窪之内英策の作品集が出ていました。
窪之内英策のイラストが好きになったのは「illustration (イラストレーション) 2015年 12月」を読んでからです。
この本は窪之内英策の特集号で、2016年の窪之内カレンダーが付録でした。
窪之内英策の作風がとても気にいってしまったのですが、今までなぜかわかりませんでした。
窪之内英策の作品集「ラクガキノート」を買ってやっとその理由が分かりました。
窪之内英策作品集「ラクガキノート」
ラクガキノート 窪之内英策作品集 image by Amazon
この作品集は目新しいものではありません。
「illustration (イラストレーション) 2015年 12月」で窪之内イラストに触れていれば、ほとんど同じようなイラストがまとめてあるだけです。(私の印象ですが…)
illustration (イラストレーション) 2015年 12月号 image by Amazon
窪之内イラストはどれも美しいです。
それは鉛筆の軟らかい線が生きているからなのです。
最初に窪之内イラストに触れたときにはそのことに気づきませんでした。
今時パソコンを使ってないイラストなど無いと思い込んでいたからです。
輪郭を鉛筆で起こしていても彩色はパソコンを使っていると思い込んでいました。
が、「ラクガキノート」には「パソコンを持っていません」と書いてあったのです。
窪之内イラストに惹かれるのはアナログの良さなんだと、認識したのでした。
……
先ほどこの作品集には目新しさを感じないといいましたが、窪之内イラストに触れすぎているとそんな感じを受けると思います。
作品集はそんなものでしょう。
しかし、この「ラクガキノート」でしか見られない素晴らしさがあります。
それは…窪之内英策のメッセージの詰まったマンガです。
この作品集にはイラストレーターの心得を記した1ページマンガが掲載されているのです。
- ラクガキのススメ
- カンサツのススメ
- ニガオエのススメ
- シナヅクリのススメ
- ツナガルのススメ
の5作品です。
これからイラストレーターを志す方には是非読んでもらいたいと思います。
まず、パソコンがないと…という発想を切り替えてくれます。
パソコンがないと何も出来ないという生活から逃れたい…と思う私にはとても安心できる作品集でした。
おすすめです。
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