「シン・ゴジラ」の制作発表が行われたのは2015年4月。
すでに1年以上が経過しています。
私が新しいゴジラ映画が始動したのを知ったのは昨年の冬でした。
半年以上が経過して、この情報も念頭から消え去っていました。
ところが先月「シン・ゴジラWalker」という本が出版されることを知って、またまた、「シン・ゴジラ」に興味を持つことになったのでした。
ゴジラ vs 自衛隊
今までのゴジラ映画でもゴジラは自然存在として巨大台風並みの扱われていました。
警戒警報や上陸警報が発令されるシーンが差し込まれています。
そのためにゴジラに対抗する組織は自衛隊を基盤にしています。
しかし、近年のゴジラ映画では対ゴジラ組織がどんどん高度化することになります。
GフォースやGグラスパー、特生自衛隊(対特殊生物自衛隊)等の組織があらわれます。
というのも、ゴジラを倒すための兵器が必要であって、並みの組織では特殊兵器を扱いようがありません。
特生自衛隊の3式機龍(メカゴジラ)が登場した際、メカゴジラファンだった私は小躍りして喜びました。
……
「シン・ゴジラ」はその流れの延長では無く、ゴジラが日本の社会に初めて登場したエピソードを描きます。
当然ゴジラに対する組織は初代ゴジラ同様、自衛隊です。
あるいは日本政府そのものと言えるかもしれません。
現代の日本にゴジラが現れたら?
そのシミュレーションを提供しているのが今回の映画「シン・ゴジラ」なのです。
……
日本人はいかにしてゴジラに対抗するのか?
その公開とエンディングを刮目するしかありません。
「シン・ゴジラWalker」
「シン・ゴジラ」の公開前の情報誌として発売されたのが「シン・ゴジラWalker」です。
樋口真嗣監督、メインキャストの石原さとみ・長谷川博己・竹野内豊らのインタビュー、過去のゴジラ作品の脚本を担当した大森一樹と金子修介のクロストーク…等が興味深い内容になっています
絵師・開田裕治×麻宮騎亜の対談や、造形師の竹谷隆之のインタビューもあります。
「シン・ゴジラ」の内容だけで無く、1954年の「ゴジラ」から2004年の「ゴジラ FAINAL WARS」までの詳しいデータもあります。
「シン・ゴジラ」はフルCGですが、着ぐるみ・特撮時代の良さも分かる企画ページも組まれています。
まさに、12年ぶりゴジラ復活の前夜祭的な内容になっています。
……
注意して欲しいのは、この本は2種類あることです。
ひとつは開田裕治の描くA2ポスターがついているもの。
もう一つは麻宮騎亜の描くA2ポスターついているものです。
私はこのことを知らず発売情報と共に注文してしまい、届いたのは開田裕治ポスター版でした。表紙の絵がポスターになっています。
麻宮騎亜ファンは、よく確かめてから購入して下さい。
ただ、麻宮騎亜ポスターの絵はこの本の見開きページに掲載されていますので、絵を見ることは出来ます。ポスターがいらない方はどちらでもいいでしょう。
【Amazon.co.jp限定】シン・ゴジラWalker 麻宮騎亜描きおろし特大A2ポスター付
ゴジラ・サウンド
私はゴジラといえばテーマ曲を思い出します。
ずいぶん前に「伊福部昭の芸術4 宙-SF交響ファンタジー」を買っていました。
構成曲は以下。
伊福部昭の芸術4 宙-SF交響ファンタジー
- SF交響ファンタジー第1番 ゴジラの動機
- SF交響ファンタジー第1番 間奏曲
- SF交響ファンタジー第1番 「ゴジラ」タイトル・テーマ
- SF交響ファンタジー第1番 「キングコング対ゴジラ」タイトル・テーマ
- SF交響ファンタジー第1番 「宇宙大戦争」夜曲
- SF交響ファンタジー第1番 「フランケンシュタイン対地底怪獣」バラゴンの恐怖
- SF交響ファンタジー第1番 「三大怪獣 地球最大の決戦」
- SF交響ファンタジー第1番 「宇宙大戦争」タイトル・テーマ
- SF交響ファンタジー第1番 「怪獣総進撃」マーチ
- SF交響ファンタジー第1番 「宇宙大戦争」戦争シーン
- SF交響ファンタジー第2番 「奇巌城の冒険」タイトル・テーマ
- SF交響ファンタジー第2番 「三大怪獣 地球最大の決戦」キングギドラのテーマ
- SF交響ファンタジー第2番 「キングコング対ゴジラ」格闘音楽
- SF交響ファンタジー第2番 「モスラ対ゴジラ」聖なる泉
- SF交響ファンタジー第2番 「大怪獣バラン」タイトル・テーマ
- SF交響ファンタジー第2番 「三大怪獣 地球最大の決戦」山岳音楽
- SF交響ファンタジー第2番 「キングコングの逆襲」逃走音楽
- SF交響ファンタジー第2番 「キングコングの逆襲」エレメントX
- SF交響ファンタジー第2番 「サンダ対ガイラ」自衛隊マーチ
- SF交響ファンタジー第2番 「空の大怪獣ラドン」飛行音楽
- SF交響ファンタジー第2番 「サンダ対ガイラ」自衛隊マーチ
- SF交響ファンタジー第3番 「怪獣総進撃」タイトル・テーマ
- SF交響ファンタジー第3番 「キングコングの逆襲」メカニコングのテーマ
- SF交響ファンタジー第3番 「キングコングの逆襲」愛のテーマ
- SF交響ファンタジー第3番 「海底軍艦」テーマ
- SF交響ファンタジー第3番 「キングコング対ゴジラ」キングコングの輸送
- SF交響ファンタジー第3番 「キングコング対ゴジラ」格闘音楽
- SF交響ファンタジー第3番 「海底軍艦」マーチ
- SF交響ファンタジー第3番 「地球防衛軍」マーチ
- 倭太鼓とオーケストラのためのロンド・イン・ブーレスク
古くからのゴジラファンには、たまらない内容になっています。
特に「ゴジラ」タイトル・テーマは誰もが知っている曲です。
また、「キングコング」など、ゴジラ以外の怪獣映画の思い出に浸ることもできるCDになっています。
伊福部昭ファンにはボックスセットも発売されているようです。
「ゴジラVSキングギドラ」もボックスセットに収録されています。
終わりに
「シン・ゴジラ」の公開にあわせてページを起こしてみると、自分でも気づかないうちにゴジラ・ファンになっていることに気づかされます。
以前、以下のような記事も書いていました。
「シン・ゴジラWalker」のゴジラ・アーカイブで確認すると、私のゴジラ熱は1964年の「三大怪獣 地球最大の決戦」のあたりから始まっているようです。
他にも以下のような作品に思い出があります。
- ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃(1969年)
- ゴジラ対メカゴジラ(1974年)
- ゴジラ×メカゴジラ(2002年)
今回の「シン・ゴジラ」がこの次に挙げられるような作品であることを期待して、ページを閉じることにします。
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コメント
初代「ゴジラ」は好きな映画オールタイムBEST10 に入ります。
初めて観たのは、確か1983年前後(社会人になってました)だったと思うのですが、
そのダークな印象に驚かされました。
今回のシンゴジラ、、金のかけ方がハリウッド版とは違うので、どうしても懐疑的になってます。ただ前評判が高く映画館で観るかどうか悩ましいところです。金子監督の「平成ガメラ」は好きだったし金さえかければいいというものではないのですが。
たこべい さん、ありがとうございます。
たぶん今回のゴジラは今までの日本のゴジラのように親しみのあるキャラクターでは無くなっている恐れがあります。
そういう意味では劇場に足を運んでいいのかどうか悩ましいですね。
昔からのゴジラファンにはつらいかもしれません。
私も実は劇場で観るかどうか迷ってます。
他に選択肢があったら見ないかも…
でも、期待していることは確かです。
私のように初代「ゴジラ」を経験したことの無い世代にとっては同じようなインパクトがあるかもしれません。
そこに期待感がありますね。
シンゴジラ観てきました。
パトレイバー2とエヴァと合体させて、ゴジラを標的にしたような印象です。
石原さとみは余計な気がしましたσ(^_^;)
ゴジラはかっこよかったです
Jさん、お久しぶりです。
シン・ゴジラ評判いいですね。
私は石原さとみファンなのですが…
合わなかったでしょうか?