2018年はホンダからルノーエンジンに切り替えてF1に参戦したマクラーレン。
この変更でフェルナンド・アロンソをつなぎ止められると思っていたかもしれませんが、結果はルノーワークスチームにも惨敗。
アロンソはF1から身を引いてしまいました。
結局、マクラーレンのシャシーがダメだったことが明るみに出てしまったのです。
アロンソは以前からホンダエンジンを批判し続け「GP2エンジン」とまで、ののしったのですから、インディでもホンダと関係を続けるわけにはいかなかったのでしょうか?
アロンソは本当にエンジンだけに問題があると思っていたのか?
今でもはっきりしないことは、アロンソがマクラーレンのパフォーマンス不足を、本当にホンダエンジンのせいだけだと思っていたのかということです。
アロンソほどの経験豊かなドライバーがエンジン性能とシャシー性能をきちんと把握してなかったとは考えづらいのです。
確かに2017年のホンダエンジンは信頼性もパワーも足りなかったことは間違いなかったでしょう。
しかし、アロンソからシャシーがダメだといったコメントは聞いたことがありません。
最高のシャシーの一つだと言い続けていたのです。
これがとても不可解です。
アロンソだけではなくジェンソン・バトンがチームにいながら、なぜシャシーのパフォーマンス不足を指摘できなかったのか、どうしても理解出来ません。
ホンダ VS シボレー
結局マクラーレンはパフォーマンス不足をホンダのせいだけにしてきたつけを今になって支払わされることになったのでしょうか。
2019年インディ500参戦にシボレーエンジンを選択することが発表されました。
……
さて、ホンダとシボレーはインディカーにおいてどちらが優れているのでしょうか?
実は2012年以来のホンダvsシボレーはシボレーが勝ち続けていました。
今年やっとホンダがマニュファクチャラーチャンピオンとなることができたのです。
2018年のインディカーエンジンは、ピークパワーのシボレー、ドライバビリティ・信頼性・燃費等の総合力のホンダという特徴があります。
シボレーは今年パワーが上がったものの信頼性を下げていました。
そのため、ホンダがマニュファクチャラーチャンピオンとなることが出来たのです。
マクラーレンがシボレーエンジンを選択した理由
マクラーレンの選択はホンダとの関係悪化による、やむを得ないものだったのでしょうか?
実はそうとも言えないのです。
歴史的にみれはシボレーエンジンの方が優っているように見えます。
さらにはエンジン特性からいってもシボレーの方がインディ500を戦うのに適しているのです。
インディ500のような高速オーバル戦においてはピークパワーが高い方が有利です。
空力パーツに違いが無くなった現在、インディ500だけに限ればパワー面でシボレーの方が有利といえるでしょう。(壊れなければという条件付きですが…)
マクラーレンは、この点を重視してシボレーエンジンを選んだのかもしれません。
……
いずれにせよ、インディ500で目立つオレンジ色のマシンが見られるのはよいことです。
佐藤琢磨を応援する予定ですが、アロンソも気になります。
また、来年もインディ500は盛り上がりそうです。
アロンソにはインディにフル参戦してもらいたいのですが、インディ500だけとは…残念です。
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