Photo by Takayuki Suzuki
最近の仕事現場ではやたらとAIやIoTといった言葉が飛び交っています。
特にメーカー系の企業に取材に入ると顕著です。
しかし、そのような企業が現実にAIやIoTに対応しているかというと、まだまだで長期計画の一つだったりして、残念な思いをすることの方が多かったりします。
そうした日常を過ごしていると、AIやIoTはまだまだ身近に感じるまでには時間がかかりそうだと思っていたところでした。
しかし、そんな思い込みが大きな間違いだったことに気づくことになります。
ホンダF1がIBMのコグニティブIoTを採用
ここで新しく「コグニティブ」という言葉を学習したのですが、簡単にいうと「認知することから推論し解答を導くようなシステム」をいいます。
私などはまだ、理解不足なので、「コグニティブ」と「人工知能」の違いがはっきりとは分からないでいます。
IBMは既に「Watson」というコグニティブシステムを持っていてクイズに挑戦したりしていますので、ますます「人工知能」との区別はつけがたいです。
そんな私ですが、ホンダF1がIBMとコラボしてコグニティブIoTをパワーユニットの分析に利用しているということを知って、F1の先進性に驚きました。
パワーユニットの異常検出や残燃料の予測などにもこのIBMの技術が使われています。
世界中を転戦するF1とホンダの開発拠点「本田技術研究所HRD-Sakura」を結びつけることを考えるとIoT技術は必然なのかもしれません。
普通に暮らしていると必要のないテクノロジーも極限の世界では常に必要とされているということをしっかりと認識している必要があります。
ホンダF1とIBMのコグニティブIoTのことを知って、最先端技術が目に見えないところで使われているということを踏まえて日常の生活を送らなければいけないと、あらためて気づかされました。
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