Photo by Nat Ch Villa
2001年ごろ、オルタナティブ・ロックにはまり、様々なアーティストを聴いていました。
その中にガービッジがいます。
このガービッジはニルヴァーナの名盤「ネバー・マインド」のプロデュースで知られるブッチ・ヴィグを中心とし、ロックアイコン、シャーリー・マンソンをボーカルに据えたバンドです。
2001年はアルバム「Beautiful Garbage」が発売された年で、このアルバムからガービッジに入ることになりました。
1999年の007「ワールド・イズ・ノット・イナフ」のテーマもガービッジが手掛けています。
YouTubeStrange Little Birds
ブッチ・ヴィグの得意とするグランジな感じのサウンドに、シャーリーの少し鼻にかかった美しいボーカルが引き立って、独特のオルタナティブ・ロックになっています。
007のテーマとアルバム「Beautiful Garbage」で完全にノックアウトされた私はファースト・アルバム「G」セカンド・アルバム「Version 2.0」と遡っていくことになりました。
Strange Little Birds(2016)
2016年6月最新アルバムが「ストレンジ・リトル・バーズ」です。
既にYoutubeで全曲公開されています。
CDに収録されていないボーナス曲の「Fucking with you」まで公開されていました。
YouTubeGarbage(ガービッジ公式Youtube)
YouTubeGarbage – Fucking with you (Bonustrack Strange Little Birds LP) Played on Vintage Recordplayer
「ストレンジ・リトル・バーズ」はダークな印象の際立つアルバムです。
オープニング曲の「Sometimes」などは「ジャカロープ(Jakalope)※」を思い起こさせます。
つまり、ゴシック・ロック、インダストリアル・ロックに近いということでしょう。
しかし、そこまで行っていないのが、ガービッジらしいところです。(惜しくもありますが…)
ここでのシャーリーは以前の鼻にかかったようなキュートなボーカルではなく、少ししゃがれたような声を聴かせてくれます。
……
以下で過去のアルバムをふり返ってみます。
※ジャカロープについては別ページで紹介したいと思います。
Not Your Kind of People(2012)
Not Your Kind of People image by Amazon
5thアルバムです。このアルバムは買ったのだけどあまり聴かなかったかもしれません。
相変わらずポップな感じで、あまり面白くなかった。
Bleed Like Me(2005)
原点に戻ろうとして戻り切れなかったという感じのアルバム。
Beautiful Garbage(2001)
Beautiful Garbage image by Amazon
このアルバムではじめてガービッジに出会いました。
もっともインパクトの高かったアルバムです。
グランジでありながらビューティフル。まさにタイトル通りのアルバムでした。
この年スペシャル・アルバム「Special Collection」も発売されていて、シャーリーの色ぽいボーカルを堪能しました。
Version 2.0(1998)
ファースト・アルバムと同様にニルバーナの女性版を狙ったようなアルバムだと思います。
「Beautiful Garbage」の後に聴いたので新鮮でした。
G(1995)
デビューアルバムです。
今聴くとキム・ワイルドみたいな感じがします。
この手のボーカルは結構たくさんいるのかも…
……
ガービッジは今作「ストレンジ・リトル・バーズ」が一番しっくりきます。
たぶん私がゴシックやインダストリアル系のサウンドを好む傾向があるからかもしれません。
「Not Your Kind of People」あたりで離れてしまったファンにも価値あるアルバムです。
© bluelady.jp
www.bluelady.jp – Recommended
※Amazonにリンクします。
コメント