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高校生のころから松本零士ファンで氏のコミックのほとんどを読んできました。
いまでは無くしてしまった本もありますが、本が出る度に読んだことのないものかもしれないと物色してしまいます。
中身を確認出来ない本でダブって買ってしまったものも複数にのぼります。
この性癖は一生直らないでしょう。
松本零士 大宇宙ファンタジー
松本零士‾大宇宙ファンタジー‾ (別冊宝島 (982)) image by Amazon
押し入れを探索していて見つけたのが、この本です。
2004年に出版されています。
残念なことにもう新品を手に入れることはできないようです。
この本は松本零士の全ての作品を網羅し、解説した決定版です。
同じ種類の本は今では多数出版されているので、比べようがないですが、銀河鉄道999やキャプテンハーロックのような代表作から、OVAに至るまで緻密なデータで構成されています。
松本零士、本人の監修で作られているだけあって、宇宙理論やメーターの数まで多彩な企画が満載のファン必読の内容になっています。
松本零士の長編は終わらない
松本零士の長編コミックのほとんどは完結していません。
だいたいの代表作品が尻切れトンボになっています。
そのため松本零士の代表作でエンディングを思い出せるものがほとんどありません。
しかし、どれも終わらないのですから幸せなことなのかもしれないとも思っています。
私の好きな作品
「松本零士 大宇宙ファンタジー」を飛ばし読みしていたら、松本零士の私の好きな作品がピックアップできました。
代表作とは言えないかもしれませんがタイトルをあげてみます。
惑星ロボ ダンガードA
惑星ロボ ダンガードA (1) image by Amazon
この作品は全2巻というコンパクトなものです。
しかも、ダンガードAが登場するのは最後の一コマのみ。
しかし、この作品が松本零士には珍しく完結作品です。
ストーリーはちぐはぐですが、大好きな作品で、何度も読みました。
帰らざる時の物語
帰らざる時の物語―The tale of a time gone by (秋田文庫) image by Amazon
この作品はエロティック短編集の分類だと思います。
ハーロックの原型「宇宙戦艦デスシャドー」も収録されています。
ダイバー0
完全版 ダイバー0 (復刻名作漫画シリーズ) image by Amazon
私がこの作品をはじめて読んだのはキャプテンハーロックの特集雑誌だったと思います。
アンドロイドの苦悩を描いた傑作。
キャプテンハーロックも重要なキャラクターとして登場しています。
ミライザーバン
ミライザーバン 【コミックセット】 image by Amazon
この本は大好きだったことだけ覚えているのですが、どんなストーリーだったのか忘れてしまいました。
また、読んでみようと思います。
元祖大四畳半大物語
元祖大四畳半大物語 1 (朝日コミック文庫 ま 30-3) image by Amazon
松本零士の四畳半ものはたくさんありますが、この作品が最高傑作です。
サンコミックスから全6巻で発売されました。
朝日コミック文庫はダイジェストになっています。
おわりに
最近では松本作品の新刊が出ることは少なくなってしまいました。
しかし、昔の作品を読み返しても今もなお楽しむことができます。
「松本零士 大宇宙ファンタジー」を拾い読みしていると、まだ、読んだこともない古い松本作品を見つけてしまって驚きました。
そうした作品もすこしづつ読んでいきたいと思います。
たぶん全て読み切ることは不可能だと思います。
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