Photo by MIKI Yoshihito
「死んでも契約解除できない」漫画家・佐藤秀峰がkindleを訴えた裏側を語るという記事に引かれて知ったのが、佐藤秀峰の「Stand by me 描クえもん」です。
わけの分からないタイトルですが、自伝的なマンガ業界を描いた作品です。
参照 「死んでも契約解除できない」漫画家・佐藤秀峰がkindleを訴えた裏側を語る(ニコニコニュース)
こうした作品が増えたのは「バクマン。」がヒットした頃からではないでしょうか?
「バクマン。」が「マンガ業界は下手なフィクションより面白い」ということに気づかせてくれました。
そして、新たな「マンガもの」ともいうべきジャンルを成立させたかもしれないのです。
バクマン。
バクマン。 モノクロ版 20 (ジャンプコミックスDIGITAL) image by Amazon
いわずと知れたジャンプの大ヒット漫画です。
私がこれを読んだのはつい最近ですが、アニメ化されていますので、存在自体は知っていました。
風評からマンガ業界は厳しいという印象しか持っていませんでした。
しかし、その世界がここまで面白いということを、「バクマン。」が気づかせてくれたのです。
この作品を知った漫画家や業界関係者たちは自分たちの属する世界もまんざらでもないと思ったのではないでしょうか?
あるいは、作品として武器になると思ったのかもしれません。
激マン!
激マン! キューティーハニー編(1) (ニチブンコミックス) image by Amazon
「バクマン。」がヒットしてまもなく永井豪の自伝的マンガ「激マン!」が連載されています。
タイトルも似通っているので影響されたのはまちがいないでしょう。
この作品はこれまでに、「デビルマン編」「マジンガーZ編」が出ており、今は「キューティーハニー編」が連載中です。
永井豪の大ファンなので、既刊は全て読んでいます。
永井豪のヒット作が生まれた背景を描くと共に、それぞれの作品のリメイクが見所となっています。
「手天童子編」も、ぜひやって欲しいです。
Stand by me 描クえもん
Stand by me 描クえもん 1巻 image by Amazon
冒頭のニュースで知ったのがこの作品です。
最初に見たときタイトルが読めませんでした。「ねこくえもん?」…「かくえんもん」でした。
佐藤秀峰は「海猿」や「ブラックジャックによろしく」を読みました。
エンターテイメントというよりは社会派とよべる作家です。
今回のこの作品「バクマン。」とは真逆の作品となりそうです。
それだけに目が離せなくなりました。
続刊に期待します。
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