルの2台が(同士討ちで)リタイアした荒れたレースでした。
トロロッソ・ホンダのポイント獲得はうれしいのですが、満足感に乏しいポイントとなってしまいました。
F1なのだから速さでスカッとポイントを取ってきてほしいものです。
トロロッソ・ホンダの戦略的エンジン交換に疑問
ピエール・ガスリーのエンジン交換も疑問でした。
ハートレーも前戦でパワーユニットを交換しています。
これでスペック2のエンジンには余裕が生まれたわけですが、パフォーマンスの劣るエンジンがたくさんあってもしようがないのでは?
いつまでもスペック2を使わずスペック3を投入してもらいたいものです。
最近のトロロッソ・ホンダのレースはストレスたまります。
結果
F1 2018 第11戦 ドイツGP ホッケンハイムリンク – 全67周(2018.7.22)
中低速コーナーを組み合わせたパワー依存型のサーキット。(最近のF1はエンジンに依存するサーキットが多すぎる気がします。…かといって超高速ともいえない中途半端な感じ)
順位 | ドライバー | チーム | ポイント |
---|---|---|---|
1 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 25 |
2 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 18 |
3 | キミ・ライコネン | フェラーリ | 15 |
4 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 12 |
5 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ルノー | 10 |
6 | ロマン・グロージャン | ハース | 8 |
7 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア | 6 |
8 | エステバン・オコン | フォース・インディア | 4 |
9 | マーカス・エリクソン | ザウバー | 2 |
10 | ブレンドン・ハートレー | トロロッソ・ホンダ | 1 |
11 | ケビン・マグヌッセン | ハース | |
12 | カルロス・サインツ | ルノー | |
13 | ストフェル・バンドーン | マクラーレン | |
14 | ピエール・ガスリー | トロロッソ・ホンダ | |
15 | シャルル・ルクレール | ザウバー | |
r(65) | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン | |
r(53) | ランス・ストロール | ウィリアムズ | |
r(51) | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | |
r(51) | セルゲイ・シロトキン | ウィリアムズ | |
r(27) | ダニエル・リカルド | レッドブル |
ハミルトンはピットエントリーとコースの白線を横切ったにも関わらず、ペナルティーはありませんでした。
この裁定については疑問です。判断基準が曖昧な気がします。
ダニエル・リカルドはエンジン交換したにも関わらず、トラブル。
やっぱりルノーエンジンもよくありません。
それにしてはワークスルノーは頑張ってます。
エンジンスペックが異なるのでは?
ベッテルは母国で残念でした。
ベッテルでもミスしてしまうんですね。
これでポイントリーダーがまたまた入れ替わってしまいました。
ドライバーズ・ランキング
順位 | ドライバー(チーム:No) | ポイント |
---|---|---|
1 | ルイス・ハミルトン(メルセデス:44) | 188 |
2 | セバスチャン・ベッテル(フェラーリ:5) | 171 |
3 | キミ・ライコネン(フェラーリ:7) | 131 |
4 | バルテリ・ボッタス(ウイリアムズ:77) | 122 |
5 | ダニエル・リカルド(レッドブル:3) | 106 |
6 | マックス・フェルスタッペン(レッドブル:33) | 105 |
7 | ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー:27) | 52 |
8 | フェルナンド・アロンソ(マクラーレン:14) | 40 |
9 | ケビン・マグヌッセン(ハース:20) | 39 |
10 | セルジオ・ペレス(フォース・インディア:11) | 30 |
11 | エステバン・オコン(フォース・インディア:31) | 29 |
12 | カルロス・サインツ(ルノー:55) | 28 |
13 | ロマン・グロージャン(ハース:8) | 20 |
14 | ピエール・ガスリー(トロロッソ:10) | 18 |
15 | シャルル・ルクレール(ザウバー:16) | 13 |
16 | ストフェル・バンドーン(マクラーレン:2) | 8 |
17 | マーカス・エリクソン(ザウバー:9) | 5 |
18 | ランス・ストロール(ウイリアムズ:18) | 4 |
19 | ブレンドン・ハートレー(トロロッソ:28) | 2 |
– | セルゲイ・シロトキン(ウイリアムズ:35) | [14] |
コンストラクターズ・ランキング
順位 | チーム | ポイント |
---|---|---|
1 | メルセデス | 310 |
2 | フェラーリ | 302 |
3 | レッドブル | 211 |
4 | ルノー | 80 |
5 | フォース・インディア | 59 |
6 | ハース | 59 |
7 | マクラーレン | 48 |
8 | トロロッソ・ホンダ | 20 |
9 | ザウバー | 18 |
10 | ウィリアムズ | 4 |
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